ほんのひと手間と調味料で、餃子をさらにおいしくする裏技
今回のテーマは、おうちごはんの定番メニュー「手づくり餃子」。ジューシーでおいしい餃子をつくるために、どんな工夫があるのでしょう。口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちと料理研究家・ほりえさちこさんに聞いてみました。
■砂糖、塩、水でジューシーに
「ひき肉料理(餃子やハンバーグなど)に、砂糖、塩、水を入れると、ジューシーになるそうです。安いひき肉を使ってパサつく場合の裏技らしいです」
■砂糖を入れると確かにおいしい!
「砂糖入れるとおいしいと聞いて入れてみたら確かにおいしい!それからずっと入れています。ちなみに餃子50個分のタネに対してティースプーンすり切れ1杯程度。甘みはほとんど感じません」
■鶏ガラスープとオイスターソース
「酒としょうゆのほか、鶏ガラスープの素や、オイスターソースを少し入れたり、ごま油を少し入れたりと、毎回気分次第で適当です」
■隠し味に味噌
「母から教わったのは、味つけに塩、こしょう、しょうが、玉ねぎのみじん切りと、少しの味噌を入れることです」
■きび砂糖
「義母が作る白菜を使った餃子は、きび砂糖が少し入っています。おいしいです」
■甜麺醤
「甜麺醤を入れています。甘みそのような感じです。うちでは、甜麺醤を入れたほうが人気があります。本格中華っぽい味になります。中国の料理研究家のレシピで知りました」
定番餃子の味がグンとアップする!ジューシー餃子レシピ
料理研究家ほりえさちこさんにジューシー餃子のレシピとつくり方のポイントをアドバイスしてもらいました。
■ジューシー餃子レシピ
《材料》 24個分
豚挽き肉:250g
にんにく:1片
しょうが:1/2片
キャベツ:150g
ニラ:30g
塩、こしょう:各少々
餃子の皮:24枚
A
鶏ガラスープ:鶏ガラスープの素小さじ1を湯大さじ5でといたもの
※鶏ガラスープは、練り状の中華だしを使ってもOK
B
砂糖:小さじ1
オイスターソース:小さじ1/2
酒:小さじ1
ごま油:大さじ1
こしょう:少々
餃子の皮:24枚
《作り方》
1.ボウルにひき肉、塩、こしょうを入れて粘りが出るまでこねる。Aを加えてさらにこねて、冷蔵庫で20〜30分ほど休ませる。
2.キャベツとニラはみじん切りする。キャベツは塩ふたつまみを加えて軽くもみ、水気が出てきたらしっかり絞っておく。
3. 1と2を混ぜ合わせ、にんにくとしょうがのすりおろし、Bを加えさらに混ぜる。
4.餃子の皮に具をのせてつつむ。
5.フライパンを熱し、油を入れたら餃子を並べて中火で焼く。
6.軽く焼き色がついたら餃子の1/3の高さまで水を注ぎふたをして、中火で5分くらい蒸し焼きにする。(蒸し焼き時間は、水分が9割くらいなくなるまでを目安に)
7.水分がなくなってきたらふたを取って完全に水分をとばし、ごま油(分量外)をまわし入れパリッと焼きあげる。
8.つけタレは、通常のしょうゆ+酢以外に、酢+こしょう、ポン酢+豆板醤、酢+食べるラー油もオススメです。
ジューシーでおいしい餃子にするための3つのポイント
Point1
肉は塩、こしょうを加えて粘りが出るまでよくこねてから野菜と合わせたほうが、焼いた時に水分が逃げずにジューシーに。塩で軽くもんだキャベツは水分をしっかり絞らないと、あんがベチャとする原因になるので注意して!
Point2
Bの調味料は砂糖をはちみつ小さじ1に変えるとコクがグッとアップするのでオススメ。
※1歳未満のお子さんが食べる場合は、はちみつを使わず砂糖を使ってください。
Point3
餃子を蒸し焼きする時は、時々フライパンを横にゆすると焦げつき防止に。
砂糖やオイスターソース、鶏ガラスープなどママたちの隠し味とほりえさちこさんのレシピはとても参考になりますね。これで餃子もワンランクアップしそうです。今夜の晩ごはんは、ご飯にもビールにもあう餃子を手づくりしてみませんか?
(取材・文/メディアビュー 酒井範子)
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2020年9月の情報で、現在と異なる場合があります。
ほりえさちこさん
PROFILE)
料理家、栄養士、食育アドバイザーの資格を生かし、離乳食からおべんとうづくりまで幅広いレシピを紹介。著書は、『おいしさ満点!中高生の基本のお弁当』(成美堂出版)、『おべんとうの教科書』(学研プラス)、『3品15分 超時短 糖質オフ1か月晩ごはん献立』(主婦と生活社)、『あと1品がすぐできる! おいしい副菜』(池田書店)、『オートミールで簡単! ダイエット』(宝島社)、『中高生アスリートを応援!パフォーマンスがアップする ラクうま部活弁当』(ナツメ社)、『作りおき+すぐできおかずで糖質オフ1か月弁当』(主婦と生活社)など多数。