【動画】「無反応」「叫ぶ」これ大丈夫?迷いがち育児のOK・NG <生後3~5ヶ月 心の発達編>
生後3~5ヶ月の赤ちゃんは、日中に起きている時間が長くなり、できることも増えてきて声を出す子も。
ママ・パパが抱きがちな心の発達とかかわり方、しぐさの疑問をピックアップ!
臨床発達心理士スーパーバイザー・公認心理師の秦野悦子先生にお聞きしました。
【ママ・パパ疑問】名前を呼んでも反応しない。根気よく話しかけています
【OK!】今は名前に反応しなくても心配いりません
生後3~5ヶ月ごろは、身のまわりの音に反応する様子が見られれば大丈夫です。ただ、積極的に名前を呼ぶことで、赤ちゃんは徐々に自分に向けられた、決まった声かけに気づいていきます。
反応がなくても「○○ちゃん、おはよう」などと話しかけてあげるといいですよ。
【ママ・パパ疑問】「あー」「うー」などの声を出しません。受診したほうがいいの?
【NG!】あやしたときに目が合うなら大丈夫です
目覚めて機嫌のよいとき、周囲のものに興味を示したり、ママ・パパがあやしたときに目が合うならば心配いりません。
おむつ替えなどお世話をするときに話しかけたり、もし赤ちゃんが声を出したら、ママ・パパも呼応して同じように声で応じるようにしましょう。
笑顔、視線、声かけのコミュニケーションを楽しんで。
【ママ・パパ疑問】「キャー」を叫ぶことがあるけれど、やめさせたほうがいいの?
【NG!】赤ちゃんが叫ぶのは、楽しい証拠です
叫ぶのは、楽しくてテンションが上がり、感情が高まった証拠。
びっくりするかもしれませんが、赤ちゃんの感情表現の一つだと思って、「大きな声が出たね」と受け止めて、相手をしてあげるといいですよ。
叫ぶと困る場面ではあやしたり、おもちゃを見せて話しかけたり、外の風にあたるなど試してみましょう。
【ママ・パパ疑問】頭をかきむしる癖がある。見守っていていい?
【OK!】今だけのことなので、見守っていて大丈夫
この時期の赤ちゃんは、偶然、自分の衣服や体に触れて、自分の体とそうでないものの区別をし始めます。そのうちしなくなるので、見守っていて大丈夫。
頭や顔に引っかき傷ができるからと手をミトンなどでくるむことはしないで、つめを短く切ってあげるといいでしょう。
●監修/秦野悦子 先生
●イラスト/とげとげ
●文・動画制作/たまひよ編集部