「娘とは親友になれるよ」先輩歌手の言葉が育児の励みに。最上もがさんインタビュー
2021年5月に第1子“こもちゃん”の出産を発表した最上もがさん。「ちゃんと生きよう。生きるなら楽しく」とまっすぐ前を向いて歩み続ける“未来”についてお話を聞きました! ワークライフバランスを保ち、仕事と育児を両立させるコツは、育児に奮闘するパパ・ママ必見です。
お風呂上りの「スーパーイチャイチャタイム」が幸せなひととき
間もなく1歳を迎える“こもちゃん”にたくさんの愛情を注ぎ向き合う最上さん。最近はつかまり立ちや伝い歩きをして、家中どこでも動き回るようになったそうです。
――動き回るようになると、なかなか目が離せませんね。
私が使っている物や、普段触らない、見れないものには興味を示して、何でも欲しがります。この前は伝い歩きで空気清浄機のタッチパネルをたまたま押してしまったみたいで……。「ピッ」と音が鳴ったことに興味を示し、いつの間にかチャイルドロックを解除して遊んでいました。
スマホも気になるみたいですが、舐めたり口の中に入れたりするので普段は手の届かないところに置いて、どうしても欲しがるときは古いスマホを消毒して渡したりします。日中すごくグズっているときに、気分転換をかねてYouTubeのキッズチャンネルをテレビで流すことがありますが、一瞬でグズリが止まったり、とても楽しそうで、YouTubeって凄いなあって思います。
――お子さんと過ごす1番好きな時間は?
お風呂から上がって寝る前に、必ず「スーパーイチャイチャタイム」を取るようにしています(笑)。お風呂の時間も好きですが、お風呂を出てから寝るまでの30~60分間は、2人で絵本を読んだり、スキンシップをとったりしています。この時間だけは仕事やその他のことは考えず、目の前にいる娘とフリーな状態で過ごせる1番幸せな時間ですね。
少し前までは喃語のバリエーションがあまりなかったおしゃべりも、今はとにかく色んな言葉で話しかけてくれるようになりました。一生懸命何かを伝えようとしたり、私が手をたたけばマネをしてパチパチしたり、首を振れば同じように首を振ってマネをして見せたり、そんな一挙一動が可愛くてたまりません。離乳食でも、美味しいときは口を開けるし、気に入らないときは口を閉じたままで(笑)。そういうしっかりとした意思表示にも成長を感じます。
ワークライフバランスを保つ秘訣は「ストレス発散」!
正式な「産休」や「育休」を取得することなく、産後2カ月から雑誌の撮影をこなしていた最上さんに、仕事と育児のバランスを両立させるコツを教えてもらいました。
――仕事中も、お子さんと一緒に過ごしているそうですね。
この仕事をしていると、堂々と生きるというのが少し難しく、保育園やシッターさんなどは情報漏洩が怖くて利用できないんですよね。これは今までのトラウマや私の性格上、他人を信用できない、というのがあって。近くに住む両親は仕事をしているので、休日や緊急時にお願いする程度です。基本的にはすべて私がやらねば、と思っているので、出産前までは現場仕事中心でしたが、今はできるだけ家でできる仕事をつくったりしてなんとか生計を立ててます。
――ワークライフバランスを保つ秘訣はありますか?
なかなか自分の時間が取れないことでメンタルが弱ることがあります。なので、娘の寝ている時間=自分のフリータイムを確保することを大事にしています。
なので、ジーナ式のねんトレを参考にしたスケジュールで毎日ほぼ同じ時間に朝寝や昼寝をさせて、その間に色々済ませています。慣れるまでは大変でしたが、慣れてからは大体スケジュール通りに過ごせるようになりました。時間がわかっていると打合せ等リモートワークなども組みやすいです。
娘が寝たらまず、〆切があるインタビューとかの修正確認をしたり、ご飯を食べたり、家事を終わらせた後にリズムに合わせたボクシングトレーニング「Fit Boxing」でストレス発散をしたりしています。体を動かしたり汗をかくっていうのは気分が前向きになるんですよね。そして育児は体力と筋力をすごく使うので、娘の成長とともに重さもスピードも増すことを考えて、今からちゃんと鍛えておかなきゃと思っています!
娘とは気軽に何でも話せる“親友”になりたい!
子どもが生まれてから「娘が将来楽しく生きられる世界になってほしい」と願うようになったという最上さん。理想的な親子との出会いが、新たな目標につながったと話します。
――どんな子に育ってほしいですか?
どんな子でもいいです!私が望む「こういう子に育ってほしい」という願望はありません。私自身、親の敷いたレールに沿って生きていくことが嫌だったので、本人がやりたいことがあればなんでも挑戦してほしいですね。私はその環境作りと手助けができるようにしっかり稼いでおかなきゃと思っています。
だから将来は結婚しても、しなくてもいいし、一緒に住みたいのならずっと一緒に住めばいいですし、学校に行きたくなければ強制はしません。とにかく産まれてよかった、と毎日楽しく幸せに生きてほしいです。
――PUFFY(パフィー)の大貫亜美さん親子に影響を受けたそうですね。
PUFFYの亜美さんと話していた時に、娘さんとすごく仲が良い話を聞いて、微笑ましいなって思いました。友だちが親に逆らったり、反抗したりする様子を見て、「反抗期ってなきゃだめなの?」と疑問に思った娘さんからの問いに、亜美さんは迷わず「なくていいんじゃん」と答えたそうです。
反抗することがなくて困ってしまうほど仲良しの親子って理想的です!亜美さんに「娘とは親友になれるよ」と励ましていただいて、私も娘とは気軽に何でも話せる親友になりたいと思いました。
「何においても娘が一番になった」と語る最上さんの子育てには、ワークライフバランスを保つヒントがたくさん! ママとして前向きに仕事と育児を両立する最上さんの今後の活躍も楽しみです。
■最上もが
最上もが(もがみ もが)
1989年2月25日生、東京都出身。
ドラマや映画、バラエティ、ファッション誌などに出演しさまざまなメディアで活動中。
2021年第一子となる女の子を出産。
ブログ「最上家の日常」 https://ameblo.jp/mogafamily/
最上もがコンテンツ一覧 https://lit.link/mogatanpe
取材・文/佐藤 文子
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