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【北斗晶の義娘・凛】陣痛の痛みはプロレスの試合やけがの痛さとは次元が違う!産んだ翌日には退院する、カナダの出産

更新

マタニティフォトの撮影での健之介さん・凛さん夫妻。とっても幸せそうで仲よしな雰囲気が伝わります。

タレントの北斗晶さん・佐々木健介さんの長男・健之介さんの妻の凛さん。妊娠6カ月で健之介さんが仕事をしているカナダに渡り、2023年8月にカナダで第1子の女の子を出産しました。11月から一時帰国中で「英語がしゃべれない」という凛さんに、カナダでの妊婦生活や出産のことなどを聞きました。全2回のインタビューの1回目です。

つき合い始めて5カ月後にプロポーズのサプライズ

2022年5月1日のMarvelous後楽園ホール大会にて健之介さんとの入籍を発表した凛さん。

――夫の佐々木健之介さんとの出会いから結婚までのことを教えてください。

凛さん(以下敬称略) 私が所属していたプロレス団体(マーベラス)の道場で初めて会いました。私からすれば、北斗晶さんと佐々木健介さんの息子さんとしてテレビに出ていた人のイメージ。実母が女子プロレスの大ファンで、北斗晶さんも大好きだったので、テレビで本当によく見ていました。「あ、こんなに大きくなったんだな〜」という、視聴者目線の印象でした。
その後、SNSのメッセージと電話でやり取りをするようになって、2年くらい友人として連絡し合う関係でした。あるときマーベラスの代表・長与千種さんと一緒に佐々木家にお邪魔してバーベキューをしたときに、「つき合ってください」と告白されて交際が始まりました。

以前、女子プロレスラーには「三禁」といって「酒・タバコ・男」禁止令のルールがあったので、おつき合いしていいのかな、という気持ちはあったけれど、健ちゃんは私にとってすごくほっとできる存在だったんです。ドキドキするというよりは、一緒にいてすごく安心感がありました。

――プロポーズをされたのはいつごろですか?

凛 つき合い始めてから、4〜5カ月くらいしたころです。ある日、健ちゃんとデートの約束をして彼の実家へ行ったんです。健ちゃんの部屋に呼ばれてドアを開けたら・・・なんと部屋中がデコレーションされて、壁には「MARRY ME」というバルーンが飾られていて、スーツ姿でビシッと決めた健ちゃんがいました。「あっ、これはプロポーズされるんだ・・・」とわかり、びっくりして頭が真っ白になって、いったんドアを閉めました(笑)。でも健ちゃんが指輪を用意して「結婚してください」と言ってくれて、すごくうれしかったです。すぐに「はい」と返事をしました。家には健介さんも北斗さんもいてくれて、みんながキレイな服を着ていたのに、私だけがダメージジーンズとトレーナーで。プロポーズをしていただけるとも知らずボロボロで浮きまくってました(笑)
プロポーズをされたのが2022年2月。そして2022年4月に結婚しました。

夫はカナダで仕事をしていて、私もプロレスの試合で忙しかったこともあり、寮生活もしていたので、結婚してしばらくは別居婚状態だったんです。
そんな私たちを見た長与さんが、2023年1月の試合で「夫婦は一緒にいたほうがいいから、凛を退団させます」と、突然発表をすることになりました。この日でマーベラスを退団し、カナダへ渡る準備をしようとしていたところ、なんとなく体調不良が続き妊娠がわかりました。 電話で夫に伝えたらすごく驚いて喜んでくれたのを覚えています。
北斗さんと健介さんにエコー写真を見せて妊娠を報告したら、つまようじでつついたくらいの点ほどの小さい赤ちゃんを見て、2人で声をそろえて「かわいい〜」と喜んでくれました。

妊娠中は「とにかく歩いて」と指導された

毎日の長距離散歩。北斗さんと健介さんも一緒に。

――2023年4月にカナダへ渡った凛さん。カナダでの妊婦健診はどんな様子でしたか?

