結婚して20年、いろいろ乗り越えたはずなのに…深まったのは絆ではなく溝。アラフォーママの戸惑い

夫婦として苦労を乗り越えて、子育てもひと段落して、今では仲良し……と、思いきや「夫のことが夫婦史上最高に大嫌い」という、妻の声が届きました。苦労を乗り越えた今になってなぜ？ 自分の感情に戸惑う投稿主さんに、賛同の声が届きます。

同じ空間にいるのに孤独を感じる。それが辛い……

「夫とは不倫、借金と色々ありました。３人の子どもがいて、結婚20年。
それらを乗り越えた今になって、今までにないほど夫が嫌いです。３ヶ月前からは気配を感じるのも嫌です。
家の管理や決定事項、子ども関係、デジタル関係、役所関係、すべて私がやってきました。夫がやっているのは平日のゴミ出し、休日の車だしくらい。私からするとでかい長男がいる、そんな感じです。

私はパートナーと子どものこと、家のこと、将来のことを話し合い、支え合いたかった。なのに夫は相談しても『お前に任せた！』で、孤独でした。
今、猛烈に別居したいです。もともとひとりの時間が大事なタイプで、コロナで家族の在宅時間が増えて、アラフィフで体調の変化もあるからかもしれません。
私はこんなに悩んでいるのに、夫は相変わらず能天気。ここにも孤独を感じます。似たような夫婦はいますか？」

つぶやきのようなスレッドに、大きな共感を呼びます。

別居、家庭内別居、卒婚予定まで、それぞれの選択

「投稿主さんと同年代でほぼ同じ状況です。不倫や借金はなかったけど、相談しても逃げる。強めに抗議すると怒鳴る、物を破壊するなど威圧され、ぐっと我慢してきました。
私がうまく立ち振る舞えば困難は乗り越えられる、とがんばってがんばって20年。別居しました（笑）
賃貸の契約、引越し手続き、役所の手続きなど、今までのスキルのおかげでスムーズでした。
なぜ、苦労を乗り越えた今なのか、もやもやは晴れなかったのか、私にもわかりませんでした」

「ここにもいますよ、結婚18年です。昨年、離婚するしないまで揉めましたが、子どもが未成年なので我慢しました。
そのかわり家計の管理を放棄しました。私は毎月決まった額をいただいて、やりくりする形式に。すごく気楽になったけど、貯蓄額は不明です（笑）
私は下の子が高校卒業したら家を出る予定です。慰謝料も財産分与も請求しないつもりなので、子どものために貯蓄を頑張ってねって感じ。
夫婦喧嘩を機に私はふっきれて（夫婦の会話は０ですが）、イライラがなくなり、子どもたちに八つ当たりすることもなくなり、家庭内の空気が改善されました」

「結婚18年、同じです。今まで我慢していたのが限界にきたようで先週、些細なことで夫と大げんかに。初めてのことで、子どもたちはかなりビビってました。
原因は夫が義母からボロボロの毛布をもらってきて、リビングにぽいっと置いたこと。質問したら『怒るな！』と、逆ギレされました。
喧嘩のついでに今までの言いたいことも全部言っておきました。毎日鬱陶しかった仕事の愚痴を言ってこないので、少しは効いたかな（笑）
結婚当初、夫は激務で私がしっかりした性格なのが失敗だったと思っています。そして夫は超マザコンで、夫婦の会話はすべて義母と義姉に筒抜けでした。相談できない、信用できない、頼れない、結果私ひとりで解決するしかありませんでした。
私の周りも老後はお一人様希望が多いですよ。でも今回の喧嘩ですっきりしたので、これからは言わせてもらうかも。卒婚はまだ検討中」


「結婚25年、高校生２人います。子どもたちが独立したら恐怖です（笑）
10年前までは仲よかったんですよ、私たち。出産までの10数年はふたりでよく出かけたし、子どもが幼稚園までは和気あいあいとした家庭でした。人生後半でこんなにも夫が嫌いになるなんて想像もしなかったです。
色々と思いを伝えても、何を言っても夫に響かなくて会話をしたくなくなりました。
子ども達相手にJ-POPやアニメの話を対等にして『俺って若いだろ』アピールも痛々しくて嫌です。20年の積み重ねって重いですね。
でも離婚はありません。お金がもったいないし」

心が揺れるのは夫にまだ期待しているから!? 戸惑う投稿主さん

「みなさん、ありがとうございます。子ども３人作ってるじゃん、離婚すればいいじゃん、とお叱りを受けるかと思っていました。似たような夫婦が多くてなんかホッとしました。
嫌悪感が加速したのは下の子が小学校低学年の頃からでした。家を建てるときも、パソコンやスマホのややこしいプラン＆設定も、毎年の年賀状作成も、夫は『わからない！』で終わり。だから私が調べてなんとかやってきました。
仕事を終えてクタクタで帰宅して夕ご飯を作り終えた時点で夫が帰宅。『おいしそー』と、席につかれると『私より先に座って食うな！』と、怒りがこみ上げます。子どもたちに『これ食べるひとー』と聞くと、誰よりも早く『はいはーい！』って『お前には聞いていない！』と、言いたくなります。
休日の買い物はどこへいくか、夕ご飯は何するか、そんなときは張り切って決めるくせに、家の大事なことにはだんまり。
たまにやってくれても雑で失敗して、子ども達の方が上手にやります。
私は子どもとは仲良しだし、愚痴を言える友人もいるし、夫がいなくても大丈夫ではあるけれど、なぜか虚しい。これってまだ夫に期待しているってことなのでしょうか。
別居を提案したことありますが、夫は出て行きませんでした。私が３人連れて別居するのは現実的ではなくて。
でも吐き出せて気が楽になりました。ありがとうございました！」

と、投稿主さんは〆ました。




文／和兎 尊美

※文中のコメントは、「ウィメンズパーク」（2022年1月末まで）の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。