子どもの入園・入学準備、手作りは親のエゴですか?
保育園・幼稚園で必要な入園準備品や、小学校生活に必要な上履き袋、テーブルクロスといった入学準備品の数々。皆さんは、手作りですか? それとも既製品ですか? ちまたでは、この入学準備品について賛否両論の意見があるようです。「手作りはママの愛情がこもっている」という声もあれば、「親の自己満足にすぎない」という対抗意見など実にさまざま。また、学校によっては先生から手作りを求められる場合もあるようです。なかなか決着がつかない"準備品論争"ですが、今回は、口コミサイト『ウィメンズパーク』の投稿から、ママたちの"本音"コメントを集めてみました。
「手作りは親の自己満足」に対する、手作り派の回答が秀逸?!
準備品を既製品で用意するというママがもらした、「手作りって、結局自己満足じゃない?」のひと言。これに対する手作り派の皆さんの回答をご紹介します。そのみごとな達観ぶりにご注目!
そのとおり、自己満足です
自己満足以外の何ものでもありません。決してキレイにつくれるわけじゃないですが、自分がつくったものを子どもが喜んで使ってくれる。その顔を見られる喜び。これを自己満足と言わずしてなんと言おう!
好きだからやっているだけ
3人の子どもがいますが、すべて手作りです。愛情こめて...とは思っていません。実際、好きだからやっているだけで。生地もかわいいものを買うと安い市販のものより高くついたりするし、メリットも特にありません。ええ、「自己満足じゃん」と笑ってください。わが子さえ喜んでくれるなら、文句なしです。
見た目なんて気にしません
私の場合、家にミシンがないから何もかも手縫いです。正直見た目も悪いけど、つくるのが楽しい。子どもも喜ぶ(まだ小さいのでわかっていない...)。完全に自己満足です♪
既製品派&手作りが苦手なママたちの本音
いっぽうの既製品派や手作りが苦手というママたちにも、手作りに対して思うところはたくさんあるよう。うらやましい気持ちはもちろん、できないけれど求められるプレッシャーというのもきついものがありますよね。
つくれる人がうらやましい
つくれる人がうらやましいです。私はミシンを買って給食用ナプキンだけ自分でつくりました。だけどやっぱり自信がないので、袋ものは手芸店でオーダーしました。つくれる人がうらやましいです。上手につくれるなら全部つくりたいところです。
長女のひと言に胸が痛む
まず、わが家にはミシンがありません。ミシンがないからつくれないわけではないのですが、つくろうと思わないのです。そりゃ憧れはありますが、不器用な私には縁のない世界。長女に「なぜ器用な人がママじゃなかったんだろう」と言われたことがあります。でも、「ごめんね~」としか言いようがありませんでした。
指定というプレッシャーがつらい
全学用品が手作り指定です。裁縫が苦手な私はもう、冷や汗だらだらです...。
「正直どっちでもいい」という第3の立場も
手作り派は既製品派、既製品派は手作り派の考えについて、それぞれ思うところがあるようです。とはいえ、なかには「正直どっちでもいい」「各家庭の考え方しだいでしょ」という、中立の意見も多く見られました。
子育てはすべて自己満足だから
手作りだろうが、既製品だろうがどっちでもいいと思いますよ。そもそも子育てなんて自己満足の固まりだし(笑)。だって「うちの子には持っていて恥ずかしくない既製品を買うわ!」っていうのも自己満足ですよね?
どちらだって愛情は一緒
上の子は女の子なのでテンションも上がり、かなり私好みに手作りしました。下の子は男の子なのでかわいい柄がないのと忙しくてテンションも上がらず、袋ものだけつくってテーブルクロスは市販品です。でも、物理的に手をかけたorかけていないに関わらず、どちらも愛情は同じです。
手作り料理と同じですよね
どっちでもいいと思います。これって手作り料理と似ていませんか? それこそ忙しいのに料理をつくって「がんばってつくったんだから!」と言われたらうっとうしいけど、好きでつくるならいいですよね。本人たちがよければ、他人に言われる筋あいはない。他人と話せば価値観は違うのでしかたないレベルかなと思います。
手作りでも既製品でも、子どもへの愛情の表し方は人それぞれ! お互いの気持ちや意見を認めたうえで、「他人がどう思うか」より「自分(子ども)がこう思う」ことの大切さがわかりました。各ご家庭での価値観やお子さんの意見を尊重してあげることに重きを置きたいものですね。
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。