排水口の掃除はどのくらいの頻度でしてる!?その掃除頻度だとちょっと心配かも…
キッチンや洗面台・浴槽の排水口の掃除の頻度について「たまひよ」アプリユーザーに聞くとともに、排水口の掃除方法についてナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんにアドバイスしてもらいました。
排水口の掃除頻度と掃除方法は…?
まず、みんなの排水口の掃除の頻度とその方法について聞きました。
◾️つけ置き洗い
「2週間に1度、キッチンハイターでつけ置きしたあと、洗い流します」(あんずちゃん)
◾️風呂場はカビ取りハイターも
「週に2回、ゴミの日のタイミングで掃除しています。排水口のゴミ取りネットを交換して、スポンジでゴミ受けを洗っています。ニオイが気になってきたら、専用の漂白スプレーで掃除しています。洗面台やお風呂は、基本、スプレーして放置、洗い流せるものを使用しています。お風呂は柄がついたスポンジでゴシゴシしてから流しますが、現在住んでいる家は、湿気が多くカビが生えやすいので、カビとりハイターも週1は使っています」(とも)
◾️ステンレスのフタを使って時短に
「賃貸ですが、排水口のフタやゴミ受けはステンレスのいいものを買ってつけています。備えつけのプラスチックのものよりも格段に掃除がラクです」(あず)
◾️お風呂場は…
「キッチンは1ヶ月に1回、洗面台とお風呂4〜5ヶ月に1回です」(とうもろこし)
◾️歯ブラシとパイプフィニッシュ
「使わなくなった歯ブラシである程度水洗いして、あとはパイプユニッシュを大量にかけて放置。そのあと流して終わり。簡単だけど意外とピカピカになります!」(さんごう)
◾️ウタマロとスポンジで擦り洗い
「汚れがたまってきたらキッチンは掃除用のスポンジと洗剤で、お風呂場はウタマロと掃除用スポンジで普通にこすり洗いをしています」(ぜんざい)
◾️お風呂の排水口は気が向いたら
「キッチンは、月1くらい。お風呂は、気が向いた時。洗面台は、洗面台の汚れが出てきたら。スポンジを月1で交換しているので、そのスポンジで掃除しています。細かいところは歯ブラシとパイプユニッシュ的なものを使用しています」(みー)
◾️お風呂はスポンジと洗剤で掃除
「キッチンは気になったら食器用洗剤と掃除用スポンジで洗います。洗面台は1ヶ月に1回。排水口用のクリーナーを流し込んでいます。お風呂は、半年に1回。スポンジとお風呂用洗剤を使用しています」(み)
◾️お風呂場は夫が週1掃除
「キッチンはゴミ捨てのタイミングで週2回。キッチンハイターで掃除します。洗面台は毎日、ウタマロで簡単掃除。お風呂は夫の担当で週1回。エアジェットを使っています」(あーこ)
キッチンの排水口、ゴミ受けのカゴまわりは毎日掃除を心がけて
掃除するのが億劫になる場所といえば、排水口という人も多いはず!ここでは、本橋ひろえさんに排水口の掃除頻度と掃除方法を教えてもらいました。
「キッチンや洗面台、浴槽の排水口の掃除は、ヌメリが苦手で掃除が後回しになる気持ちはわかります。皆さん、キッチンの排水口の掃除頻度は、少なめの印象です。
キッチンの排水口のゴミ受けのバスケットやゴムのふたなどは、できれば毎日、水が溜まっている排水口の部分は週に1回を目安に掃除したほうがいいですね。排水口内には、油汚れや生ごみ、食べかす、すすぎ残しの洗剤などが溜まりやすく放置すると雑菌が繁殖して嫌なニオイやヌメリだけでなく、雑菌が食品に付着して食中毒の原因になることがあるからです。また、夏など暑い時期は、コバエが発生する原因にもなります。排水口は毎日の食器洗いの延長で掃除する習慣にすると、スペシャルケアをする必要もなくなります。
排水口の中の掃除には、ラップとゴムを使ってふたをする方法もありますが、それよりも何度も使える薄いシリコンのマグカップカバーがオススメです。
まず、排水口内に、排水管より少し大きめのシリコンのマグカップカバーを置きます。そこに小さじ1杯の過炭酸ナトリウムを入れて、60度くらいの熱湯を注ぎ、30分ほど放置します。最後に、たっぷりのお水を流して終わりです。私は夜、過炭酸ナトリウムを入れて放置し、翌朝、水を流しています。
キッチンの排水口で注意したいのが、塩素系漂白剤を使用することです。食品や調味料の中には酸性のものも多いので、塩素系漂白剤と排水口の中に残っていた酸性のものが混ざると有毒ガスを発生する可能性があるので使用はオススメできません。過炭酸ナトリウムを使いましょう。
次に、洗面台や浴槽の排水口の掃除ですが、キッチンほど汚れが溜まりにくいので、ニオイが気になってきたくらいを目安に掃除するといいと思います。
洗面台の排水口の掃除専用のタブレットなどもありますが、ご家庭に重曹やクエン酸があれば、それでもOKです。まず、洗面台の排水口の周りに重曹1/2カップをまきます。2Lほどの湯を入れた洗面器、もしくは鍋などにクエン酸大さじ1〜2杯を溶かし、排水口まわりの重曹にかけ一気に流し込むと、重曹とクエン酸の化学反応で排水口や排水管をキレイに掃除することができます。
浴槽の排水口は、床に残ったシャンプーや石鹸の残り、汚れが付着した毛髪など溜まりやすく、カビやヌメリが発生しやすいので、こまめな掃除を心がけましょう。毎日、溜まった毛髪などを取り除き、ゴミ受けのバスケットをスポンジなどで擦り洗いするとニオイや汚れが簡単に落ちます。毎日、バスケットを洗っておけば、排水口の中の掃除は1ヶ月に1回くらいで大丈夫です。
浴槽の排水口も、キッチン同様に塩素系漂白剤を使われていることが多いですが、肌に触れると危険なので、洗面所と同じ方法で重曹とクエン酸、もしくは過炭酸ナトリウムを使って掃除するのがオススメです。
浴槽の排水口の付属のバスケットは、プラスチックからステンレスに替えると、ヌメリや着色しにくいので、お手入れもラクにできるのでオススメです。
排水口は、放置すると掃除するのがどんどん億劫になる場所です。なるべく後回しにしないようにこまめに掃除することが大切です」(本橋ひろえさん)
キッチンの排水口掃除の頻度が少なめなことを反省しました。毎日はできなくとも回数を増やしていくように心がけていくことが大切ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年11月の情報で、現在と異なる場合があります。
本橋ひろえさん
PROFILE)
ナチュラルクリーニング講師。北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、各地でチュラルクリーニング講師になり、テレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)などがある。
