子どもは褒めて育てる! わかってはいるけれど…

●1月14日は「褒め言葉カードの日」
「い(1)」「い(1)」「よ(4)」の語呂にちなんで、1月14日は「誉め言葉カードの日」。
家族や職場の仲間を褒めて感謝を伝える日にすることで、褒め言葉カードを普及させ、褒め言葉の大切さを理解してもらうことを目的に、一般社団法人日本褒め言葉カード協会が記念日に制定しました。
今年の抱負は“1日1回子どもを褒める!”
子どもは褒めて育てろとも言いますが、褒めるのって意外と難しい…。できないことばかりが目についてついガミガミと言ってしまいます。反省です…。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、
「褒めて育てられていないから、どう子どもを褒めればいいのかわからない」という声も。
どうしたら子どもを上手に褒めて伸ばせるのでしょう?
「講師業の資格を取る際に“まず褒めてから手直し”と指導されました。まったく褒めるポイントがなくても、絞り出すように褒めなくちゃいけない。それを繰り返していくうちに、目のつけどころ、褒めるボキャブラリーが増えてきたと思います」
そうなんです! まったく褒めるところがないと嘘っぽくなってつらいんです。それでも、絞りださないといけないのですね。
「小・中学生たちに踊りの指導をしていますが、褒められると子どもはより頑張るし、相乗効果で他の子も頑張るようになる。まずはサラッとでもいいので小さい事から褒めてみるといいと思います」
「親が、こうあって欲しいという行動の2割でもできたら即ほめる!と言われました。たとえば、帰宅後すぐの手洗いでは、子どもは洗ったけれど石鹸も使わず雑。そんなときに『もっとちゃんと洗って!』と言いたくなるけど、『偉い! ママが何も言わなくても洗えたね』と大袈裟なまでに褒めるとか…」
2割ですね! せめて4割はできて欲しいけれど、欲を出してはいけませんね。
「ペアレントトレーニングを受講しました。そこで教わったのが“具体的に行動を褒める”でした。『いい子だね』などの抽象的なことでなく『すごい! 朝、一人で起きられたね』などが心に響くそうです」
日常生活もさることながら、特にお勉強に関しては褒めて伸ばしたいところ。
「勉強に関しては、息子をよく褒めた!と自画自賛しています。とにかくテストでできたところを最初に褒めます。で、重要なのがその次。『でも』で続けず『さらに』で続ける。『漢字がよくできたね。“さらに”長文ができたら最強だね!』と。息子は調子に乗って勉強しましたよ」
ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言い回しを意識ですね。ふ~、褒める方の親も頭を使わねば!
「褒め方が分からないので褒めはしないけど、結果について責めない。認めるってことかな。娘に、『ママってホント褒めないよね』と言われましたが『褒めないけど、出来ないことに関しては責めないじゃん』と言ったら、妙に納得していました」
褒めると同時に認めることもできればパーフェクトかも!
今年の抱負は、小さな事でもいいから1日1回褒めてみる!はいかがでしょうか?
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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