「子育ての困った」を解決するインスタが話題! 予約がとれない?! ベビーシッターでんちゃん先生インタビュー
人気インスタグラマー「でんちゃん先生」をご存じですか?どんなやんちゃな子でも心を動かされる「ベビーシッターが声をかけてみた」シリーズ。「言葉かけ1つで子どもの対応が変わった!」と全国のパパママから反響が寄せられています。たまひよでは、そんなでんちゃん先生の「子どもの困った」を解決する連載を 12月よりスタート予定。それに先駆け、でんちゃん先生の魅力を徹底解明! 前編ではでんちゃん先生の生い立ちから将来の夢までをご紹介します。
【プロフィール】
でんちゃん先生
3児の保育士パパ&ベビーシッター
大学卒業後、保育職に就き、保育園・幼稚園・・障害児支援施設にて10年間勤務。今年4月より、ベビーシッター業を開始。同時期に始めた育児ノウハウを紹介する(@denchan_family_)では、フォロワー数2.1万人越えの人気インスタグラマーに。プライベートでは6歳の長女、4歳の長男、1歳の二男を育てる。
保育士を志したのは温かい家族環境で育ったから
5人兄弟の4番目に生まれたでんちゃん先生は、両親や兄姉からたくさんの愛情を受け育ちました。それもあり、下の弟を溺愛。公園などでも小さい子の面倒をよくみていたと言います。そして中学生になり、保育園での職場体験に参加したことを機に、「保育の仕事に携わりたい」と将来の目標を明確に持ちました。
そして大学卒業後、保育園に就職。働きながら幼稚園教諭の資格を取り、愛知県内にある系列の保育園、幼稚園、放課後デイサービス、障害児支援施設などで10年間働きました。
子どもの考えを否定しない保育士に
でんちゃん先生のモットーは、子どもを笑顔にすること。「常に子どもたちとは全力で向き合い、走り回り、笑い転げて過ごしました」。そうした中で、最も心がけていたのが、子どもたちの考えを否定しないことです。
「朝、ママと別れて泣いている子どもに『大丈夫だよ』という声かけはしません。『そうだよね、大好きなママがいいよね』と共感を示し、あなたの気持ちをわかってあげられる存在であるという安心感を与えます」。時として絶対に不可能なことを子どもが口にしても、でんちゃん先生はまずは最後まで子どもの話に耳を傾けます。
ベビーシッター業を開始 & Instagramを開設
2021年4月。新たな道へ進むため、10年務めた系列園を退職。「より多くのファミリーに家族時間を大切にしてもらいたい」という思いから、ベビーシッターを開始します。「夫婦の時間を作りたい、美容院や病院に行きたいなど理由はさまざまですが、親御さんは安心して子どもを頼める、子どもは楽しい時間が過ごせる、私も仕事がいただける。ベビーシッターはみんなが幸せになれるサポートです」と、外国のように、日本でももっと気軽に利用できるサービスになってほしいとでんちゃん先生は話します。
また、退職と同時に始めた育児情報を発信するInstagramは、瞬く間にフォロワー数が増え、現在は2.1万人の人気コンテンツに。「頑張っているパパやママにちょっとでも子育てのヒントになればいいな」と、子育て世代をターゲットにした情報発信を行っています。
夢はファミリーホームの開設
保育現場を離れ、ベビーシッターとして子どもとかかわる仕事を選んだでんちゃん先生ですが、その背景には、ファミリーホーム開設という大きな夢があります。
ファミリーホームとは、家庭環境を失った子こどもを、里親や児童養護施設職員など経験豊かな養育者がその家庭に迎え入れて養育する「家庭養護」制度です。
居心地の良い安心できる帰れる場所を作りたい、一人でも多くの子どもたちの手助けになりたいと話すでんちゃん先生は「子どもの成長において、小さい頃の家族で過ごした経験は何事にも代えがたい大切な時間です」と説きます。
ただ、開設にはあらゆる条件があるため、今はその準備期間でもあります。この大きな決断にも家族は協力的で、奥さんは「でんちゃんが決めたことなら応援するよ」と言い、子どもたちに説明すると「いいよ!」と即答だったとか。でんちゃん先生の家族も受け入れ体制は万全です。
後編では、でんちゃん先生の家庭での決まりごとや子育てにおいて大切にしていることについてお届けします。