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0才は成長の黄金期!スタンフォード大学で教育を学んだからこそ分かった0歳教育法【デビュー50周年アグネス・チャン】

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2022年でデビュー50周年を迎えた歌手のアグネス・チャンさん。現在は日本と香港を行ったり来たりする生活で、「コロナ禍の中、10回の隔離を体験しました。14日間だれとも会えないのはとってもつらかった」と言います。
3人息子の子育てをほぼ終えた大先輩ママであり、「子どもが小さいときは毎日がとても大変だったけれど、今思い返せば、とても楽しかった」と話すアグネスさんに、子育てのヒントを聞きました。

1才までの愛情が子どもが生きていく土台になる

――「0歳教育」の本を書かれたとのこと。3人のお子さんの子育てが終わった今、出版された理由を教えてください。

アグネスさん(以下敬称略) ずっと書きたかった本なんです。0歳からの12カ月は赤ちゃんのおなかを満たして、寝かせて、あたたかくして、清潔にしていればいいという人が多い気がして、もちろんそれも大事ですが、実はこの時期こそが成長の黄金期なんです。この時期のかかわりでいかに丈夫で強い脳を育てることができるのか、それと心の強さや自己肯定力を植え付けてあげることができるのかを、子育て中のママやパパに知ってもらいたかったんです。だから今回本を書くことができて本当にうれしいです。

――3人の息子さんを育てられて、赤ちゃんとのかかわりでもっとも大切なことはどんなことだと考えますか?

アグネスさん 今振り返ると、赤ちゃんの時期に愛情をたっぷりかけてあげ、毎日違う楽しい刺激を与えてあげることがとても大切だと思います。
私はカナダのトロント大学で児童心理学を学び、長男を出産後にアメリカのスタンフォード大学で教育学を学びました。そこで学んだことを3人の子どもで試してみたんです。赤ちゃんが生まれてから1才くらいまでは、成長の黄金期。この時期のかかわりで、いかに丈夫な体や心や自己肯定力を育てられるかが変わってきます。

人って1才くらいまでにどうやって言葉を話したか、第1歩を歩いたかの記憶はほぼありませんよね。この無意識のころに覚えたことは生きる基盤になります。生まれてからの1年間にたっぷり愛情を受け、多くの幸せな体験をすると、自分が愛されている人間だという土台ができます。すると成長してから挫折(ざせつ)やつらいことに出会った時に、立ち上がる支えになってくれるのです。
「生まれてから1年間頑張ると、あとがラク」ということを伝えたいです。

ハッピーママでいることが、ハッピーベビーにつながる

長男が0歳の頃。毎日試行錯誤でした。

――育児には不安なことや大変なことも多いですが、楽しみながら育児をするコツなどはありますか?

アグネス 長男の時は初めての出産と子育てで、私も不安でした。ずっと泣いていたりごはんを食べてくれなかったり…でもどうして不安なのかを考えると、初めてのことで対応のしかたがわからないからです。対応方法がわかれば、自信がついて楽しめます。では何が自信になるかというと、知識です。子育てについて学んで、赤ちゃんは泣いたり吐いたりするものだと想定できれば、あわてず対応できるし、それが自信につながります。赤ちゃんはそんなに単純ではないかもしれないけど、知識があるぶんだけ不安は少し減って、楽しめることにつながると思います。ママやパパがハッピーならハッピーベビーになりますよ。

そしてもう一つ大事なのは、自分を絶対に責めないこと。赤ちゃんが生まれてからの1年間は、ママもパパも親として成長する時期です。赤ちゃんのお世話を第一にして、成長の変化やかわいらしさを楽しんで、愛情をたっぷり与えることがいちばんなので、それ以外の洗濯も掃除もアイロンがけも手抜きをしてOKです。
親として自信をつけるための1年間なので、ほかのことはあんまり気にしないでほしいと思います。

――0才から保育園に預けて職場復帰する場合、赤ちゃんと一緒に過ごす時間は忙しくなってしまいますが、そんな中ではどのようなかかわりを大事にするといいでしょうか。

アグネス ママもパパもできるならば産休・育休を取って、赤ちゃんと過ごし、自分が親になるための時間を持ってほしいです。赤ちゃんとしっかりコミュニケーションができた時期があれば、仕事復帰したあとにどんなに短い時間でも、一生懸命接してあげれば、赤ちゃんは愛されているとわかるし答えてくれるから大丈夫。どうしても仕事などで時間が取れない時には、一緒に眠ることもスキンシップです。ママやパパの近くで一緒に寝るだけでも赤ちゃんは安心を感じ、幸せホルモンが脳に分泌されます。大切なのは一緒にいる時間の長さではなく、子を思う気持ちだと思います。


お話・写真提供/アグネス・チャンさん 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

「子育てにつらさを感じるときは、自分の思考の問題が大きい」とアグネスさんは言います。世の中の常識や幸せのあり方にとらわれると、つらくなってしまうこともありますが、想像力を駆使して、どうやって赤ちゃんと毎日楽しく生きるかを考えてみるといいかもしれません。


※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

アグネス・チャンさん

PROFILE
歌手・エッセイスト・教育学博士。
香港生まれ。1972年『ひなげしの花』で日本デビュー。上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。85年に結婚、86年に長男を出産。89年、米国スタンフォード大学教育学部博士課程に留学。留学中の89年に次男を出産。94年に教育学博士号(ph.D)を取得。96年に三男を出産。以降、歌手、エッセイスト、日本ユニセフ協会大使など幅広く活躍。2022年に日本デビュー50周年を迎えた。近著に『0歳教育』(ディスカバー・トゥエンティワン)がある。

『スタンフォード大学に3人の息子を入れた 賢い頭としなやかな心が育つ 0歳教育』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

最初の1年は、成長の黄金期! 子どもの可能性を最大限に引き出す 簡単「声かけ」「スキンシップ」「遊び方」とは?3人の息子を米国名門大学・スタンフォード大学に入学させ、自身もそこで教育博士号を取ったアグネス・チャンさんによる、簡単・気づいたときにすぐできる! 子どもの能力がぐんぐん伸びる「育児のアイディア70」を紹介。

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