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【俳優・敦士】妹が生まれて急成長の兄。だけど「絶対イヤ!」なものがあって…

更新

2022年6月、46才で第2子が誕生した俳優、敦士さん。かつて人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」での体当たりのパフォーマンスが話題となった熱血パパです。この連載では、妻でモデルの結花子さんの妊娠・出産と、2人目育児のアレコレを夫目線・パパ目線で語ってもらいます!
「俳優:敦士 46才で2児の父になりました」第12回

息子をいい意味で巻きこみながら、家族みんなで育児をスタート!

先日、娘のハーフバースデーをお祝い!

娘が生まれて、うちは一段とにぎやかになり、僕たち親は赤ちゃんを育てる久しぶりの感覚に喜びを感じながら、バタバタと忙しくて楽しい毎日を過ごしています。

もちろん、5才の息子の子育てと共に。

お兄ちゃんになった息子の成長っぷりといったら、頼もしいものがあります。今回はそんな息子の話を中心にお届けします。

妹が生まれる瞬間に立ち会い、そのあと初めて抱っこした息子は、見たこともない不思議な顔をしていました。“この子が僕の妹。ずっと欲しかった兄妹がお母さんのおなかから出てきた”とか“僕、お兄ちゃんになったんだ。早く遊びたい”とか、今まで感じたことのない、いろいろな気持ちが、グルグルグルグル心の中で暴れまわっていたんでしょうね。

そのときに妻が、「お兄ちゃんはおむつを替えるとか妹のお世話、してあげられるかなぁ」と聞いたら、「うん!僕できるよ!」と、キリッとした兄の顔をして返事をしていました。いい顔つきでしたよ!

5才なので親の言うことも理解できるし、少しでも多くのことを体験させてあげれば、ググッ!と成長してくれるんじゃないかと、勝手な親の願望を抱きながら、娘のいる新生活がスタートしました。

5才児にとってハードルの高いお世話とは!?

「僕、できるよ」と兄の顔

まずは、おむつ替えからかな!と、息子にやり方をレクチャーしました。「ここのテープをビリッとはずして…こうするんだよ」と、ゆっくりていねいに見せて。そして、数日後「よし、お兄ちゃん、やってみる?」と、いざおむつを渡そうとしたら、「イヤイヤ!絶対イヤッ!」ですって。

えー!?
「僕できるよ!」って言ってたじゃん!

あとから「なんでそんなにイヤなの?」と聞くと、「おしっことうんちが手につくのが、絶対にイヤだから」だそう。親にとっては、かわいい子どものおしっこやうんちなんて、何ともないどころか、それすらいとおくてたまらんのですよ!

でも5才児にとっては、大好きな妹だけど、おしっこはおしっこ。うんちはうんち。触りたくないものなんです。

おむつ、あきらめました。

でも、着替えを取りに行ってくれたり、ミルクをあげてくれたり、あやしてくれたり、ベッドで添い寝してくれたり、他のことは面倒くさがらずに「いいよぉ」と、やってくれるようになりました。

息子がいちばん得意なことは、妹を笑わせること。

娘が笑うようになってからは、乳児特有の屈託のない純粋な笑い声が好きなようで、変顔を見せたり、変な動きをしたりして笑わせています。そして、娘もケラケラおっきな声を出して笑うんです!

こういう動きが好きなのね?と、僕もやってみるんですが、まったく笑わない…。ほんと、息子のときだけ笑う。そして、娘はひたすら、そんなお兄ちゃんを目で追うんです。

たまらんですよね(笑)。

鼻の穴をふくらませながら妹を自慢する息子よ

ベビーカーを押す姿もほこらしげ!

妻から聞いた、息子のほっこりエピソードも印象的でした。

娘の散歩デビューは、息子の幼稚園のお迎えだったんですが、妻が赤ちゃんを抱っこしているのを見るやいなや、幼稚園のお友だちがまわりを囲んで「かわいい」「かわいい」と、喜んでくれたみたいなんです。

それがよっぽどうれしかったんでしょうね。みんなに「僕の妹だよ!妹なんだよ!」って、鼻の穴をふくらませながら自慢げに言ってたんですって。帰り道でも、自分でベビーカーを押しながら、「みんな、かわいいって言ってたね〜」という話をニヤニヤしながら連発していたそう。

息子にとっては赤ちゃんが毎日そばにいる生活は初めてなので、グッズもいろいろと気になるよう。空の哺乳びんを恥ずかしそうに吸って、「なんか、なつかしいね」なんて、言っていたことも。絶対、覚えてるはずないですけどね(笑)。

「ちょっとでいいから抱っこしてほしい」のひと言がせつなくて…

そして、もう一つ忘れられないエピソードが。妻が妊娠していたときの話です。息子には「おなかに赤ちゃんがいるから、これからは抱っこできなくなるんだ。おなかが大きくなってきたら膝の上にも乗せてあげられないから我慢してね」と妻が伝えており、それを理解してくれていました。

でも、妊娠中のある日、息子が手を合わせ、上目遣いで「お母さん、一つだけお願いごと、聞いてくれる?ちょっとだけでいいから抱っこしてくれない?」と言ったんです。

お兄ちゃんになるために我慢しなきゃいけないと思っていてくれたのでしょう。しかし、まだ5才児ですから、そりゃあ甘えたいですよね。

「我慢させてたんだね。ごめんね、本当にごめんね」って、しばらくキツめに抱きしめてあげたみたいです。抱きしめながら涙も出てきたって話してくれました。

妻は“そのときの顔が忘れられない”そうで、2人で子育てを振り返って話すときには必ず出てくる思い出のエピソードです。

それ以来、絶賛、感情発達中の息子の時間を第一に考えてあげることにしました。まず息子を抱っこしてから次に娘を抱っこ…みたいなことです。子どもの心は繊細です。親はその気持ちの変化を見逃さず、くみ取ってあげなきゃいけないなって感じさせられた瞬間でした。

毎日毎日、いろいろ体験して体も心も日々大きくなってくれる息子。「かわいいよなぁ。たまらんよなぁ。やさしい兄ちゃんになってくれるんじゃないかな」って、妻とよく話しています。


何度も言いますが、子育てっていいもんですね!

そして、親も日々、成長です。

文/敦士さん 構成/たまごクラブ編集部

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

敦士(あつし)

PROFILE
1976年生まれ。岐阜県出身。モデルとして活動していたが2010年にフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」新メンバーに選出。その後、俳優・モデルとして活動中。東海テレビ「スイッチ!」金曜ロケ企画(昭和すいっち)、仙台放送「あらあらかしこ」、tvk 「LOVEかわさき」などレギュラー番組多数。2012年にモデルの結花子と結婚。YOU TUBEチャンネル「敦士のクローゼット」もマイペースに更新中!

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