子どもと楽しむ!お月見のアイデア
秋も深まってまいりました。秋のイベントといえば“お月見”。
秋の真ん中頃の空は澄み渡り、最も月が美しく見えることから“中秋の名月”とも呼ばれていますね。お月見といえば、お月見団子とススキがお約束ですが、なぜお団子?なぜススキ? ここでは、お月見豆知識やお月見の楽しみ方をご紹介します。
お月見の由来は?
お月見は、平安時代に中国から日本の貴族社会に入ってきて、月見の宴が催されていたそうです。美しい月を眺めながらお団子を食べ、秋の夜長を楽しむ。昔の人は風情がありましたね。
室町時代の後期になると、ただお団子を食べて宴を楽しむだけのイベントとしてではなく、作物の収穫に感謝する意味も込めてお供え物として月見団子を並べ、悪霊や災いを追い払う魔除け効果があると言われるススキを飾る風習になったとか。
お団子やススキにもちゃんと深い意味があったんですね。
月見団子の作り方は?
お団子ってどう作るの? 実は、簡単。いろいろな作り方があるけれど、ざっくり作り方を紹介すると、
上新粉や団子粉に砂糖と熱湯を入れて、混ぜて、耳たぶくらいの硬さになったら、丸めて、ゆでて、冷やして、出来上がり。
意外と簡単!
口コミサイト『ウィメンズパーク』をのぞいてみても、お月見団子を手作りして、お月見を楽しんでいる様子。
「白玉粉に豆腐を入れるとやわらかくて美味! 捏ね終わって、丸める役の子どもたちの帰宅待ちです。もちろん一番上のおだんごはカボチャを混ぜて黄色い満月のお団子です」
「うちは、すりこぎでトントンつく作り方です。お店のと違ってかなり歯ごたえがあって、手作り感満載(笑)。そして、なかなかの重労働。そして、うるさい。でも、子どもは『月のうさぎさんがぺったんしてるのは、このお団子作ってたんだね』って。微笑ましい思い出です」
「団子を丸める作業は、小学生の娘が担当してくれました。最近は、塾で家にいないことが多いけど、久々に一緒にお料理できて嬉しかったです。コロナで家族でのお出掛けがほぼゼロで写真もなし。団子と月と娘を撮りました。貴重」
「子どもたちはお団子が好きではないので、夕飯は丸く切った目玉焼きをのせてお月見オムライスです」
「私が子どもの頃、亡き祖母もお月見には白玉団子を一緒に作ってくれていたことをふと思い出し、しんみりしてしまいました」
子どもはコネコネが大好き。お月見の意味を教えながら一緒にお団子を丸めるのもいい思い出になるでしょうね。
2021年のお月見は9月21日。
雲もなく、まん丸お月さまを見られますように。
(文・井上裕紀子)
※お団子は乳幼児の窒息リスクのある食材です。食べさせる場合は、細かく切って、大人が咀嚼できているか注意しながら与えましょう。
※「たまひよ」のサイトにも離乳食で食べられるお団子を紹介していますので、参考にしてください。
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。