ごちゃつきやすいキッチンの水周り。スポンジ置きは必要?プロが実践するシンクまわりの仕事の削減アイデア
台所の掃除をする時に邪魔になるし、かえって汚れがたまってしまうのがスポンジ置き場。みんなはどんなものを使っているのか口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともに、『主婦業9割削減宣言』の著者、KEIKOさんに聞きました。
ママたちはスポンジ置き場どうしてるの?
――まずは、ママたちのアイデアをお届けします。
■シンクに貼りつけられるスポンジホルダー
「Youtubeを見ていて私がいいなと思ったのは、100円ショップで売っている 浮かせるスポンジホルダーです。吸盤でくっついているだけなので取り外し簡単。掃除もできるし、斜めになっているので水切れもよさそうです」
■ステンレスのピンチを使用
「蛇口のところに、無印などにあるステンレスピンチを引っ掛けて、そこにスポンジ挟んでいます」
■シンクに貼るシールタイプ
「スポンジはシンクにシールをペタッと貼るだけのものを使っています。シールに細かい針みたいな突起がまんべんなくあるので、スポンジが引っ掛かる仕組みなのかな。似たような感じで浮かせるタイプもあったけど、吸盤がすぐ落ちてしまうのでシールタイプにしました」
■ディスペンサーとスポンジの一体型
「スポンジ置き付きディスペンサーと検索すると、洗剤を入れるディスペンサーとスポンジ置きが一体となっているものがありますよ」
スポンジ置き場だけでない! シンク周りの仕事を削減するためのアイデアとは
スポンジ置き場だけでなく、シンク周りのタスクを減らす方法について、KEIKOさんにアドバイスいただきました。
「キッチンの備えつけのステンレスラックに、洗剤と一緒にスポンジを入れています。入れているものもその2つだけです。
キッチンの水回りで、ものを増やさないためには仕事を増やしている要素はなんだろうと、まず考えてみるといいと思います。例えば、我が家の場合ですが、水筒の中身を麦茶にしていた時は、茶渋をとったり、滑りをとったりするための仕事が増えていました。水筒を洗うための専用スポンジが必要で、その管理がまたストレスになることも。けれども、入れる飲み物を水に統一したことで水周りの仕事や、水筒用のスポンジを減らすことができました。
そのほか水回りでは、ふきんの管理などもストレスになることも。布巾を衛生的に管理するのが難しいと感じていたのですが、使い捨てのダスターとして、厚めのキッチンペーパーを使うようになり、管理するものが減りました。最終的には、そのキッチンペーパーを使ってシンクの中を掃除しているため、最後に捨てられるので便利ですよ。余計なものを置かないのは大事なことかと思います。
また、週1で作り置きの家事代行をお願いしたタイミングで、キッチンの水回りをキレイにしてもらうようにしてからは、毎日軽く掃除するだけになって、とてもラクになりました。また、作り置きをしてもらうと必然的に毎日の生ゴミは減るので、そういった面でも助かっています。
ものが増えると管理するものが増えるので100円ショップ好きであれこれグッズを買ってしまうという人や、〇〇専用のものを買ってしまう習慣のあるという人は、要注意かもしれませんね」(KEIKOさん)
スポンジも便利と思って、食器用、シンク用、ボトル用と使っていると結果モノが増えて管理が大変になんてことにも。なくすという観点をもつのもの大事ですね。
(取材・文/メディア・ビュー 酒井範子)
●文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
●記事の内容は2022年5月の情報で、現在と異なる場合があります
KEIKO(唐仁原けいこ)さん
PROFILE)
株式会社ライフキャリアcircle代表取締役。 ”女性が主体的に生きる”をテーマにしたラインコミュニティを主宰。10.7.4歳の3児のママ社長。仕事じゃなくて主婦業をやめる選択「主婦業9割削減を目指すブログ」がコロナ禍で話題に。著書に最新家電の導入や試行錯誤しながら削減していく様子を綴っている『主婦業9割削減宣言』(中央公論新社)がある。