凛 私は英語が話せないので、夫が出産する病院を調べて決めてくれました。でも日本語対応ではなかったので、妊婦健診は毎回必ず夫がついて来てくれて、お医者さんとの通訳をしてくれました。現地の病院の妊婦健診以外では、カナダ在住の日本人の助産師さんのような仕事をされている方にお世話になっていました。体調面で心配なことや、赤ちゃんが生まれたあとの授乳や沐浴のしかたなどは、その助産師さんにオンライン通話で教えてもらって勉強をしました。

日本の妊婦健診では毎回のようにエコー写真をもらえると思いますが、カナダの病院では妊娠がわかってから出産までの期間、エコー検査が2〜3回しかないそうです。私は妊娠後期に2回ほどエコー検査をしてもらいました。それまで、赤ちゃんの様子は心拍の音でだけしかわからなかったので、エコー検査で赤ちゃんの姿を見られたときには安心し、とてもうれしかったです。

カナダに行く前は、初めての妊娠だし言葉も通じなくて大丈夫かな、と不安に思って怖かったけど、行ってみたら意外と大丈夫でした。知っている単語を並べてみたり、ジェスチャーをしたりして、コミュニケーションを取れば意外となんとかなるものですね!

――妊娠中の過ごし方について、医師からはどんな指導がありましたか?

凛 カナダでは「出産まではとにかく歩いて」と指導されました。だから毎日1〜2時間は歩いていたし、プールに行って泳いだりもしていました。日本ではおなかが張ったらとにかく安静に、と指導されると聞いたんですが、私は毎日たくさん歩いて泳いで、体を動かしていたので「おなかが張る」という状態がよくわからなくて。おなかは常にパンパンだったような気がします。

北斗さんが「おば休」をとってカナダに来てくれた

お料理上手な北斗さん。お七夜のお祝いにアクアパッツァやお赤飯などのお料理を作ってくれたのだそう。

――北斗さんが2023年7月に「おば休」を取ったことも話題になりました。

凛 北斗さんと健介さんがカナダに来ることは、本当に直前に決まりました。1カ月間もカナダに滞在できるように、2人ともお仕事を調整してくれたんだと思います。カナダでの出産・子育てに心配や不安があったから、すごく心強かったです。 私たちのアパートの近くに、北斗さんと健介さんが長期滞在の部屋を借りて、赤ちゃんのお世話などを手伝ってくれました。

――出産に向けて不安なことはどんなことでしたか?

凛 カナダでは、陣痛が来て3〜5分間隔にならないと入院できないんです。妊婦健診を受けた当初から、そうはっきり言われていました。私が出産を予定していた病院は5分間隔くらいになっても子宮口が開いていないと入院できないらしく、陣痛が来ていても病院の外を歩いている妊婦さんもいる、とも聞きました。

初めての妊娠・出産で、どういうふうに陣痛が来て、どんなふうに進むのか全然わからなかったし、痛みも「鼻からすいかを出すようなもの」という人もいますが、どれだけ痛いのか、歩けるのか・・・未知なことだらけで予定日が近づくにつれ、めっちゃドキドキしていました。 カナダでも無痛分娩を選ぶことができますが、私は初めての出産ではどれくらいの痛みなのか知っておきたいな、と思って自然分娩に決めていました。

――北斗さんから何かアドバイスなどはありましたか?

凛 北斗さんは私が怖がると思って、陣痛の痛さとか、どんなふうにくるとか、あえていっさい言わずにいてくれました。「実際に陣痛が来たら、声をかけられても話したくなくなるし、うっとうしく感じるから、陣痛がきても私は『大丈夫』とか『頑張れ!』とか話しかけないよ」と言われていました。それは北斗さんの優しさだったと思います。北斗さんの経験も合わせて、私にすごく気をつかってくださったと思います。 実際に陣痛が来て、「北斗さんが言っていたのはこういうことか!」とわかりました。

雨の中、痛みで歩けない私に寄り添ってくれた義両親

ばあばとじいじらしくなってきた?カナダ滞在中に寿々ちゃんを抱っこする北斗さん。(北斗晶オフィシャルブログ「そこのけそこのけ鬼嫁が通る」より)

――陣痛から出産まではどんなふうに進みましたか?

