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【女優・加藤貴子】性器のアレコレ、子どもに聞かれたらなんて答える?プライベートゾーン、どうやって教える?このアイテムで説明がスムーズに!

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乳幼児期の子どもを持つママ・パパたちの関心が高まっている性教育のこと。女優・加藤貴子さんは、実際に2人の息子から女の子の性器について質問をされたとき、どう答えていいかわからず困ってしまったそうです。
育児関連の悩みや気がかりについて加藤さんが専門家に聞く連載、第6回のテーマは、性教育についてです。性のことを子どもにどう伝えたらいいのか、現在4才の男の子と0才の女の子のママで、たまひよONLINEでも連載を持つ、泌尿器科医の岡田百合香先生に聞きました。

性のことを教えるときは絵本が強い味方に

加藤さん(以下敬称略) 息子たちとおふろに入っているときなどに、「女の子はおちんちんがなくて何があるの?おしっこはどうするの?」「おっぱいはいつから大きくなるの?どうしてパパはおっぱいが大きくないの?」「なんでパパからは赤ちゃんが生まれないの?」と、興味がどんどんわくままに質問されたことがあります。男の子と女の子の違いって、いつからどんなふうに教えてあげればいいんでしょうか?

岡田先生(以下敬称略) 普段の親子の会話の中で、子どもの素朴な疑問や好奇心から、性に関する話題が自然に出てくるのは、この時期ならではですね。
「幼児期から性教育をしなきゃ」「1から10まで全部しっかり教えなければ」と力んで構えるより、子どもの知りたいことに対し、一緒に考えながら会話する。そこからさらに子どもの「性」に対する興味や関心が広がっていく感じ…。日常の中で自然に性教育のトピックに触れている息子さんとのやり取りは、とっても理想的だと思います。

教え方ですが、ひと言で性教育と言っても、妊娠出産のしくみ、性犯罪(防犯)、避妊、ジェンダーなど、伝える内容は多岐にわたります。親の脳内知識だけで対応するのは難しいので、絵本を使うのがおすすめです。今は性教育に関するすてきな本がたくさん出ていますが、ここでは加藤さんが息子さんから受けた質問に答える上で役立ちそうな2冊を紹介します。

1冊は、『おちんちんのえほん』(作:やまもとなおひで 絵:さとうまきこ/ポプラ社)です。性差のこと、プライベートゾーンのこと、赤ちゃんの誕生まで、やさしい絵とひらがなでわかりやすく書かれています。

もう1冊は『ようこそ! あかちゃん せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし』(文:レイチェル・グリーナー 絵:クレア・オーウェン 訳・解説:浦野 匡子、艮 香織 /大月書店)。さまざまな出産のしかた、パートナーや家族の多様なあり方について紹介されています。いちばんありがたいと思ったのが、女性器の呼び方について「バルバ」という提案がされていたことです。男性器のおちんちんに対して、女性器は最適な呼び名がないと感じていました。ワギナ(vagina)と言われることもありますが、ワギナは腟(ちつ)のことで、女性器全体ではないんです。

加藤 私も息子に「女の子の場所はなんていうの?」と聞かれたとき、女性器の名称は放送禁止用語にもなっているし、タブーのようなイメージもあり、なんて言ったらいいのか困ってしまいました。「バルバ」だと呼びやすいかもしれません。性器にトラブルがあったときに、子どもが「バルバがかゆい」と、親に伝えることができるようになるといいですね。

プライベートゾーンのこと、いつから、どうやって教えたらいい?

加藤 息子に「女の子のおまたはどうなってるの?ママのを見せて!」と言われたこともあって…そのときは「恥ずかしいから見せないよ」と言ったんですが…。

岡田 純粋に「知りたい!」という気持ちで聞かれたら、ちょっと見せようか迷ってしまいそうですが(笑)、「ママのプライベートゾーン(大事なところ)だから見せないよ」でいいと思います。
性器のことは、詳しく解説してくれている絵本がいろいろあるので、ぜひ利用してみてください。

加藤 先生は、プライベートゾーンについて、いつ頃からお子さんに伝えましたか?

岡田 言葉がある程度わかるようになった時期、3才ころだったと思います。おふろで体を洗ってあげるときに、「今からおちんちんを洗いますよ〜、ここはプライベートゾーンですごく大事なんだよ」とひとり言みたいな感じで、声をかけるところから始めました。

加藤 私はそういうことをきちんと口に出して伝えていなかったので、これから絵本を取り入れながらやっていきたいなと思います。子どもから質問をされたときに、「ここはプライベートゾーンと言って人に見せたり、触らせたりしないんだよ」と教えてあげてもいいですか?

