「結婚式に義兄一家3人参列してご祝儀3万円」「12年前のおさがりを渡そうとする義姉」……ギクシャクが止まらない! 義きょうだいとのモヤモヤエピソード
「たまひよ」アプリユーザーに「あなたは義理のきょうだいと喧嘩をしたり、馬が合わなくてモヤっとしたり、言動を不満に思ったことはありますか?」と、質問。モヤッとエピソードが届きました。2児の母であり、子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。
仲良しはいいことだけど、実家依存&ブラコンの義きょうだい編
「結婚して住む部屋を決めて両家に報告。私の両親は『自分たちで住む部屋なんだから、自分たちで決めて当然』でしたが、義両親は『相談もなく勝手に決めて!』と、憤慨。義姉からは『結婚して◯◯家の嫁になったんだから、自覚を持て』と、言われました。『自分の実家から徒歩5分のところに住んでいるあなたはどうなんですか?』と、言ってやりたかったです」(小豆もち子)
「義実家に同居中ですが毎週末、義姉が子連れで泊まりに来ます。同居だけでも苦痛なのに、休日も夫婦2人の時間はほとんどなく、本当に辛かった。私がつわりで辛い時も頻度は変わらず、耐えられなくて夫に泣いて懇願したらようやく理解してくれて、来訪の頻度を減らしてもらうことに。そこからギクシャクが止まりません!!(笑)」(ぴゆ)
「夫の実家を建て直して同居しています。義妹が妊娠2ヶ月から子連れで里帰りしてきました。挨拶もなく、家事もせず、もうじき子どもは1歳になるけれど帰らない。通算2年になりますが、生活費も一切出さない。モヤモヤとともにイライラ…」(すー)
「結婚式のムービー撮影で、義姉の列席者コメントが『昔は私と結婚するって言ってたのに、おかしいなぁ』と。一生残るのにこのコメント⁉」(as)
「夫より5歳年上の義姉は気が強くて弟(夫)が大好き。私は完全に敵視されています(笑)」(Taki)
心の中では「いま、なんつった?」言動にモヤった編
「両家の顔合わせを行うことになり、流れからお互いの両親だけでなくきょうだいも呼ぶことになりました。うなぎ懐石料理屋を予約すると、義姉から『子ども(3歳)がうなぎを食べたことがないから別のとこにしない?』と、反対?されました。結局子どもの分は単品注文できるということが分かり、そのお店でやることになりましたが、なんと言うか……『うーん』という気持ちになりました」(あなかわ)
「『家のことやお母さんのことは、何があってもよろしく! 長男に任せた! 』と、何も言えないように最初にハッキリ言われて、モヤッとしました。自分の家のことなのに、育ててもらったのに何を言っているのだろう……が率直な感想。まぁ、その時がきたら巻き込むつもりですし、それで喧嘩になろうもんなら喧嘩もします。どんとこい!です(笑)」(はらぺこ)
「1歳の私の子に、チョコバナナを自分でかじって小さくしてあげていた義妹。自分の子が生まれたら『甘い飲み物&食べ物は一切あげてない』と、言う。うちの子の虫歯をみるたびにモヤモヤします」(5男一姫のママ)
「1人目は早産で肺呼吸が上手くできず、1ヶ月入院となりました。不安で不安で仕方なかったとき、義姉が『呼吸がヘタくそじゃ、入院しちゃうね』と。ヘタくそという言葉遣いにモヤッ。夫にぶちギレました。それから義姉が苦手で避けています(笑)」(かっつりんまま)
「おなかの子が『おそらく女の子』と、知った義姉から『娘(12歳)のお下がりをあげるね!』と。義姉曰く、姪っ子は成長が著しいタイプで服も靴も綺麗なままサイズアウトしたそうなんですが、既に3人の親戚がそのお下がりを着回しています。しかも3人とも常にケガをするような元気な女の子です。そもそも12年前のお下がりを渡そうと思うことが不思議。『好みもあるし、私も服は自分で選びたいので~』と、流したけれど、普通に渡してくると思います。……地獄」(たまご)
「結婚式に家族3人で参加。お子様ランチを出したし、引き出物もしっかり受け取ったのに、ご祝儀が3万円だった義兄家族。基本的な常識がなくてびっくりする…」(はな)
「3歳の娘に対して『ひらがなが読めないの?』と、小馬鹿にする義兄………。年齢知らんのかな?」(みわ)
「兄大好きの独身義妹は、夫が結婚して家庭をもってもお構いなし。大喧嘩して絶縁しました」(れいか)
という体験談もありましたが、モヤモヤを抱えているママは、大人のお付き合いをしているパターンが多いようです。2児の母であり、子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。
「厄介ではありますが、よくよく考えれば“さざ波が立つ”のはわずかな時間」と、長島さん
「義理のきょうだいは、所詮は他人。とはいえ、時に複雑で難しいものですよね。
ふだんから関わりが深く『どんな価値観で、どのようなライフスタイルの方なのか』が自分なりに理解できていれば、『まあ、あの人ならあんな言い方するよね』『あの人はもともと〇〇な性格だから、許してやるか』などと折り合いをつけることができますが、そうではないことが多いからこそ、なかなかやっかいなもの。
無神経な発言をされて傷ついたり、中古品を渡されてモヤッとしたり、常識はずれの行動に戸惑いイライラしたりなど、心にさざ波が立つことも少なくないでしょう。
でも、日々の暮らしをトータルで考えてみると、義理のきょうだいと“ともに過ごす時間”はほんのわずかですし、モヤモヤやイライラの大元は、その多くが“一過性”のものなのではないでしょうか。
あまり深く考えこまず、モヤっとしたりイライラしたりしたら、夫や信頼できるママ友にぐちったり、好きなお菓子を食べたりして気分を発散させましょう。
それでもモヤモヤやイライラがおさまらない場合は『義理のお姉さんの〇〇なところが私には理解できないのだけど、どうしたらいいと思う?』などと夫に相談し、対応策をいっしょに考えてもらうのも良いでしょう。関係改善が難しい場合は、一時的に距離を置くのも一案です。
義理のきょうだいとの付き合いは、時に負担に感じることがあるでしょう。しかし、つかず離れずの良好な関係を築くことで、困ったときに支え合ったり、思わぬ情報交換ができたりなどのメリットもあります。
コツは相手に期待しすぎずないこと。『何かをしてもらったら必ず感謝の気持ちを伝える』『相手に興味をもち、話を聞く』など、最低限のマナーを守ったおつきあいを続けられるとよいですね」
長島ともこ
PROFILE)
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年4月の情報で、現在と異なる場合があります。