SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 赤ちゃんのお世話
  4. コロナ禍で気になる公園遊び 赤ちゃんとのお散歩・外遊びのQ&A【小児科医が回答】

コロナ禍で気になる公園遊び 赤ちゃんとのお散歩・外遊びのQ&A【小児科医が回答】

更新

秋の森林公園で赤ちゃん女の子プレイ
※写真はイメージです。
M-image/gettyimages

生後1カ月ごろになったら外気浴をはじめ、1カ月健診が初めてのお出かけとなる赤ちゃんも多いのではないでしょうか。その後、お散歩や外遊びなど、赤ちゃんが成長するに伴って、外出の機会は増えていきます。
新型コロナウイルス感染症予防のため、ステイホームの状況が続いていますが、適度なお散歩や外遊びも、赤ちゃんの成長に大切なものです。

「コロナ禍での公園遊び、感染予防対策は?」「公園で遊ぶときの滞在時間の目安は?」「靴を履かせるのはいつから?」など、ママ・パパが普段抱いている疑問や気がかりを、小児科医の若江先生に聞きました。

Q. ほかの赤ちゃんと遊べる環境には、積極的に行くべき?(3カ月のママ)

児童館など公共の場に行く機会が少なく、ほかの赤ちゃんとかかわる機会がなかなかありません。赤ちゃんの成長のためには、ほかの赤ちゃんと遊べる環境に積極的に行くべきですか?

今はどちらでも構いません。ママやパパのペースでOKです

【若江先生から】
赤ちゃんが歩き始め、外で活発に過ごすようになると、自然とほかの子どもとかかわるようになります。低月齢のころは、家族のペースでOKです。
ママが赤ちゃんと2人で過ごすことに不安を感じたら、ママの気分転換のためにも赤ちゃんと参加できる施設を利用してみてはいかがでしょうか。

Q.まだおすわりしない時期。公園遊びで注意することは?(4カ月のママ)

外出にも少しずつ慣れてきて、公園遊びを始めたいと思っています。まだおすわりは一瞬しかできませんが、この時期に公園遊びをするときの注意点はありますか? 

遊具やお砂場遊びはまだ先。抱っこでお散策くらいにしましょう

【若江先生から】
おすわりがまだの時期は、遊具やお砂場で遊ぶことは難しいですし、無理に遊ばせても赤ちゃんも楽しくありません。
この時期は、ベビーカーや抱っこで外気に触れ、「わんわんいたね」「葉っぱ落ちてるね」など、お話ししながら過ごすだけでも十分楽しめるでしょう。

Q. コロナ禍での公園遊び、どんなことに気をつければいいの?(7カ月のママ)

コロナ禍ですが、公園遊びに行きたいと思っています。感染症予防の観点で、とくに気をつけることはありますか?

ソーシャルディスタンスを心がけ、感染源になりうる家族が対策を

【若江先生から】
赤ちゃんへの感染源は、ほとんどの場合が家族からです。こまめな手洗いや消毒はもちろん大切ですが、公園では親同士がソーシャルディスタンスを保つことが重要になります。あまり長い時間一緒に過ごすことも避けましょう。
また、新型コロナウイルス感染症以外にも、赤ちゃんがかかりやすい感染症はあります。せきや鼻水がひどい子どもがいたら、距離をとることも必要です。

Q.お出かけのとき、靴を履かせるのはいつごろから?(11カ月のママ)

まだあんよはしていないので、公園に行ってもベビーカーに乗ってお散歩しています。この状態なら、靴はまだ不要でしょうか?靴を履かせ始めるタイミングが知りたいです。

あんよ前でも、立っちが安定したら慣れさせるのがおすすめ

【若江先生から】
お出かけ先で、赤ちゃんをちょっと立たせておきたいときはありませんか?そんなときに、靴を履かせていると便利なので、立っちが安定したら用意して。
また、あんよが始まっても、靴を履かせると嫌がって歩かない子もいます。今のうちに靴を履くことに慣らしておくといいでしょう。

Q. 1才半前後の公園遊び、適度な滞在時間の目安は?(1才5カ月のママ)

体を動かすために、公園によく遊びに行っています。ただ、どれくらいの時間で遊びを切り上げるべきかわかりません。1才5カ月の場合、目安の滞在時間はどれくらいですか?

1時間くらいが目安。食事や昼寝の時間はずらさないで

【若江先生から】
保育園では、午前と午後に1時間ずつ外遊びをしているところが多いです。1時間を目安にするといいと思います。
しかし、赤ちゃんは、楽しいとなかなか帰りたがらないもの。食事の時間や昼寝の時間をずらさなくてすむよう、余裕を持った時間に帰宅するといいでしょう。

Q.公園遊びのときはどんな距離感で見守るべき?(2才のママ)

公園で遊ぶときは、遊具に一緒に登るなど、基本的には近くで見守っています。どのくらいの距離感で見守るのがいいでしょうか?

けがや事故を防げるくらいの距離を保ちましょう

【若江先生から】
この時期の子どもは、まだ自分で危険を察知することができません。ほかの人がこいでいるブランコに平気で近づいてぶつかったり、滑り台から転落したり、公園でけがをすることがよくあります。
積極的に遊ばせてあげたいですが、大人は上記のような事故やけがを未然に防げる距離で見守ってあげて。

監修/若江恵利子先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

赤ちゃんとの外遊びは、健やかな成長に欠かせないもの。心配な感染症対策などはしっかりと行った上で、楽しく遊ばせてあげましょう。

『ひよこクラブ』2021年11月号には、0カ月~2才までの赤ちゃんの成長の様子を追いかける連載「すくすく成長日記」があります。この記事で紹介していないQ&Aのほか、1日のタイムスケジュールなども紹介しています。

参考/『ひよこクラブ』2021年11月号「すくすく成長日記」

ひよこクラブ2021年11月号

Amazonで見る

楽天ブックスで見る

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング
関連記事
赤ちゃん・育児の人気テーマ
新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。