赤ちゃん連れの帰省先でも困らない5つのねんねポイント!【米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント】
年末年始はイベントが多くあります。休暇には、帰省や泊まりがけの旅行などを計画しているママ・パパも多いのではないでしょうか?
そこで、今回は帰省や旅行先でも、赤ちゃんがぐっすり眠れるコツなどを愛波さんがアドバイスします。
日本人初の米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんが、米国NYから情報を発信!「愛波文さんのぐっすりねんねROOM#33
ねんね環境は“いつもと同じ”を意識して
自宅に戻ってからの、赤ちゃんのねんねリズムを崩さないためには、自宅と違う場所で眠るとき、“いつもと同じねんね環境を整える”ことを意識することがいちばん大切。可能な範囲でいいので、いつものねんねグッズを準備していきましょう。
宿泊先はベビーベッドなのか布団かなど、事前に環境を確認しておく
自宅では、ベビーベッドを使っている場合とベビー布団を使っている場合があると思います。事前に、宿泊先に寝具の内容を確認しておくといいでしょう。寝かせるときは、自宅のときと同様に、赤ちゃんのまわりに物を置かない、厚手の掛け布団はかけないなど、窒息防止対策をしっかりと。
外出するとママ・パパはいつもよりも疲れていることも。赤ちゃんに添い寝したまま、寝入ってしまうと危ないこともありますので、十分に注意してください。
シーツやブランケット、スリーパーなどを持っていく
いつも使っているブランケット、スリーパーなどのねんねアイテムは自分(赤ちゃん)やママ・パパなどのにおいがするので、赤ちゃんは安心します。その安心感で、寝てくれる確率が高くなるので、ぜひ帰省先や旅行先に持って行くことをおすすめします。移動手段にもよるとは思いますが、絵本などの入眠儀式アイテムも持参しましょう。
いつもの“ねんねルーティン”を行う
自宅以外の場所でも、「おふろ→授乳→絵本の読み聞かせ→照明を暗くした寝床に移動」など、“ねんねルーティン”はいつもの流れで行います。時間も可能な範囲で、いつものタイミングに近づけて行うのがおすすめです。
ねんね用の音があれば、準備しておく
もし、自宅でホワイトノイズなど音を使っている場合は、それも準備しておきましょう。自分の携帯以外のタブレット類などあれば、それにアプリなどをダウンロードしておくと安心です。
もし、当日に携帯やタブレット類が使えない場合、トイレの換気扇を回してその音を聞かせるという方法も。照明を暗くして試してみて。
スキンシップを意識してとる
“ねんねルーティン”に、抱っこタイムを加えている方もいるかと思います。自宅とは違う場所でねんねすることで、赤ちゃんは不安になったり、反対に興奮することがあります。
ねんね前は、たくさんスキンシップタイムをとりましょう。夜だけではなく、日中も意識してハグしたりするのがおすすめ。
また、帰省先や旅先などでは、赤ちゃんはいつもと違う経験をします。その刺激もあり、いつもはしない夜泣きをしたり、いつもはしている昼寝をしないということもあります。でも、一時的なものなので、不安にならなくて大丈夫。肌と肌の触れ合いを多めにして、安心させてあげましょう。
自宅に戻ったら、できるだけ早く“いつものねんね環境”に
帰省や旅行などから自宅に戻ったあと、過ごし方のポイントがあります。それを行えば、もし、外出中に赤ちゃんのねんねリズムが崩れたとしても、元のリズムに戻りやすくなります。
ママ・パパは疲れが出て、のんびりしたくなるのですが、以下の4つのポイントを、ぜひ行ってみてください。
【ポイント1】寝室に、旅行バッグ類は置かない
荷物の置く場所がなくて、つい寝室に押し込むことも。けれど、寝室はあくまでも「眠る場所」とはっきり区別することが大切です。自宅に戻ったら、荷物はすぐに片づけて。
【ポイント2】寝かしつけるのはいつもより“早め”に
自宅に戻ると、大人と同様に、赤ちゃんも疲れが出てきます。寝ぐずりをすることもあるでしょう。そこで、いつもの寝かしつけ時間よりも、少し早めから始めてみて。多少寝かしつけに時間がかかってもあせらずに。
【ポイント3】“ねんねルーティン”はいつも通りに
いつも自宅で行っている“ねんねルーティン”は、いつも通りに行います。同じ流れを体験することで、「これからねんねするんだね」と赤ちゃんに伝わり、安心感につながります。
【ポイント4】夜のねんねリズムが崩れたら、まず昼寝
外出先で、できるだけいつも通りに寝かせようとしても、「ひとりでは寝てくれなかった…」「ねんねのリズムが崩れた」ということは多々あると思います。
その場合、まずは昼寝をしっかりさせてみましょう。数日間、昼寝をさせたあとに、また夜の“ねんねルーティン”を試してください。
赤ちゃんのねんねのリズムは大切なのですが、多少リズムが崩れても、自宅に帰ってからの意識でリセットできます!
まずはせっかくのお休みがとれたなら、家族で思いきり楽しんでください。赤ちゃんにいろいろな刺激を与えることは、とても大切だと思います。
わが家も、旅行中の場合、子どもたちは22時や23時に寝る日もあります! 普段だったら絶対ダメといっているのですが、たまにはいいかなって思っています。
みなさん、ぜひすてきな年末年始をお過ごしください。
文・監修/愛波 文さん 構成/ひよこクラブ編集部
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