岡田 はい。「水着で隠れる場所(胸、性器、おしり)は、プライベートゾーンと言って、自分だけの大切な場所なんだよ。」「ほかの人が勝手に見たり触ったりしてはいけないんだよ」という内容は伝えておきたいですね。
ただ実際には、保育園でのトイレやプールでの着替えなど、家以外でも他人に裸を見せたり触られる機会もあるため、混乱させるかもしれないという不安もあります。

だからといって、「ママはいいの」「保育園の先生やお医者さんはいいの」と例外を作るのは望ましくありません。
「診察・着替えなどでプライベートゾーンを見たり触る必要のあるときも、目的を伝え、本人の同意を得る」というのが理想的だとは思いますが…保育園の先生に、「下着を着替えさせるときには本人に説明して同意を得てください」とお願いするのも気が引けますよね。
せめて家では、「体を洗うのを手伝うから、プライベートゾーンのおちんちんを触るね」「おしりをふくのを手伝うから触っていいかな」と声をかけて同意を取るよう心がけています。

加藤 そういえば息子たちは、家でよくおちんちんを触ったり出したりしていて、おちんちんを隠す、といった羞恥(しゅうち)心がまだないんです。おしりをぷりぷり出してふざけているみたいな感じで(笑)

岡田 女の子がおしりを出すおふざけをしていたら、「これはまずい!」って思うけど、男の子だと「まあいっか」となりがちですよね。
子どもに限らず、男性は女性に比べて、性器に対するプライベートレベルが低く設定されていますが、それってまわりの大人や社会全体の意識が関係していると思います。
たとえば、男子トイレや更衣室の清掃員が異性である女性というのはよくありますが、逆は絶対にあり得ない。「嫌だな、恥ずかしいな」と思う男の人もいるけれど、「男なら裸を見られても平気でしょ」という価値観がまだまだ大人の中にあるんですよね。
最近は男の子にも早いうちから「おちんちんやおしりは人前で見せない。誰かのを無理やり見てもいけない。」と伝えようという流れになっています。
羞恥心が芽生えてくると、親から性の話を聞くことに抵抗感が出て来ます。性器の話が恥ずかしくなる前に、プライベートゾーンについて伝え始めるのがよいと思います。

ママのおっぱいもプライベートゾーン

加藤 息子たちは不安になったり眠くなったりすると、おっぱいを触ってきます。その流れで、4〜5才くらいのときに園の先生のおっぱいを悪気なく触ってしまったことがありました。先生に「触っちゃダメよ」と言われてショックを受けたみたいで、もっと早くから教えるべきだったなと反省しました。

岡田 それは、加藤さんも息子さんも保育園の先生も、みんなが驚いてショックを受けた出来事でしたね。 
今回の件でお子さんに伝えるべきポイントは、「(ママ以外の)先生のおっぱいだから触っちゃダメ」ということではなく、「プライベートゾーンを相手の同意なく触ってはダメ」ということです。

私の4才の息子もまだまだおっぱいが大好き。そっと触ってくるときに「あっ、ここはプライベートゾーンなんですけど…」と言うと、「触っていい?」と聞いてくる、そういうやり取りをしています。私も触られたくないときや、今はやめてほしいなというときもあって、そういうときは「今は触られたくない気持ちだからやめてね」と伝えることで、ママであってもおっぱいというプライベートゾーンを触るときは許可がいることを伝えています。
これは大人になったときの「性的同意」につながる、とても重要なやり取り。「性的同意」とは、つき合っている相手でも、夫婦でも、相手のプライベートゾーンを触るときは毎回必ず同意を取る必要があるという、とても大切な手続きです。

加藤 それは私も実践してみたいです。息子たちは「おっぱいが大好きなんだよ」と正直に言ってくれるからあんまり否定もできないな、と思っていましたが、相手の同意を得ることは大事だよ、と伝えたいと思います。

監修/岡田百合香(おかだゆりか)先生

お話/加藤貴子さん、岡田百合香先生 撮影/アベユキヘ 取材・文/早川奈緒子、ひよこクラブ編集部

性器にどんな違いがあるかの知識を持つこと、プライベートゾーンは勝手に触っても触らせてもいけないことなどを、親子の会話の中で伝えてあげることは、自分の体も人の体も大切にすることにつながります。親も正しい知識を得るために、絵本を一緒に読んでみるといいかもしれません。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

加藤貴子さん(かとうたかこ)

PROFILE
1970年生まれ。1990年に芸能界デビューして以降、数々の作品に出演。代表作として『温泉へ行こう』シリーズ(TBS系)、『新・科捜研の女』シリーズ(テレビ朝日系)、『花より男子』(TBS系)などがある。

『おちんちんのえほん』

やまもとなおひで/文 さとうまきこ/絵(ポプラ社)
小さな子どものための性の絵本。性差から、プライベート・ゾーン、性被害、そしていのちの誕生までをやさしくわかりやすく語る。

『ようこそ! あかちゃん せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし』

レイチェル・グリーナー/文 クレア・オーウェン/絵 浦野 匡子、艮 香織 /訳・解説(大月書店)
性別によるからだの違いと共通点から始まり、性交・受精・妊娠のプロセスから出産、家族との出会いまで、科学的な知識やあらゆる多様性が意識された内容。カラフルなイラストも楽しい1冊。

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