友利新 子どもの悪ふざけ「おちんちん!」「うんこ!」やめさせたい時に効くひと言!
「おちんちん」「うんこ」などの言葉は、好きな子どもたちが多いです。外出先で子どもに大声で言われると、恥ずかしいものです。今回は、「おちんちんブームの息子に困っています」というお悩みに、3人のママで皮膚科医の友利先生が、ママの視点でアドバイス!
ママ×医師 友利先生の子育てが楽しくなる処方箋#34
外で大声で「おちんちん」と叫ぶ息子。恥ずかしくて困ります…
<ママからの質問>
「おちんちん」ワードがブームの息子。 外で、童謡の歌詞の一部を「おちんちん」に替えて、 親の顔を伺いつつニヤニヤしながら大きな声で歌います。 家の中ならまだしも、外で「おちんちん」と大きな声が響くのはよくないでしょうし、何より親が恥ずかしく困っています。友利先生は、こんなとき、どのように対応していましたか?(3才8カ月男の子のママ)
大げさに反応しないで。気にせず冷静に対応すれば、言わなくなりますよ
幼児期に、「おちんちん」や「うんこ」など、大人では口にしないような言葉を口にしてしまう時期があります。これは特別なことではなく、ある意味ブームのようなものなので、あまり深く悩まなくても大丈夫です。
もちろん、わが家の子どもたちにもそのブームがありました。そのときに大切なのは、親の態度です。やめさせたいからといって「ダメでしょ!」とか「やめなさい!」と恥ずかしそうな態度を取ったりすると、子どもは親が困っているなと思い、この言葉を言うと構ってもらえるのかもしれないという気持ちになります。
そこで家の中だけでなく、外でもつい悪ふざけをして大声で口に出してしまうのです。ですので、私は子どもたちがその言葉を口にしても、気にしていないふりをして、ただ小声で、それもいつもより低めな声で「静かに」と1回だけ注意するようにしていました。
すぐにはなくなりませんが、ブームが過ぎたり、親が構ってくれないとわかったら、思いのほかすぐに言わなくなると思いますよ。
文/友利新先生 構成/ひよこクラブ編集部
「おちんちん」という言葉を肯定も否定もせずに、ただ冷静に「静かに」と注意。親があわてる反応を期待している子どもには、聞きそうな方法です。子どもの「おちんちんブーム」に悩んでいるママ・パパは、試してみるといいかもしれません。
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