ベビーフードはここまで進化している!?罪悪感なく使ってOK!上手な取り入れ方を紹介【管理栄養士監修】
「ベビーフードは使ってもいいの?」「離乳食は手作りじゃなきゃダメ!って言われる」など、離乳食を進めているママ・パパたちからの不安な声にこたえ、ベビーフードとの上手なつき合い方を紹介します。
『ひよこクラブ』の離乳食特集の監修をしてくれている、管理栄養士の中村美穂先生に、離乳食を進めていくなかで、選択肢の一つとしてのベビーフードについて聞きました。
すぐに食べさせてあげられて衛生的だから、時短&外出時に便利
衛生的に管理されているベビーフードは、パッケージを開ければ「いつでも」「どこでも」「安心・安全」に離乳食を食べさせられるアイテム。自宅での食事のときも、すぐに離乳食の用意ができるので、おなかが空いて赤ちゃんがグズグズになり、けっきょく作った離乳食を食べてくれない!という事態を防ぐことができます。
また、既に離乳食を進めているママ・パパたちは、外出時にベビーフードを利用する人が多いようです。最近では、スプーンがついているベビーフードや、びんタイプのベビーフードもあるので、外出先でもすぐに食べさせられて、便利です。
“もしも”のときのためにも、普段から食べ慣れておくことも重要
被災時、避難所では大人用の食べ物はあっても、赤ちゃん用の食べ物は入手困難なことが多いです。そんな、“もしも”のときのためにもベビーフードを備蓄しておきたいもの。長期保存ができ、お湯や加熱処理が不要なものをチョイスしましょう。
被災時という非常事態に、初めて食べるものは、なかなか食べてくれないことも多いようです。そのため、普段からベビーフードに慣れておくことも重要。使いながらローテーションさせて一定量をストックする、「ローリングストック」をしておくといいでしょう。
発達に合った形状を知るためにベビーフードを使うのもアリ
ベビーフードは、専門家が具や大きさ、やわらかさをそれぞれの時期に合わせて開発しています。そのため、食材の大きさや、やわらかさのステップアップのときに、ベビーフードを見本として見てみるのもおすすめです。
アレルギー対応やこだわり食材のベビーフードも増えています!
最近では、特定原材料(アレルゲン)不使用のベビーフードや、国産食材のみを使ったベビーフードなども数多く出てきています。それぞれの特徴を確認して取り入れてみるのもいいでしょう。
また、月額料金を支払うことで、定期的に品物を届けてくれる、サブスクリプションサービスが離乳食にも登場!
好き嫌いやアレルギー、ステップアップのタイミングなどもカスタマイズできます。
監修/中村美穂先生 写真/もろだこずえ 商品協力/manma 四季の離乳食(はたけのみかた)、the kindest(MiL) 取材・文/ひよこクラブ編集部
離乳食を進めていくなかで、ベビーフードの取り入れ方や選び方の参考になりましたか? 中村先生は、「手作りと組み合わせて使うことで、栄養バランスがよくなり、食べる力をはぐくむこともできます」と話してくれました。
ほかにも「ソース類はとろみをつけるのに使えますし、下ごしらえが大変な野菜やレバーなどの食材はベビーフードを使うなど、“手作りの補助”として使えるベビーフードを取り入れるのもおすすめです」と教えてくれました。
しかし、ベビーフードは使い勝手がいい反面、それだけでは栄養面やそしゃく、味覚などの面で完全ではありません。また商品によっては、うまみ成分や食品添加物などが入っていたり、コスト面で家計の負担になったりすることも。赤ちゃんの栄養になるものなので、各家庭で判断をしながら、上手に取り入れてみましょう。
参考/『中期のひよこクラブ』2022年特別号「初めてのことに戸惑う“離乳食1年生”のママ&パパへ 離乳食入門ガイド」より
※掲載している情報は2022年4月現在のものです。
『中期のひよこクラブ』2022年春号の「初めてのことに戸惑う“離乳食1年生”のママ&パパへ 離乳食入門ガイド」では、先輩ファミリーのベビーフードの活用術などを紹介しています。