6畳に子ども部屋…配置はどうする?【御手洗直子のコマダム日記】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#105
今回は子ども部屋にまつわるお話です。
子ども部屋からオタク部屋へ
次女も来年小学生になるので、ほぼ使っていなかった部屋を子ども部屋にするべく片付けを始めている。とりあえずは勉強がしやすいように机二つと本棚を入れたいのだが、およそ6畳の部屋に今後どうやってベッドを入れようかなあ最初から2段ベッドを入れる配置を考えてやった方がいいよなあといろいろ考えているのだが、子ども部屋どうこうを考えていると、小学生時代の私が生活していた部屋とは一体どういう状態だったのだろうか…よもやあれは夢だったのではないかと不思議な気持ちになる。
私たち三姉妹が以前生活していた子ども部屋も同じく6畳部屋であった。そこに学習机3つとL字型3段ベッドと本棚二つと児童3人が格納されていた。どういうことだってばよ。6畳だぜ…?時空が歪んでいたとしか思えない。
学習机3つにL字型3段ベッドの時点で相当意味がわからないのだが、そこにどうやって本棚2つが入っていたのだろうか。私の記憶だと図のような状態だった(※上部イラスト参照)と思うのだが、ホントにこれで全てが収まっていたのか???何か記憶違いでもあったのだろうかという密度である。
しかもこの部屋が両隣の部屋の廊下を兼ねていたため出入り口が二つあり、掃き出し窓がありさらにはなぜか裏口&廊下への書院造の丸窓まであった。なんでだよ。暗殺を恐れたボスの部屋かよ。逃走経路の確保に余念が無い。
さて私が小5の時新居に移ったのだが、私たちの部屋が最終的にどうなったかというと私と姉(次女)の12畳の部屋は壁一面約7000冊の漫画と段ボール20箱程度の在庫と同人誌で埋まった。ほぼブックオフの倉庫である。ちなみに姉(長女)の6畳部屋は大量の文房具と雑誌で埋め尽くされた。(文具オタクなので)
小学生から自室を与えられ、後にオタクに生まれついてしまうと部屋にスペースがある限り物を増やしてしまうのであるなあと思いつつ、まあ現在は漫画も電子にできるし昔ほどスペースも必要ないのかなと思ったところ、グッズオタの友達に『漫画は電子にできるけどグッズは電子にできないんで…』と重い告白を受けたのであった。(特にフィギュア棚がかさばるそうです。)(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko