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波紋を呼ぶ「放置子」問題。子どもたちに、私たちが今できること

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親が帰ってくるのが遅い&親がいてもかまってもらえないなどの理由で、放課後を1人で過ごす子どもたち、通称"放置子"。「なつかれてしまって正直困った...」「子どもとのトラブルが絶えない」といった、さまざまな問題に頭を悩ませるママもいるようです。とはいえ、そんな放置子たちを他人事として片づけてしまっていいものなのでしょうか。同じ子を持つ親として考えさせられることも多い、この放置子問題。子どもを見守る1人の大人として、今私たちにできることを一緒に考えてみませんか?

どうしてる? 放置子への対応

わが子の友だちや近所の子どもが放置されているのを見たとき、あなたはどうしますか?いざその現場の出くわしたとき「どうすればいい?!」と、迷ったりためらってしまう人は少なくありません。皆さんはどんな対応をしているのか、世間のママたちの声を聞いてみましょう。

わが子と同じように

子どもの友だちが放置子気味です。遊べるときは一緒に遊び、簡単なごはんを子ども1人分余分につくって一緒に食べさせます。行儀や言葉づかいが悪いときはわが子と同じように厳しくしかり、子どもの気分が乗らないときや用事があるときは、遊べないとはっきり断ります。

線引きは大切に

知り合いにも、両親がお仕事でおばあちゃんが子育てという人が結構います。ごはんを用意するぐらいはできますし、嫌だとも思わない。自分がされてきたように接していますね。できないことはできないとはっきり伝えています。水やお茶はあげるけどジュースはだめだとか、遊べない日は遊ばない、家にあげられないときもあるし、ごはんの時間は一度帰ってもらっています。

子ども同士が自然に遊ばなかった

子どもの世界にもルールがありますよね。やはりそれを守らない子は、まず子どもたち自身が離れて行きませんか?こちらが出禁にする前に子ども同士で話し合い、改善がなければ遊ばなくなります。決して親が追い払ってばかりのケースではないと思います。

子どもに罪はない

近所で門前払いをされている子どもの姿を見ました。そのかわいそうな姿に、「私だったら入れてあげるのに」と思ってしまいました。それぞれの家庭の事情があると思いますが、子どもに罪はないので、できるだけ手助けしてあげたい気持ちはあります!

手を差し伸べるべきか否か...ママたちの心の葛藤

不用意に手を差し伸べて、トラブルが起こるのが怖い...。けれど、同じ子を持つ親としてこのままほうっておきたくない。放置子に出会ったとき、こんな2つの気持ちの狭間で揺れるママが多いようです。ママたちの気持ちのモヤモヤをお聞きください。

何かできないかとは思うけれど...

何かできないかと思うのですが、そういう子は何かしてあげると、どんどん甘えてきます。そして親もそれを把握しません。親から何かひと言あれば違うのですが...。子どもの貧困が問題になっていますが、民生委員や何かしら行政と学校とのつながりがあればなと思うばかりです。

自分にはどこまでできるのだろう

余裕がなく、やさしさを持ち合わせていない自分が恥ずかしくなります。今って「自己責任」「余計な責任は負いたくない」という風潮ですよね。だから、無視や出入り禁止にしちゃうんですけど、「うちに負担がかからない範囲ならいいよ」「これ以上は無理」という線引きができるママもいます。お友だちのママとして、無理のない範囲で愛を与えることは間違っていないと思います。ただ、自分がどこまでできるか自信がありません。

私にできることって何?

放置子はトラブルに巻き込まれる危険性が高いですよね。地元で虐待や子どもが巻き込まれる悲しい事件が起きたら、やっぱり嫌ですもんね。実際、近所にいる放置子に私にできることは「あいさつ」をちゃんとすることぐらいでしょうか...

周囲の大人として、今私たちができること

まわりにいる放置子へ個人的に何かをしてあげることは、現実的にむずかしいと考えるママも多いようです。それでも、地域の安全を守る1人の大人として、子どものためにできることは「見守っていくこと」なのかもしれません。

学校や行政に相談を

親がその子をちゃんと育てられないなら、まず助けとなるのは学校や児童相談所の行政です。児童相談所、学校、ご近所のメンバーで支援の輪ができるのが理想だと思います。そのなかで、放置子を見つけたママの立場はあくまで脇役ですが、このようなちょっとした手助けはしてあげてほしいと思います。

生活力を鍛えさせる

もし放置子の世話を焼くなら、ごはんも自分でできるように教えてあげませんか?午前中から来るのであれば、11時をすぎたら食事の手伝いをさせる。包丁やガスを扱うのはむずかしくても、お米をといでスイッチを押すくらいのことはできると思います。もちろん本来親が教えるべきことですが、それが望めないようなら、せめて地域で受け入れられるようにしてあげたいですね。

無関係ではいられない

放置子は関わらないのが一番とも言われていますが、いつまでも関わらないでいられるかといえば、100%関わらないとはいえない現実があります。同じ地域・同じ年代を生きる子と、無関係に生きるというのはむずかしい。学校・児童相談所・市などの機関に声を届けていくことは、私はムダではないと思います。

見守る目は多いほうがいい

地域の自治体に、放置子の存在をきちんと伝えたほうがいいです。匿名でもいいので。見守る目は多いほうがいいですよ。べつに声をかけなくても、ごはんをあげなくてもいいんです。見ているだけでもいいんです。

あなたのまわりに"放置子"はいませんか?個人としてその子に何かをしてあげられないときは、行政へ届け出るのも手。手を差し伸べる以外にも、地域の大人の目で「見守る」という行為が、子どもへの安心感や危険を未然に防ぐことにつながるようです。

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。

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