恵方って4つしかないの!?知らなかった恵方巻の意味や作法
2月3日は節分。豆まきもそうですが、すっかり全国に浸透した恵方巻の丸かじりも節分に欠かせない行事となりました。
でも、口コミサイト『ウィメンズパーク』で、「恵方巻の意味や正しい作法を知らない」という声が多かったので、恵方巻あれこれを紹介します。
恵方はたったの4つだけ
「恵方って誰が決めているのと思い調べてみました。すると恵方は4つしかない事がわかりました!」
恵方は「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の四方しかありません。その四方と暦を構成する十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・丙・辛・壬・癸)を組み合わせることで、その年の恵方が決まるそうです。
「テレビで解説してましたが、西暦の下1ケタによって恵方が割りあてられているらしいですよ」
西暦の下一桁が0と5なら西南西。
1・3・6・8なら南南東。
2・7なら北北西。
4・9は東北東。
2022年の恵方は、下一桁が2なので北北西となるんです。
ちなみに恵方とは、その年の福徳を司る神様のいる方向のことです。
恵方巻の由来は?
「豆まきは、豆で鬼を追い払う意味なのはわかるけれど、太巻きを食べるのって意味もわからず食べてます(笑)」
恵方巻は、神様のいる方角(恵方)を向いて食べると吉となると言われています。
由来については諸説あるようです。
恵方巻の正しいお作法は?
「とりあえず恵方に向いて丸かじりしているけど、正しい作法やルールってあるの?」
では、そのお作法を。
太巻きをひとりにつき1本準備。
恵方を向いて、
願いごとをしながら、無言で1本を最後まで食べましょう。
「恵方巻は切らずにそのまま1本丸かじりするのは?」
恵方巻は福やご縁を巻き込んだ太巻きなので、縁や福が切れたりしないよう切らずに丸ごと食べると良いとされているそうです。
「なぜ、無言で食べないといけないの?」
どうやらしゃべると運が逃げてしまうため、無言で黙々と食すべし。
具は七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましいそうです。
正しい作法に習って、1本丸ごと黙々と食べたいところですが、どう考えても口に入りきらない具だくさんな豪華恵方巻も。
豪華恵方巻も食べたい! 丸かじりして願いも叶えたい! 迷います(笑)
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。