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育児をする男性を「父親」と呼びます?出産・子育てから、パートナーシップを考える?


イクメンとはだれのこと?

 外来には、カップルで受診にいらっしゃる方もたくさんいます。妊婦さんや妊夫さんの相談を受けながら、パートナーシップについて考えさせられます。

 子どもという存在ができると、夫婦は新しい役割と関係性を築いていきます。女性は母親になり、男性は父親になります。最近、育児をする男性のことを「イクメン」と呼んだりするらしいですが、ちょっと違和感を感じます。なぜなら、出産・子育ては手伝うものではなく2人で創造していくものだからです。(もちろん、その他大勢の手も必要です)

 パートナーとは不思議な言葉ですね。人は1人で完成された存在ですが、自分の一部(パート)を担う人という意味だからです。男女は平等ですが同質ではありません。それぞれの不得意なとことを補完し合いながら子育てをしていく。それは、とてもすてきなことだと思います。

 ただ、相手に父親としてすぐに最高のパートナーであることを望むのは急ぎすぎです。妊娠・出産は子育ての準備期間。この期間に2人の子どもをどんな環境の中で育てたいか。どんな親になっていきたいか。夫婦でたくさん話し合ってほしいと思います。2人で真剣に話し合いながら、ゆっくり親になっていきましょう。

バベルの塔を越えていこう!

 バベルの塔のお話をご存じですか?昔、人はみな同じ言葉を話していました。しかし、人類が天に達するほどの高塔を建てようとしたのを神が怒り、人間の言葉を混乱させて互いに通じないようにしたという話です。

 現在でも、同じ言語を話しているはずなのに、自分の思いが伝わらないことはたくさんあります。ですから、伝える努力が必要です。自分の感情や思いを伝えるときには、「あなたが~だから~」と相手を責めるのではなく、「私は」で始まる、「I」メッセージで伝えましょう。

 人には、自分を大切にしてほしいという欲求があります。きっといちばん大切なパートナーだからこそ、自分のことをわかってほしいし、思いを共有してほしいのだと思います。

 しかし、自分のニーズを押しつけるばかりでなく、相手のことも尊重できる人でありたいと思います。最初は不自然な努力が必要かもしれません。しかしお互いが歩み寄ると、そのうちなじんでくるものです。話すこと、思いを伝えることをあきらめないでほしいと思います。

出産とは様々ものを生みだします。

 出産は子どもはもちろん、新しい価値観やあなたが選んだパートナーとの新しい関係性が生み出します。

 なんでも話し合えるだけが、よいパートナシップとは限りません。時にはぶつかり、どうしても許せないこともあるかもしれません。生まれて育った環境も価値観も違うだれかと一緒に生きることは、とても難しいことです。

 だからこそ、互いに見つめ合ったり、並んで同じ方向に目を向けたり、さまざまなまなざしが必要なのだと思います。人はだれかを本当の意味で愛するとき、相手にとって本当に必要な行動がとれるものです。

 あなたが選んだパートナーだから、きっと大丈夫です。大切な人には、照れずに!最高の笑顔で!感謝の気持ちは「言葉」で伝えましょう。そして、たくさんスキンシップをして、もっともっと幸せな家族になりましょう。



浜脇文子 先生
助産師

長崎県出身。産前産後ケアセンター東峯サライ 副所長・産前産後ケア推進協会理事。病院・助産院勤務、助産師学校教員等を経て、2014年4月より現職。地域社会全体で子育てを行うシステム創りを目指して、現場で奮闘中。赤ちゃんとお母さんの笑顔が大好きです。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

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