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「息子が壊れてしまいそうで…」子ども同士のトラブル、親はどのように関わるべきか【専門家】

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自宅で孤独な悲しい少年
kieferpix/gettyimages

学校で我が子に起こっていることに不安を抱くママの悩みに、口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちが寄せたコメントと元小学校教師で帝京平成大学講師の鈴木邦明さんがアドバイスをお届けします。

小学校で毎日のように意地悪をされている息子…

「小学3年生の男子です。性格は明るいタイプなんですが、毎日意地悪してくる同級生が2人います。息子は仕返しが怖くて、そのことを先生に言えずにいます。そのため、あまりにも酷い目にあったというときは、私から担任の先生にお伝えしています。でも毎回毎回、私から先生に言うのも違う気がします。
息子が先生に伝えることを怖がっていることも、先生はご存じです。息子が自分で言えるようになるのを待っていたら、その前に息子が壊れてしまいそうで…。でも、毎回私が言うのも…と悩んでいます。
毎日の意地悪は、『いきなり叩かれる』『引き出しを勝手に開けて物をとられる』『筆箱をとられる』などです。
『やめて! 返して!』と何度も言ったら返してくれるらしいですが、このようなことは今の小学校では普通にあることなんでしょうか。私や息子が過敏に反応してしまっているのでしょうか…」


――この悩みにたくさんのアドバイスが寄せられました。


■ 普通のことではない。相手の保護者と話し合うべき
「お母さんが先生に何度か報告し、その度に相手の子に注意はしてるんですよね? それでも毎日、嫌がらせが続いている。普通じゃないです。
相手の保護者はご存知なのでしょうか?私なら、相手の保護者に出てきてもらいます。そして、相手のお子さんにも直接話をさせてもらいます。謝罪してもらうためではなく、わかってもらうためです。嫌がらせの内容一つ一つが小さいからといって、毎日の嫌がらせを我慢する必要はなく、大事にしていい案件だと思います。
先生に、今までのやり方では嫌がらせがやまないこと、相手の保護者と相手の子に直接話す場を設けて欲しい、などとお願いしてみてはどうですか?
毎日繰り返される嫌がらせは、相手の子も麻痺してしまっているのかもしれません」

■ その状態は完全にいじめ。親が守るのは当たり前
「認識を改めた方がいいです。それは意地悪ではなく“いじめ”です。息子さんが『怖くて先生に言えない』とSOSを出してるじゃないですか。
息子さんが対抗できないのをわかっていてやってるんですから悪質です。先生も、息子さんが自身の口から言えないことを知ってて、なぜ放置なのでしょうか。
息子さんを守ってあげてください。もっと担任や学校に強く言っていいと思います。
担任との面談を至急に求めて」

■ うちの子もそんな目にあっています。でも先生にも自分で言ってます
「他の方のコメントを読んで驚きました。うちの子もそんなの日常茶飯事です…。
物を取られる、階段から落とされそうになる、トイレまで付き纏われる、スカートの中に入りこまれる、追い回される…。
すべて子どもが自分で先生に言っています。親からは伝えていません。
うちの場合は『加害者1人、被害者クラス全員』。でも、今回のケースの場合、『加害者2人、被害者1人』? そうなるといじめになるから親が出てってもいいかもしれませんね」

■ すでに親の出番で、ガツンと対応すべき
「すでに親の出番だと思います。『これ以上は息子が壊れてしまう』と思うなら、そうなる前に親が対応すべきです。先生に相手の親へ伝えてもらい、話をする機会を作ったほうがいいと思います。仕返しされるのが怖いなら、『これ以上、叩くような迷惑行為するなら警察を呼ぶ』と言えばいいと思います。
そんな子どもたち、私ならガツンと直接叱ります。相手の親がいても気にしません。ただ、相手に意地悪する子って何かに不満があると聞きました。国によってはいじめをするほうが病んでると判断するようです。
まずは、自分の子が何か嫌なことをしたのか、不満があるのかなどを聞いた上で、何もなければ二度としないよう、しっかり話しましょう」

■ 先生にきちんと対応するよう伝えるべき
「明るくて、からかわれる要因もなさそうですが、何か発端になる揉めごとなどは心当たりないのでしょうか? その2人ともともとの関係性、今現在の関係性はどういう感じなのでしょうか。
からかいがあっても、息子さん自身は一緒に遊んでいるのでしょうか。すでに何回かは先生に相談しているのならば、相手の親にも話は先生から伝わってそうな気がします。先生がどういう対応をされているのでしょうか。
何かしらきっかけになることや、自分の子に何か失言があったのか、いろいろなパターンを想定した上で、被害加害の判断をしたほうがいいです。もちろん、叩く・取る・からかうという行為は良くないですよ。ただ、そこだけを相手に指摘しても、子も親もトラブルの元です。まだ卒業まで長いです。相手にも何かしらの引っかかりがあるかもしれないので、よく根っこを考えつつ、先生にも賢く話した方がいいです」

いじめは子どもだからといって、許されるものではない

我が子がこのような事態になったとき、どうするのがいいのでしょうか。
小学校教諭歴22年で現在、「子どもの心と体の健康」「教師と親をつなぐこと」をテーマに研究をしている鈴木邦明さんに聞きました。

「今回のケースを見ると、親として、これまでいろいろと配慮しながら対応してきたのだと推測します。ただ、私はそういった配慮はかえって状況を改善に向かわせない要因の1つになっているのでないかと思います。

親として、担任に伝えるべきことはきちんと伝えていくことが良いでしょう。伝えることによるマイナス面よりもプラス面のほうが多いです。今回のケースの場合、悪いのは自分の子どもではなく、相手の子どもです。

担任に伝えても改善しないのであれば、1つ上(学年主任、生徒指導担当など)の立場の人に伝えていく。それでも改善しないようであれば、管理職(教頭、副校長、校長)に伝えていくべきでしょう。
管理職の動きが鈍いようであれば、市区町村の教育委員会の担当窓口に伝えていくべきです。学校における子どもの不適切な行動は学校が責任を持って対応すべき内容です。

また、相手の親と何らかの形で関わるとしても、直接関わることはお勧めできません。相手はどんな人かはわかりません。状況によっては、さらに困難な状況に陥ってしまう可能性もあります。相手の親と関わる場合も、間に学校の関係者を入れるほうがスムーズに事を進めることでできるでしょう。

今回のケースも含め、学校で『いじわる、いじめ』として子どもが行っていることは、世の中のルールであれば『犯罪』であることが多いものです。『暴行』『傷害』『器物破損』『名誉毀損』となります。大人がやれば状況によっては警察に捕まります。
子どもだからと許されるものではありません。学校との話し合いの中で、親の決意を見せるために『状況によっては、法的措置も取らせてもらいます』ということを伝えていくことも良いと思います」

(お話/鈴木邦明さん)

どう考えるべきか、どう対応すべきか、よくわかりますね。学校側がすぐに対応してくれなかったり、対応に時間はかかったりするなどの問題も指摘されています。早期の改善を祈ってやみません。
(取材/文・橋本真理子)

鈴木邦明さん

PROFILE
帝京平成大学講師。神奈川県や埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などを行う。


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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