詰めただけのお弁当だけど[ハハのさけび #138]
3歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期を経て(連載「妊婦のハッケン」)、出産した私(連載「ハハになった日」)。この連載「ハハのさけび」では、育児をする中での気持ちの変化や、母親になって変わった世の中の見方などを書いていきます。親という共通点を持つみなさんに、共感してもらえたら嬉しいです。
詰めただけのお弁当だけど[ハハのさけび #138]
新型コロナウイルス感染症の影響で、保育園が休園になっているところも多いですよね。みなさん、本当にお疲れ様です・・・。うちも一時休園になり、ようやく始まったと思ったら、今度は給食を出せないのでお弁当を持参してください、との連絡。絶望しながら冷凍食品を買い込み、早起きしてお弁当を作る生活に。
考えてみれば、子どもに作って持たせてあげる、初めてのお弁当。なのに、キャラ弁とかでもなく、全然カラフルで可愛くもなく、作ったというより、余り物や冷凍食品を詰めた、それだけのお弁当・・・。記念すべき初めてのお弁当なのに、写真を撮る気にもならない代物でした。
でも、そんなお弁当でも、子どもはすごく嬉しかったみたいで。「お弁当どうだった?」と聞いたら、「お弁当は、ごはんと、からあげと、チーズと・・・」と一つ一つおかずを覚えていて、びっくり!ようやく給食が始まってほっとした時も、「お弁当じゃなくなるの、かなしい・・・」と言っていたぐらいでした。
こんなにテキトーで、ちょっと申し訳ない気分なのに、子どもは喜んでくれるんですよね・・・。その反応を見ると、嬉しくなってしまって。次機会があったら、もう少し凝ったお弁当にしてみようかな、という気持ちと、いややっぱり詰めただけのお弁当でもいいかな、という気持ちが半々です。
[わぐり]
2018年4月に息子を出産した37歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを更新しています。