年中さんの小学校の入学準備 「時計を読む力」と「時間を意識して行動する力」が鍵だった!

小学校に入学すると新しいことがたくさん!
年中さんの時期から準備をしておきたいと考えているママやパパも多いのでは。
では具体的にはどのような準備をしておくとよいのか、先輩ママ・パパたちはどのような準備をしていたのでしょうか。
●片づける、自分のモノの管理ができるようにする。クラスメイトと同じ道具などもあるので自分の物と他の子の物を間違わないようにしないとトラブルになります。
●長距離を歩く体力をつけておくとよいと思います。
●折り畳み傘の使い方。行きは晴れてるけど帰りは雨が降るかもしれない日は、折り畳み傘をランドセルに入れて持って行っています。一年生の時は、折り畳み傘を開くのは出来るけど、しまう時に苦戦していました。
●40分~50分間、椅子に座って勉強ができる事。長い時間ジッと座って勉強することは初めてなので慣れていないと出来ない子どもも。
●時計を見ること(時間がわかる)ができるように。時間ごとに行動するので自分で時間が把握できないと困ります。
思っている以上に準備をしなければならないことが多いかも……!?
ひらがなやカタカナは書けたほうがいい?
小学校の授業でももちろん教わりますが、楽しく遊び感覚で覚えるなら今がチャンスです。ひらがなのなぞり書きなどをして、正しい筆順と字形を身につけられるといいですね。
また、楽しみながら読めるようになることも大事。身近なものでひらがな・カタカナを学ぶだけでなく、カタカナやひらがなのポスターを目につきやすい場所に貼って指をさしながらおうちの人と一緒に楽しく覚えていくのもオススメです。
時計が読めるのは大事!
小学校に入学してから大きなポイントになるのが「時計を読む力」と「時計を意識して行動する力」です。
小学校では時間割通りに授業が進みます。決められた時間までに授業の準備をしたり、時間割に合わせて行動したり、ということが求められるようになります。小学校1年生のおうちの人に聞くと、「入学準備としてやっておけばよかったと感じること」のベスト3で、1位に「時間を意識して行動できるようにすること」、3位に「時計を読めるようにする」がランクインしています。(※1)
また、時計の読みはひらがななどに比べ、習得に時間がかかり、苦戦しているママやパパも……。
時計が読めるようになったとしても、時間に合わせて行動することが苦手という子もいます。大人でも苦手な人がいるので、子どもにいきなりできるようになろうというのは難しいもの。時間をかけて頭や感覚で覚えてくことが大事です。
どんなステップで時間を覚えていけばいい?
まずは時計や時間とはなんなのか、ということを知るのが大事です。時間は流れるもの、という当たり前の感覚も子どもは知りませんし、朝と昼、夜は毎日繰り返されているということも知りません。まずはそんな基本から教えてあげましょう。
それから、時間の読み方を教えます。これについても、最初は1時、2時、などちょうどの時間から始めるのがベスト。また、「起きるのは〇時」「夕食は〇時」など、普段の生活に紐づけることが大事です。
時計の読みは、「〇時」から、「〇時半」、「〇時少し過ぎ/もうすぐ〇時」と少しずつステップアップしていきましょう。
時計が読めるようになったり、時間に合わせて行動できるようになると、日常生活も少しずつ変わってくるはず。「〇時だからもうすぐお風呂の時間だよ」「〇時だからもう寝なくっちゃ!」など自発的に動けるようにもなります。そして、それは小学校に入学してからも必ず生活に役立つものとなってくれるはずです。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ
※1 2017年9月実施 こどもちゃれんじアンケートより〈小学1年生のおうちのかた104名が回答〉。「小学校入学後に、入学準備としてやっておけばよかったと感じること」への回答より第1位~第3位を抜粋(複数回答)。
※2 文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。