遅すぎる!?早すぎる!? いまどきの中高生門限事情
●5月28日は「花火の日」
1733年(亨保18年)5月28日、隅田川で水神祭りの川開きが行われ花火が打ち上げられました。
この花火は大飢饉やコレラによる死者の慰霊を祈願したものでしたが、やがて庶民の楽しみとして定着していきました。そして、この両国川開きの花火が、東京を代表する隅田川花火大会に繋がっていることから「花火の日」に制定されました。
遅くても中学生は19時、高校生は?
夏になると全国各地で開催される花火大会。老若男女が楽しめる夏の風物詩ですよね。特に若い頃は、親公認で夜に出歩けるイベントでもありウキウキと夜のお出かけをしたものです。中・高校生ともなると、友だち同士で出かける機会が多くなりますが、そこで頭を悩まされるのが門限。お友だちのご家庭とのバランスもあるし、あまりに遅いのも心配だし…。
子どもの門限、何時にしていますか?口コミサイト『ウィメンズパーク』のママに聞いてみました。
「高2の息子です。年越しの除夜の鐘をつきに行く以外の門限は22時と決めています」
「中3の娘がいます。門限19時です。遅いですかね? 部活終わって友だちとお茶してくると、ちょうど19時くらいなので」
「高1女子。門限20時です。男の子なら21時が多いみたいです。娘のクラスメイトで門限22時はないですね」
高校生の女の子だと、門限20時が多いようです。
「高3男子です。市の条例が23時なので23時には帰宅するように伝えてます。それでも何か遅くなる理由があったら、まずは連絡が来ます。その理由によっては許可することもありますが『〇時には必ず帰宅します』と約束を取り付けます」
「高2の娘の門限は21時。夜は心配ですが、部活の先輩とのつき合いもあるようなので。ただ、どこにいるのかわかるアプリも入れて居場所だけは確認できるようにしています」
「息子も娘もGPSつけてます。門限はあるけれど、高校生にもなると門限破りもしばしば。GPSがあるだけでも、子どもは危ない場所へのブレーキにもなるし、親も多少遅れても少し安心です」
学年が上がるにしたがって、自由に遊べる範囲も広がり、友だち同士の付き合いも多くなってきます。そこで、自分だけ先に「門限だから」と帰るのはイヤなものです。
「22時の門限に帰ってきた息子が、俺だけ帰ってきたとご立腹。俺以外はもっと遅くてもいいって言われてると抗議してきました。高校生の間は22時を譲らないつもりですが、厳しいうちに入るのかな?」
この親との門限交渉は経験者が多いのではないでしょうか?
「他の家はといった話を耳にすると親もブレますよね。迷うのもまた親の試練だと思います。でも大事なのは『うちの門限は○時』と、言い続けることだと思うんです。最終的に変わらない方針が大事!」
「高2の娘です。同窓会とか特別な時で居場所が明確なら門限は決めないかな。ディズニーやコンサートで24時に帰宅とかしてます。特別な日以外の門限は22時」
「あれもこれもダメ、うちはうちと言っても反発するだけなので、お互い妥協案を出してその時々で門限を決めています。話し合って反発がない分、約束の時間はキッチリ守ってくれますよ」
子どもの世界を尊重してはあげたい。でも、夜は決して安全とはいえません。それぞれの家庭の方針がありますが、子どもの言い分に耳を傾けつつ、親子で話し合って安心・安全な時間を決めたいものですね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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