「生後9ヶ月まで育児の楽しさに気づかなかった」と後悔する母に、ママたちのやさしい「喝」
口コミサイト「ウィメンズパーク」に「生後9ヶ月になるまで、育児を楽しめなかった」という、母の声が届きました。先輩母からは「気づくのはや!」「楽しむ? それは幻想」「これから長いよー」という、ドライだけどクスッと笑えるあったかい声が寄せられました。
命を育てているのだから必死で当たり前。楽しいなんてま〜ぼ〜ろ〜し〜
「産後は母乳が出ず、さらに義実家の過干渉で辛い日々でした。さらに、祖父が倒れたので介護の手伝いのために毎日乳児連れで実家へ通ったり…。この9ヶ月間は人生で一番壮絶な日々でした。
昨夜、夫がこれまでの息子の動画を観せてくれました。初めての寝返り、手足をばたつかせてきゃっきゃと笑顔、初めてのずり這いなど、どれも本当に可愛い姿でした。
9ヶ月間、私は自分を保つことに精一杯で、その可愛さに気づかず育児を楽しめていませんでした。昔の息子は戻ってきません。息子に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。かけがえのない瞬間を楽しみたかった」
と、後悔と懺悔を綴る投稿主さん。
すると、先輩ママたちから優しくもドライでクスッと笑えるアドバイスが届きます。
「はや! 生後9ヶ月で“育児を楽しめなかったと気づくとは、はや! 無我夢中で気がついたら2歳とか小学生とか普通ですよ、だから大丈夫」
「育児は楽しいもの、喜びって、私も思ってました。あれってなんですかね(笑)
あの思い込みがなければ、もっと違っていたと思う日々です。母乳もそう。私も全く出なくて悲しくて悲しくて。でも同室の3人目のママさんが『母乳? 私も出ないよ。全員ミルク』って笑ってくれて、気持ちが楽になりました。
育児は修行です。あれが“楽しい”と、言える人は人間が出来過ぎだと思います。気負わずお気楽に〜」
「ほんと育児は修行です。基本はしんどい。でも時々ふとした瞬間、幸せや充足感が押し寄せてくる、そして自分も一緒に成長できる。 ね? 修行そのものです」
「育児を楽しむなんて幻想です(笑) 命を育むのが楽しいわけがない。髪振り乱して必死でやるのが育児かも。
雑誌やSNSのキラキラ楽しそうなのを信じちゃダメですよ。あれは良い部分を切り取っただけですから。小学校低学年、園児、未就学児の3人子育てしてますが日々、忍耐です」
「長子13歳です。うーん育児が楽しいと思ったことないな(笑) かわいいとは思うけど、むしろ疲れることばかり。
“子育て楽しかったなぁ”と、言えるのは成人して自立してからだと思う。だってそれが親の最大の責務だから」
「育児をするうえで一番不要なものは『罪悪感』『自己嫌悪』です。私が育児を楽しめるようになったのは3人目からです。
1人目2人目のときは義両親の過干渉や私の持病などいろいろあって、特に1人目のときは我慢我慢で育ててしまいました。
でもね、親バカですが優しい子に育ってくれました。私なりに子どもを守ったことが、必死だったことが伝わったのかなって思っています。だから投稿主さんが懺悔や後悔する必要はないですよ」
「『今が一番可愛い』は赤ちゃんの時期だけじゃないです。どんどん更新されます。我が子は中学生ですがMAX可愛いですよ〜。
もう9ヶ月ではなくまだ9ヶ月なのです。これから長いよ〜」
「20歳を筆頭に下は8歳まで4人の子育てやってます。全員の9ヶ月の頃? 思い出せません(笑) そして息子さんも覚えていません。申し訳ないなんて思わなくていい。
本当にこれから長いです。いろいろあったとき、このスレッドを書いたときの気持ちを思い出して」
などさまざまなやさしい「喝」の投稿が続きました。
「みなさん、ありがとうございます。夫から『息子と一緒に俺たちも成長している。楽しめなくて当然だし無駄じゃない。むしろかけがえのない時間を過ごしたんだ』と、言われました。
夫と息子を大切にして育児をがんばります」
と、投稿主さんは〆ました。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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