わが子にとっての“いい塾”って、どんな塾?
●11月19日は「11(いい)」「19(じゅうく)」の日
11月19日は「11(いい)」「19(じゅうく)」の語呂合わせで「いい塾の日」。
滋賀県、愛知県、東京都で学習塾や英会話スクールなどを展開するシモングループが、子どもたちにとって本当に良い塾とはどのような塾なのかを情報発信し、講師、生徒、保護者が私塾教育について考えることを目的に制定しました。
塾に通って、成績はあがりましたか?
塾には行かず、高校まで公立、大学は国立…。そんな子どもだったら家計も助かるのですが、幼稚園受験から中学、高校、大学受験まで、ほとんどの子どもが塾に通うことでしょう。塾代、バカになりません。子どもの学年が上がるごとに、どんどん家計をひっ迫します。通うからには、それなりの対費用効果を期待したいものです。
そんななか、口コミサイト『ウィメンズパーク』の中学生ママの部屋では、高校受験を控え「どこの塾がいい?」「成績はあがった?」「集団と個別どちらがいい?」など、塾の話でもちきりです。
「小学3年生からずっと塾に通っていたのに、やる気はなくさっぱりでしたよ。結局本人のやる気と親の取り組み方でしょうね…。でも、塾では受験のノウハウは教えてもらえたから、マイナスではないかな」
本人のやる気…。それは重々わかっているのですが…。
やる気がないからと、そのまま放置しておくわけにもいきません。
「塾に通えば、机に向かう習慣を強制的につけることはできます。 塾に行かないと、学校の宿題だけで勉強終わってしまいますが、塾だと、塾の宿題も出ますし、机に向かう時間は2倍になりますよ。塾で勉強して、学校で復習のような形になりますが『授業がわかるから楽しくなった』と言ってます」
「行かないと落ちる一方だけど、行くことでキープできるのではないかと思って通っています」
「中1の子で、集団塾に通っています。社会や単語の暗記は個人で勉強できると言われていますが、理屈ではそうでも、勉強嫌いな子はなかなか自分で机に向かうのは難しいです。うちの塾は毎週、英単語・漢字のテストがあり、合格出来ないと再試になるので、それに追われる形で暗記ものもお世話になっています。苦手とか嫌いとか言ってられないって感じです」
もし、家では暗記する気にならないから、単語や漢字の暗記など細かい事をやってくれる塾を探す必要がありますね。
ただ、大手の集団塾ではそこまで面倒見てくれそうにありません…。暗記を補強するなら、激安の個別や家庭教師に頼むのもひとつの方法です。
「いい塾とは、『その子の苦手をピンポイントで把握し、そこを重点的に学習させられる』に尽きると思います」
そういった意味でも、個別の方が成績アップは望めそうですが、一方では集団塾は周りに競争相手がいて、モチベーションが上がるという意見も。
塾には合う合わないがあります。塾のやり方に本人の性格が合っていないと成績は伸び悩みに…。親も本人もどんな塾が合うのかを見極めることが大切です。
個人的な話ですが、わが子は塾に通ったものの、本人のやる気なし、成績上がらずで、2年間で3回も塾を替えました。結果、3回目の塾で授業の進め方や先生との相性がよく成績は上がりました。
入会金をムダにするのはもったいないのですが、成果が上がらなければ早く見切りをつけて、本当に合った塾を探す英断は必要かと思います。
体験入塾やまわりのママ友からの口コミを集めながら、お子さんに合った“いい塾”を一緒に探してあげてください。
最後に、みなさんのお子さんの成績が上がりますように。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。