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なぜ? 義実家からのLINEは夫ではなく私に来るの!?

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スマートフォンを見るためにアジアの女性は、考える、
miya227/gettyimages

夫の家族とはいい関係でいたいと思っても、習慣が違ったり、「なぜ?」と思うことが起きたりすることも。
今回は義実家からのLINE事情について、取り上げます。
口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられたママたちの声とともに、コミュニケーション問題やマナーにくわしい西出ひろ子さんに上手な関わり方を聞きました。

義両親とのLINE、ママたちはどうしてる?

このテーマの発端は、あるママからのコメントでした。

■ 検査入院している義父から私宛にLINE。なぜ?
「先日、義父が1泊2日で検査入院した際、義母より義父の写真が私のLINEに送られてきて、何と返信したらいいのか、とても困惑しています。
本音を言うと、働いているので、看病や介護のことまで考えられず、毎日クタクタで『勘弁して…』という心境です。
自分の子ども(夫)に送らず、『なぜ私?』とも思います。でも、何もリアクションしないと、また写真が送られてきそうで…」

――このコメントに、ママたちからさまざまなアドバイスがありました。


■ 夫に相談してみるのが一番では?
「まずは夫に、『あなたにではなく、お義父さんの写真が私のLINEに送られてきたんだけど、なんて返事しようか?』と話してみたらいかがですか?
どちらにしろ、2人で共有したほうがいい話だと思います」

■ 「お大事になさってください」だけ、返信するかな
「私なら『お大事になさってください』と一言だけ、無難に返信すると思います。
あえて言葉を足すなら『こちらは忙しく、お見舞いに行けなくてすみません』でしょうか。
申し訳ないというより、忙しいから期待しないでという意味を込めてです。
あとは余計なことは言わずに、家庭で情報共有し、夫に任せておけばいいと思います」

■ 深い意味はないのでは? でも夫に転送します
「私は1泊2日とはいえ入院したので、報告のつもりなのかなと思いました。
息子のスマホよりも、お嫁さんのスマホのほうが、孫たちに見てもらいやすいかもくらいの期待はしてるかもしれません。
私だったら、『思ったよりお元気そうですね。お体をお大事にしてください』と返すと思います。
でも、もし次に送られてきたら、『夫に送ってもらえば、子どもたちと一緒に見せてもらいます』と言うか、何も言わずに夫に転送して消すのもアリだと思います」

■ 義両親からのLINE、私ならスルーします
「看病や介護は実の親子の問題でしょう。
何度送られてもスルーでいいと思います。既読スルーで」

相手のハッピーが自分のハッピーにつながる

今回の不満のポイントはどうやら、義両親からの連絡が夫ではなく、妻の自分にだけに来たことのようですね。こうした場合、どのような意図があるのでしょうか。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに伺ってみました。

「義両親の立場に立ったときに、自分の息子に連絡をしても、LINEを見ないかもしれないとか、それこそ、既読スルーされると思い、その妻に連絡をした方が、確実にその情報が伝わると思い、妻を信用信頼しているからのことだと思います。

そういう気持ちを考えたときに、返事をすることは思いやりの気持ちの表現ですので、義両親も喜ばれることでしょう。相手が喜ぶことを行うことで、自分も人から思いやりの気持ちをいただけるようになるものです。

このとき、夫に転送することは大切なことです。義両親は、なんだかんだ言っても、息子にこの状況を知ってもらいたいわけです。
ですので、次の手順が理想的でしょう。

1. 夫に転送

2. このケースの場合は、義母に「お母さん、ご連絡ありがとうございます。お父さんは、大丈夫でしょうか。いただいた内容は、○○さん(夫の名)に転送しましたので、ご安心ください。仕事中で、まだ読んでいないようですが、後で確認しておきます。1泊2日の検査入院といえどもお母さんも大変かと思います。くれぐれもお疲れの出ないようになさってください」

3. 夫に「お母さんに、こんな風に返信したよ」など報告。そして、「○○さん(夫の名)からも一報入れた方が良いと思うよ。喜ぶと思いまーす」などと伝えるとさらによろしいでしょう。

『仕事じゃないんだから、こんなに丁寧にしなくても』と思われるかもしれません。私の義父と義母は他界しています。私もずっと仕事をしながら、しかも関東と関西で離れていたので、何もできなかったため、もっとコミュニケーションをとっていれば良かったと今思っています。
今は、LINEなど簡単に連絡を取り合える便利なツールがあります。それを活用しながら、良いコミュニケーションをとることで、きっと皆さんにもハッピーがおとずれると思います。

マナーとは、相手の立場に立って、相手にハッピーになってもらうこと。その結果、自分もハッピーになる、お互いのハッピーを生み出すものなんです。

お仕事などで皆さんも大変かとは思います。自分が良かれと思ってしたことも、相手がどう受けとめるかで結果が変わることもあるでしょう。
けれども、あまり考えすぎず、無理せずに、相手への思いやりの気持ちは忘れないこと。そして、それを言葉と行動で伝えてみると、幸せな人間関係になり、自分自身の中のモヤモヤもなくなると思います」

コミュニケーションはときにストレスになるし、それが離れた義両親では、なおさら負担に思うときもあるかもしれません。考え過ぎずに、無理せず、というのも大事なポイントのようですね。
(文・橋本真理子)


■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。

西出ひろ子さん

Profile
マナーコンサルタント・美道家、一般社団法人マナー教育推進協会代表理事。国会議員などの秘書職を経てマナー講師として独立。31歳でマナーの本場・英国に渡英し、帰国後、グローバルな視点から収益を生み出すオリジナルな手法で、300社以上のマナー・人財育成コンサルティング、延べ10万人以上の人材育成を行い、結果と成果を出す。著書多数。

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