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春からの学童保育、どんなところに気をつけて選べばいい?子どもが安全にのびのび過ごせるかどうかを見極める2つのポイント

更新

教室の小学生
Milatas/gettyimages

来春、我が子が小学校入学を迎える共働き家庭では、学童保育の申請もいよいよですね。
みんな、どんなところに着目して、選んでいるのでしょうか。
「たまひよ」アプリユーザーへのアンケートで集めたみんなの声をご紹介するとともに、共働き家庭の支援を長らくされている曽山恵理子さんに、学童保育のチェックポイントをお聞きしました。

目が届かないだけに、心配事もいろいろ

各家庭が学童保育に求めるものとして、以下の声があがりました。

「子どもの安全と、家ではできない活動を希望しています。また親へのアドバイスももらいたい」(ミキティ)

「集団ならではの子どもが成長できる活動や経験をしてもらいたい」(RERE)

「楽しく放課後を安全に過ごせること」(りさこ)

ちなみに、そんな預け先を選ぶために、どんなところに重きを置いて見ているのでしょうか?

「学校からの利便性」(とりっぴ)

「1.場所、距離 2.定員数 3.先生の印象」(バタ子)

「場所、先生の質」(mnm)

「場所と延長の可否」(はち)

「運営方針、指導員の人柄と立地、学校から自宅までの距離」(nnn)

「預かり時間、預かり施設の建物の設備など」(きち)

「どのくらいアットホームな環境か、環境が良いかどうか」(ふにまる)

「放課後の過ごし方と環境」(ララバイ)

「仲のいい友だちがいるかどうか」(なお)

場所や施設など、環境に重きを置く人もいれば、保育中の過ごし方や指導者の質を気にする人といろいろですね。複数の学童保育を検討している人や、預けようかどうか迷っている場合、どんなところに気をつけて選べばいいのでしょうか。
保活・両立支援コンサルタントの曽山恵理子さんにアドバイスいただきました。

学童保育で子どもがのびのびと過ごせるかを見るポイント

学童保育では、公設か民営か、など施設の違いの確認のほかに、運営主体の方針や先生方の接し方なども事前に確認したいところです。ハード面(環境等)とソフト面(運営方針や学童指導員の接し方等)に分けて、重要なポイントをお伝えします。

■ハード面(環境等)
自宅から学童保育までの道のりはもちろん、子どもの通う小学校から学童保育まで、子どもが無理なく通えるかがいちばん重要なポイントです。

距離、学校併設かどうか、送迎バスや送迎スタッフの有無、長期休暇中のお弁当の確保、宿題をやる時間の確保、アレルギー対応の有無などが基本の確認事項です。

我が子の体力や自立心を見極めて、どのように登下校させるのか、保護者の送迎はするかしないか、を検討すると良いのではないかと思います。


■ソフト面(運営方針や学童指導員の接し方等)
小学校入学後の子どもたちは、とても張り切って頑張ってしまいがち。新しい環境に慣れるまでは非常に疲れやすいことを覚えておいてください。
まずは我が子の様子をよく確認し、どのような状態なら心と身体を休めたり、安心して遊びに興じたりすることができるのかを優先的に考えて欲しいと思います。

事前に確認したいポイントは、運営方針、学童指導員の接し方、同じ園からの友人関係など。他にも、運動や習い事などの機会を設けているところもあります。子どもが過ごす場として何を優先にしたいのか、リストアップしてみてはいかがでしょうか。

学童保育は、小学校が終わった後や長期休暇中の保護者不在の間、子どもが安心できる大人(学童指導員)に見守られながら過ごす生活の場です。
学習塾や習い事とは違い、適切な遊びや生活の場で子どもたちの健全な育成を目的とした保育事業なのです。
子どもたち一人ひとりが、学校と家庭の中間の場としてのびのびと過ごせるかどうかで選んでいただくことが大切だと思います。

各家庭で優先したいこと、子どもとの相性など、整理して、検討することが大事なようですね。

(取材/文・橋本真理子)

曽山恵理子さん

PROFILE
保活・両立支援コンサルタント。東京都の子育て支援員やキャリアカウンセラーとして2,000件以上のカウンセリング実績を持ち、女性の就業支援講座や就職セミナーの講師、地域の交流イベント企画、保育園入園相談にも携わる。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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