「子どもの食事マナー」意識するのは何歳から?
●【10月30日はマナーの日】必要なマナーを見直し、役立てる日に
10月30日はNPO法人日本サービスマナー協会の設立日。これに由来して「マナーの日」に制定されています。あらゆる場面で必要不可欠なマナー。これを見直し、生活に役立ててもらうことを目的とする日です。日本サービスマナー協会は、接客サービス研修や検定試験などを行い、サービスマナーの普及と向上を目指した活動をしています。
「ほめる」&「ごほうび」がマナーを身につけるのに効果アリ?
マナーといえば、代表的なのは「食事のマナー」。子どもにこれを身につけさせるのに苦労している家庭も多いのではないでしょうか。厳しくしすぎて、食べるのが嫌いになっても困りますし、全くマナーがないまま育つのも心配です。
口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちは「子どもの食事マナー」についてどう考えて、どんなことをしているのでしょうか?
ようやく自分ひとりで食事ができるようになった2才児のママたちの「食事マナー」意識は?
「2才でだいぶわかるようなったと思ったから食事中は、
・左手は茶碗をもつ、使ってない時でも机には出す(下にしていると怒ります)
・肘はつかない(付いてると肘は下!とちょっと強めに言っていました)
・口に物が入ってる時は喋らない
・手を使おうとしたらちゃんとお箸かフォークで
など色々と厳しくガミガミ言ってしまっていました…。何も言わないと食事マナーがなってない子になってしまいそうで。でも、通っている幼稚園のプレで、食事中は厳しく言い過ぎない方がいいですよと言われました」
「2才4カ月の男の子です。もともと、自己主張が強く、自分のやりたいようにしか食べないので、食べればいいやと好きにさせてます。先日、幼稚園のプレでひとりだけおやつを持ったまま遊びはじめてしまい先生に注意されました。キチンと食事のマナーを守れるというか、素直に聞いてくれるお子さん羨ましいです」
「食事中注意するのは、足を机に乗せた時です。『足おろしてね』『おろす』『おろして』おろさなかったら無理やり物理的におろします」
「2才になったばかりの下の子には、『左手を添えた方がすくいやすいよ!』とか『お口閉じてモグモグしようね~』など、声かけをする程度です。まだ叱るのではなく、できたときに思いっきり褒めてあげるのがいい時期かなと思っています」
そろそろ「マナー」という意識も芽生えてくる?
5才児のママにも聞いてみましょう。
「5才年長の女の子なんですが、なかなか食事マナーが良くならず頭を抱えています。食べこぼしが特にひどく…。『ゆっくり食べなさい、お口に入らないから無理して大口を開けない、手元をしっかり見る、口に入っている時は喋らない』などなど、口をすっぱくして何回言っても直りません」
「うちの子は食事に興味があまりない子で、好きなメニューしかない日は調子よく食べますが、
・なかなか食べ始めない
・一口が小さい
・時間がかかる
が毎日で、私が急かし、食べさせてなんとか完食させる感じです。時間を決めて、時間がきたら残りは捨てるルールにしても、食べたくない物を残してダラダラすごして、時間がきたら食べなくていいラッキーみたいな感じなので、しつけにならず…」
年齢があがっても「食事マナー」に苦労する家庭はあるよう。
「うちはこうして身につけさせてます!」というアイデアも。
「男の子3人育てています。年長・年少・0才です。食事のマナーはルールを子どもと一緒に決め、守れたらご褒美をあげます。我が家はスタンプカードにスタンプを押す、たまるとチョコレートがもらえます」
「うちは嫌いな物から食べさせます。嫌いな物を完食してから他の物に手をつけて良いというルールです。最初は一口、次は二口…と、段々量を増やしました。食べ物を粗末にしていいとは私はどうしても思えなくて、子どもたちには、嫌いでも食べなさいと言ってます」
一朝一夕で身につかないのが当然。いろいろと工夫しながら、コツコツ積み重ねていくしかないのでしょうね。
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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