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【まんが・はたらく細胞BABY】「突発性発疹」はキラーT細胞がウイルスを破壊

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24時間365日休むことなく、私たちの体内ではたらく細胞たち。目には見えないその細胞たちの仕事ぶりを、まんがで楽しく学んでみませんか?『はたらく細胞BABY』では、赤ちゃんに起こりがちな“あるある”トラブルをまんがを通して学ぶことができます!今回は、ウイルス感染症の一つ、突発性発疹について取り上げます。解説をしてくれるのは、5才と3才の男の子のママでもある小児科医の白井沙良子先生です。
※この記事は『ひよこクラブ』2022年4月号の特集を再編集したものです。

「突発性発疹」はウイルスに感染して症状が出現

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス(HHV)6型・7型への感染によって起こる感染症です。赤ちゃんは免疫グロブリンG(IgG)のはたらきにより、さまざまな病原体からの感染を免れますが、この免疫は生後約半年で役目を終えて消失します。このころから風邪をはじめとした感染症などにかかりやすくなり、突発性発疹も生後6カ月ごろから多く見られるようになります。生後初の発熱となることも。

悪さをしているウイルスは「ヒトヘルペスウイルス(HHV)6型・7型」

突発性発疹の原因のウイルス。

接触感染や飛沫感染でうつるとされていますが、はっきりとした感染経路は不明です。約10日間の潜伏期間があります。まれに6型と7型の2回感染することもあります。

キラーT細胞とB細胞が活躍!

攻撃の戦略を決める司令塔の役割を担う細胞、ヘルパーT細胞が命令を出し、キラーT細胞がウイルスに感染した細胞を破壊しようとはたらきます。また、同じく命令を受けたB細胞が、ウイルスに対抗する大量の抗体をつくり出します。

【はたらく細胞たち】体内の殺し屋「キラーT細胞」

ウイルスに感染した細胞などの異物を認識→破壊するはたらきをします。

【はたらく細胞たち】抗体職人「B細胞」

体内に侵入した細菌やウイルスなどに対する免疫機能を担う血球です。

赤ちゃんが発熱したときの気をつけたいポイント

発疹が出るまでは、突発性発疹かそれ以外の病気・感染症かを判断するのは難しいものです。発熱をしていても、赤ちゃんの機嫌がよくいつもどおりなら、安静にして様子を見ましょう。

哺乳や食事が進まない場合は受診を

発熱が3日以上続く、赤ちゃんの哺乳や食事が進まない場合などは、小児科を受診しましょう。

【コラム・小児科医白井先生からメッセージ】育児の不安はほぼ「未知」からくるもの

赤ちゃんの病気や感染症などを「怖い」と感じるのは、赤ちゃんの体に何が起こっているかわからないという、「未知」からくる不安だと思います。そんなときに、正しい知識を持っていれば、あわてず冷静に対処でき、心強いお守りになると思います。正しい知識を楽しく知るために、まんが『はたらく細胞BABY』を手に取ってもらえたらうれしいです。

監修/白井沙良子先生 取材・文/高本亜紀、たまひよONLINE編集部

©︎福田泰宏・清水 茜/講談社

突然の発熱は赤ちゃんにはよくあることですが、初めての発熱や38度以上の高熱が出てしまったら、とても心配になりますよね。そんなときに落ち着いて行動できるためにも病気や感染症への正しい理解を深めておくと安心です。『はたらく細胞BABY』を読んで、赤ちゃん特有の病気や感染症について楽しみながら学んでみてください!

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

『はたらく細胞BABY』

小さな赤ちゃんの体内で、懸命にはたらく細胞たちから目が離せない! 話題の『はたらく細胞』シリーズの一つ。 全4巻。著者/福田泰宏 監修/清水 茜 1〜2巻704円、3巻715円、4巻726円(講談社)

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