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おたくママが告白、わが家の掃除事情【御手洗直子のコマダム日記】

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今回は直子空飛ぶ…のお話。大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。「つっこみが止まらないコマダム日記」#79

掃除しない新人とダイブする先輩

新しい掃除機を買った。今の家に来て6台目の掃除機である。掃除機が好きすぎる。初代はいわゆるキャニスター式の掃除機であった。キャニスター式とはコンセントを刺して使うタイプの掃除機である。二代目からスティック掃除機になり、5代目からロボット掃除機になった。10年弱で掃除機の進化と遍歴がすごい。

さて新しく買った掃除機は2台目のロボット掃除機であるが、1台目と比べて頭が良くなっている分掃除ができなくなっていた。どういうことだってばよ。

どういう事かというとセンサーが敏感になっている分、カーテンなどの障害物を避けて掃除してしまうため、窓際の掃除をせずスルーしてしまうのである。掃除してくれ。それに比べ先代のロボット掃除機はセンサーがガバガバであったため、カーテンだろうが落ちている小物であろうがそこのけ押しのけ掃除していたため、多少の障害物があろうが力づくできれいにしていってくれた。ちなみに段差から落ちないセンサーもついているハズなのだが今までに2回階段から落ちた。しっかりしてくれ。

一度階段から落ちた際にこいつはあぶねえと思い、以降階段から落ちないようにまくらでガードしていたのだがまくらを押しのけ力づくで突破し二度目の落下を成し遂げた。成し遂げるんじゃあない。ちゃんとセンサーついてんの?二度も階段から落ちて大破したがしかし気にせず元気に今でも稼働しているのである。キャラが強い。階段の方がズッタズタである。センサーが敏感でもガバガバでもそれなりに困るのであった。

そこへ行くとiRobot社はブランドだけあって優秀である。iRobot社とはルンバくんを作っている会社である。そう、うちにいる二台のロボット掃除機はルンバではない。ゆえにセンサーがキチキチorガバガバなのである。価格が1万円だからしょうがない。ゆえに階段から落ちるのである。無念。

うちにいるiRobot社製はブラーバという拭き掃除ロボットなのだが、こいつは優秀である。まず階段から落ちない。えらい。さすが4万円もするだけある。しかしこいつも強情なのでソファの隙間に果敢に挑んで挟まって動けなくなっていたりする。なぜギチギチに挟まるまで前進しようとしてしまうのか。

全ての解決法としてはまず障害物を全て避け、家具を足高にするしか無いのであった。完全全自動への道は遠い。(おわり)

※2021/10/19一部修正しました。(たまひよONLINE編集部)


御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
 御手洗直子twitter:@mitarainaoko

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