子どもへの性教育は何才から? 子どもに読ませたい性教育の絵本
●1月15日は「アダルトの日」
1947年(昭和22年)1月15日、日本初のヌードショーが開演されました。
東京・新宿にあった帝都座で行われたショーは、裸体画に見立てた“額縁ショー”で、ステージ上に大きな額縁をつくり、その額縁の中に裸体の女性が現れるものだったとか。劇場は常に満員御礼で大盛況だったそうです!
この日本で初めてヌードショーが開催されたことから1月15日は「アダルトの日」として制定されています。
おすすめの性教育の本
今やネットでアダルト作品を簡単に観られる時代。子どもたちに正しい知識が入る前に観せたくないものに触れてしまうのは、親として心配です。とはいっても、何歳からどう性教育をすすめるべきか迷うところです。
「小4の娘が学校の授業で精子と卵子が合体して赤ちゃんができると教わってきましたが、『じゃどうやって精子と卵子がめぐり合うの?』と聞いてきます。どう説明したらいいのかわからず話をごまかしました。なにかいい本があったら教えて下さい」
口コミサイト『ウィメンズパーク』に、そんなお悩みが寄せられました。
そこで、子ども向けの性教育の本をご紹介。
『ぼくどこからきたの?』
どうして赤ん坊は生まれるの?
すべての親が直面する子どもたちのこの問いに対して楽しいイラストと適確な説明で応えるユーモアあふれる絵本です。
おかあさんとみる性の本シリーズ『わたしのはなし』『ぼくのはなし』『ふたりのはなし』
わたしはどこから?ぼくはどこから?どのようにして生まれたのかを描いた本と、女の人と男の人がどうして一緒に暮らすのかを夢とロマンをこめて語ります。
幼児期から正しい性の知識を、という要望にこたえた画期的なシリーズ。
『マンガ おれたちロケット少年』
男の子が知りたい「おちんちんの大きさ・形」「勃起」「自慰」「包茎」「セックス」「エイズ」など、男の子の性の不安・疑問に応えるコミック。
『マンガ ポップコーン天使(エンジェル)~知ってる?女の子のカラダ』
女の子が知りたい「月経」「ナプキン」「胸のふくらみ」「ブラジャー」「セックス」などや、初潮がきたけれど、自分の体とどうつき合っていったらいいんだろう?に応えるコミック。
『イラスト版 10歳からの性教育―子どもとマスターする51の性のしくみと命のだいじ』
学校ではあまり教えてもらえなかった、からだや性についての疑問をくわしく、わかりやすく、楽しく説明。小学校の中・高学年から中学生を対象。
このほかにも、図書館をのぞくと子どもの性教育に関する絵本や読み物もたくさんありました。
もしかしたら、絵本を読んで衝撃を受けてしまうかもしれません。でも、赤ちゃんが育つ過程や性器の名称など、面と向かって話すには抵抗を感じることの多い内容を絵と文で説明してくれる本は、これからの社会を生きる子どもたちには必要な本かもしれません。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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