生理トラブルは我慢しないで!さまざまな女性の体の気がかりに答えるオンライン講座とは?
たとえば「生理痛がしんどいけれど、しかたないかな…」など、ちょっと気がかりな体のトラブルを抱えたとき、どうしていますか?
「気軽に相談したいけれど、婦人科にはいきにくい」多くの人がそう思うのではないでしょうか。そこで最近注目されているのがオンラインによる専門家の講座。今回はその中のひとつを編集部スタッフが受講してみました。
いったいどんな講座なの?
取材したオンライン講座の正式名称は「ウーマンウエルネスプログラム(JWWP)」。今回、スタッフが受講したテーマは「生理トラブルを知る・整える」。
女性の生涯の健康をサポートすべく、現代社会に生きる女性特有の不調や悩みを助産師がキャッチアップ。それを元に、さまざまなテーマの講座を配信する予定だと言います。
プログラムの特徴は?
1講座で1テーマを扱うのが基本。
今回は「知る」こと、「整える」ことを主軸に話がすすみました。
具体的には、テーマに掲げたトラブルが起こる原因、改善方法などを濵脇先生の丁寧な解説やアドバイスで「知る」ことからスタート。
トラブル改善につながるワークをその分野の専門家によるレクチャーで「整えて」いきます。こちらの講座はこの2つが同時に叶うのが特徴といえます。
毎回女性が気になるテーマを題材に、さまざまな助産師監修のもと、マッチした専門家とタッグを組み進行するそうで、改善に向けたセルフケア(整える)のレクチャーも。
この「整える」のワークを担当する専門家はテーマによって替わるそうです。
プログラムの具体的な流れ
講座の前半は、助産師による解説とアドバイスの時間。今回の講師、ウーマンウエルネスプログラム(JWWP)を主宰するジョセケン代表の助産師・濵脇文子先生が、省庁が作成したデータや独自に制作したスライドなどを用いて、生理トラブルのメカニズムをわかりやすく解説してくれたり、トラブルを軽減させるグッズ情報なども教えてくれました。
後半は、日本ピルビスワーク協会のインストラクター・立花みどり先生による、トラブル改善に向けた具体的なエクササイズやワークを体験する時間。最後に質疑応答の時間がありました。
濵脇先生の解説も立花先生によるワークも、笑いあり、拍手ありの楽しい雰囲気。
ピルビスワーク(骨盤呼吸体操)」は椅子に座ってできるエクササイズだと告知があったので、“楽勝〜”と思いきや汗だくだく…。
でも、やる気にさせる先生の声かけが楽しく、体もスッキリ! 今後は鍼灸やアロマテラピーなどのワークもあるそうです。
「肩や腰の痛みといった、我慢できてしまう不調だと、受診するほどじゃないから様子見と自己判断したり、ケアする時間がつくりにくくてそのままにしている人も多いのではないでしょうか。男性に比べ、女性は疲れなどの負担が体に出やすいんです」と濱脇先生。
気がかりがあるときは、手軽に専門家に相談できるオンライン講座を受け、心身を晴れやかにさせるのもいいかもしれません。
取材・文/茶畑美治子
濵脇文子先生(左)と、立花みどり先生
濵脇文子先生(はまわきふみこ)
Profile
助産師・保健師・看護学修士。助産師外来からお産、乳房外来、産後ケアまで幅広く従事し、出張専門の「はなさんば助産院」を開業。地域での両親学級などにも携わりながら、民間企業やNPOと共同でマタニティソリューションの事業開発も行う。一般社団法人女性の健康推進協会(ジョセケン)代表理事
立花みどり先生
Profile
35年以上に渡って、運動指導の面から人の身体を研究し続け、『ピルビスワーク』(骨盤呼吸体操)のメソッドを開発。日常でも簡単にできる『ピルビスワーク』と、運動能力をさらに高める運動指導を行う。一般社団法人日本ピルビスワーク協会特別顧問、ピルビスワーク創始者・
ウーマンウエルネスプログラム(JWWP)
一般社団法人女性の健康推進協会(ジョセケン)が立ち上げた、さまざまな助産師監修のオンライン講座。トラブル改善に向けた情報が楽しく学べる。受講方法は、ZOOMを用いたライブ配信。企業向けと個人向けがあり、個人向けなら、1講座受講で8,000円程度とのこと。