凛 出産する前日の朝におなかや下半身が痛くなり始めました。日中はゆっくり過ごして、夜になったら少しずつ痛みが増してきたけれど、間隔がまばらだったんです。日本人の助産師さんに連絡すると「おふろで体を温めると陣痛が進みます」とアドバイスをもらっておふろに入ったら、おふろから出られないくらいの痛みになってしまいました。しゃべることもままならなくて、痛みで震えがくるほど。自宅で必死に陣痛に耐えましたが、寝ようとしても痛くてまったく眠れません。明け方に陣痛は3分間隔になっていたので病院に連絡し、やっと病院に来ていいと言われ入院することになりました。

自宅を出発するときには北斗さんと健介さんも駆けつけてくれました。その日は雨が降っていて、自宅の玄関から車までの距離が100m近くあり、外を歩いて移動するのが本当に大変でした。玄関を出て歩き始めるとすぐ痛みがきて動けなくなって、頻繁に来る陣痛に歩みが止まってしまいます。なかなか前に進めない私がぬれないように、北斗さんと健介さんはずっと私のそばについて、タオルを傘の代わりに私の頭を覆うようにして、ぬれないようにしてくれました。何にも言わずに黙ってそばにいてくれるだけで本当に安心できたし、感謝しています。

痛さと闘いながらなんとか車に乗り込み、病院に着いたのは朝の5〜6時くらい。病院に着くとすぐ車いすでLDRのような個室に案内され、8月9日、午前10時46分に待望の赤ちゃんが生まれました。3040g、50cmの女の子でした。

出産の痛みは次元が違う!

夫の健之介さんは、凛さんの妊婦健診にも、毎週の赤ちゃんの健診にも、毎回必ず付き添ってくれたそうです。

――プロレスラーとしてハードな試合に出場してきた凛さんですが、陣痛はどんな痛みに感じましたか?

凛 プロレスラーの試合では、けがをしたり傷がついたりと痛みを伴うことは当然ありました。けれど、順番をつけるとしたら出産がいちばん痛かったです。 プロレスラーは痛みに強いイメージがあるかもしれませんが、1人の人間の命をこの世に送り出す痛みは次元が全然違いました。

――娘さんが生まれた瞬間、どんなことを感じましたか?

凛 それまでの陣痛の痛みが一瞬で消えるような喜びでした。と同時に、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれたことがうれしくて、涙があふれ出てきました。ドクターと助産師さんが娘を私の胸のところに連れてきてくれ、元気な産声をあげて泣いている娘を見て「生まれてきてくれてありがとう」と言いながら、抱きしめました。 無事に生まれてくれてホッとした気持ちと感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

出産に立ち会ってくれた夫は「本当によく頑張ったね、お疲れさま、ありがとう」と何度も感謝の言葉をかけてくれました。夫にとっても初めての経験で、きっと口には出さなかったけどすごく心配してくれていたと思います。ちなみにへその緒を切ってくれたのは夫でした。

娘の「寿々」という名前は、カナダに渡ってから夫婦2人で時間をかけて考えました。この子を授かって家族みんなが幸せな気持ちになったことや、この先も娘だけでなく娘のまわりにいる人におめでたいことが繰り返し続くように願いを込め、おめでたい「寿」の漢字を入れたいと思いました。また、長生きしてくれるように、という願いも込めています。

お話・写真提供/凛さん 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

寿々ちゃんは生後4カ月を迎える前日に、初めて寝返りをしたのだとか。凛さんは「あまりの成長の早さにびっくり!」とうれしそうに話してくれました。

凛オフィシャルブログ

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年12月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

凛さん(りん)

PROFILE
1993年生まれ、千葉県出身。2015年に長与千種が設立した女子プロレス団体「マーベラス」に入門。2016年にデビュー以降、人気レスラーとして活躍。2022年4月に、タレントの北斗晶と佐々木健介の長男・健之介と結婚。2023年8月に第1子となる女の子をカナダで出産。

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