「パパも育休、取らなきゃマズイでしょ!」世のママたちの大変さを実感。好きなパパYouTuberとしても人気!2児のパパ「Fischer's」ンダホさんインタビュー
6月18日は父の日ですね。「たまひよ」では、アプリユーザーに好きなパパについてのアンケート調査を実施!そこで、好きなパパYouTuberとして、中学の同級生6人で活動している「Fischer's」のンダホさんの名前が多数あがり、「家族愛に溢れている!」「お子さんと奥さんを大切にしているのが感じられる」など、たくさんの声が集まりました。今年の5月には、第2子となる男の子が生まれたことを公表したンダホさんに、普段の子育てについて、また奥さんの出産に合わせて取った育休について話を聞きました。
はじめての立ち合い出産に、思わず涙! 長男と二人っきりの1週間でパパっ子に!?
――好きなパパYouTuberとしてたくさんの人が名前をあげていました。今のお気持ちを聞かせてください。
ンダホさん 素直にうれしいです!子育てをしているところって、あまり人に見られる機会ってないと思うのですが、その中でも名前を挙げていただけたのは光栄ですね。でも、ママだったり、子どもあっての“パパ”なので、そこは忘れずに、これからも頑張りたいと思います。
――3月に第2子となる男の子が生まれたそうですが、出産時の印象的なエピソードはありますか?
ンダホさん 次男はもうすぐ3か月になるのですが、少しずつ眠っている時間も長くなってきて、首もすわりはじめました。今回は出産時に立ち合いもできましたし、妊婦健診にも一緒に行くことができて、それがとにかくうれしかったです。もうすぐ3歳になる長男の時は、ちょうどコロナが流行しはじめた直後で、立ち合いはもちろん、病院にも入れない状況だったんです。それが今回は、陣痛中は妻の背中をさすったり、生まれた直後に赤ちゃんに触れることもできました。
生まれてきた瞬間は、思わず泣いちゃいましたね。僕が泣きすぎて「涙ひっこんじゃったよ!」って笑われちゃいました(笑)。
それから妻が出産で入院していた1週間は、長男とはじめて、二人きりの生活でした。それですっかりパパっ子になってしまったのですが、実はそれもうれしかったですね。
――育休を取られたそうですが、その期間の生活はどうでしたか?
ンダホさん 会社勤めのパパさんとは少し違うと思うんですが、通常は自分が編集した動画を3日に1回出すことになっていて、それをこの期間は6日に1回にしてもらいました。あとは、生まれる直前にできるだけ作業を終わらせておいたので、少しまとまった休暇を取らせてもらうことができたんです。とにかく、チームのみんなが協力的で優しかったですね。
夫婦二人で子どもたちをみる時は、基本的には長男が僕、次男が妻という感じに自然となりました。長男は育休中ですっかりパパっ子になって、「パパのところに行けばなんとかしてくれる!」みたいな感じで頼ってくれるようになって。今は妻が次男の世話で大変なので、そこは上手く分担ができてよかったかなと。
子どもたちのお風呂や歯磨きだったり、次男はオムツ替えをしたり、泣いてしまったら抱っこしたりと、できることはなるべくやっています。妻はもともと幼稚園の先生をしていたので、育児に関していろいろと教えてもらっています。
――育休中は、どんなことが一番大変でしたか?逆に、うれしいことや幸せを感じることはありましたか?
ンダホさん 次男が生まれてから、それぞれが元気な時と眠い時のタイミングがずれてしまうと大変ですね。次男をやっと寝かしつけたと思ったら、長男が音の出るおもちゃで遊びはじめたり。「今はやめてくれよ〜!」ってことがしょっちゅうあります。まあ、それもかわいいんですけどね。
幸せを感じる時は、毎日です!長男が次男に「いいこいいこ」してあげたり、優しく接してくれたりするのを見ると、幸せだな〜と感じます。あとは、泣いている次男を抱っこして泣き止んでくれた時は、パパとして認めてくれてるんだな〜、家族になったんだな〜と、しみじみ思いますね。
育休を経験して、ママの大変さを実感。パパたちに育休の良さを伝えたい
――まだまだ、世のパパたちは育休が取れない人も多いと思うのですが、この現状をどう思われますか?
ンダホさん 今回、育休を取ってみて、これは取らないとマズイよなと思いました。子ども1人の子育てでも大変なのに、ママだけで、子ども2人や3人の面倒を見なくちゃいけないのはむちゃくちゃ大変だと思います。街中で、子ども二人を乗せて自転車を漕いでいるママさんを見ると、本当にすごいなと思うようになったし、子育てを頑張っている人を見る目も変わりました。
それに、育休の良さを世のパパたちに伝えていくことも大切だなと感じています。
――YouTuberという職業柄、ほかの職業のパパたちと比べて、お子さんやご家族での時間は取りやすいのでしょうか。
ンダホさん 家で仕事ができるので、ほかのパパさんに比べて、圧倒的に家にいる時間は長いとは思います。でも、編集作業などは部屋にこもってしなくてはいけないので、家にいるのに子どもたちと一緒に過ごせないという時間もけっこうあります。
あと、僕たちはアウトドア系の動画も多く撮っているので、撮影に行くとなると、出張のように家を離れなくてはいけません。そういう時は、家族に「ごめんね!」って思うこともよくあります。それでも、メンバーができるだけ配慮をしてくれて、帰宅時間を早めてくれたりするので、それはとてもありがたいですね。
YouTuberの仕事は、何かあったら家にすぐ帰れるという心の安心感は大きいですね。メンバー内で調整してもらうこともできるので、「子どもが熱出しちゃったから帰らせてほしい」とか、「明日、子どもの面倒を見ないといけないから参加できない」など、ある程度は融通が効きます。あとは、子どもが寝てから夜中に編集作業をすることもできますし。YouTuberは、パパにとっては育児に参加しやすい職業かもしれないですね。
取材・文/内田あり、たまひよONLINE編集部
●記事の内容は2023年6月の情報で、現在と異なる場合があります。
<プロフィール>
Fischer'sのンダホさん
中学の同級生が集まってできた、6人組YouTuber「Fischer's」のメンバー。チャンネル登録者数は800万人を超える。2019年に結婚、2020年に第一子となる長男が誕生し、2023年に次男が誕生。「Fischer's」のYouTubeチャンネルや自身のインスタグラムでも、「こだほ」「ここだほ」と一緒に親子で登場している。