「結婚式をドタキャン」「ご祝儀渡したのに借金は踏み倒し」「出産予定日に悪態の長文LINE」などなど。もうわかりあえない!絶縁エピソード
「たまひよ」アプリユーザーに「家族、友人などと、嫌な出来事・分かり合えないことがあって、『もう縁を切る!』と、思ったことはありますか?」と、エピソードを大募集。友人、親、きょうだいなど、さまざまな絶縁エピソードが届きました。アンケート回答者層は既婚者ということもあり、「結婚」に関わるエピソードが多く寄せられました。二児の母であり子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。
ご縁があるはずの「結婚」絡みで縁が切れたエピソード
「結婚式に招待した親友にドタキャンされました。キャンセル料が発生する時期なうえ、ご祝儀に関しても音沙汰なし。疎遠になりました」(ゆう)
「夫の友人一家とは、相手の子どもも含めて何度も遊びに行ったり、子どものお祝いに参加したり、家族ぐるみのお付き合いをしていました。私たちの結婚式に友人一家を招待し、子どもたちにリングガールやエスコートボーイをお願いしました。それが直前に『行けなくなった』と、連絡が……。予定が大幅に狂っててんやわんやで大変でした。しかも理由は嘘と判明。私は疎遠にしたいけれど、夫の友人なので口出しできずモヤモヤ」(りこまま)
「私の結婚式に、ほとんど白に見えるシャンパンゴールドのドレスで来た友人。偶然とはいえ新郎の衣装と色かぶり。常識のなさにげんなりし、疎遠になりました」(ミカ)
「義父(夫の実父)と夫・夫きょうだいは不仲です。私たちの結婚式のあいだ、義父は終始ムッとしていて空気が悪い悪い…。しかも挙式後、夫に電話してきていろいろ文句を言ってきたらしく。これからは関わるのはやめようと決めました」(ao)
「私がきっかけで彼とのお付き合いが始まった同僚。付き合った報告や相手の親に会ったなどの近況は聞いていたのですが、結婚の報告は招待状とともに、でした。職場の上司や一部の人はすでに知っていて、なんか違くない?と、モヤモヤしたので結婚式は欠席。友人としての縁を切りました。仕事は仕事なので、そこは大丈夫です」(しろうさぎ)
「お金を貸した友人の結婚式に出席。まだお金が返ってきてないのにな~と、思いつつご祝儀を渡しました。が、音信不通となり疎遠に」(Ma-坊)
「結婚式の招待状をもらいましたが、相手は知人レベル。『私たち、そこまで仲良くないよね?』と、連絡したら『大勢呼んで派手に挙式したいから』と、言うので即、お断り。そうしたら『メッセージビデオを送って。背景はこんな感じで、内容はこんな感じで~』と、細かい注文を受けたので無視」(アーニャ)
「小金持ちと結婚した友人が、聞いてもいないのにブランド自慢や高額な買い物自慢をしてきます。聞いているのが疲れたので、距離を置きました」(ほーほ)
やっぱそうなるよね、金の切れ目は縁の切れ目
「県外の大学へ進学し数年ぶりに地元に帰ったら高校時代の友だちと再会。懐かし~と、遊んだらマルチ商法の勧誘をされた(笑) しつこく買うよう言われるし、それ以外の用事で会うとずっとスマホをいじっていて、私との会話はおざなり。その後フェードアウトしましたが数年後、私が結婚する話を聞きつけて、また商品を買わせようと連絡してきました。最低限の連絡を一度だけして縁を切りました」(さのさの)
「昔、仲良しだった子から『家賃払えなくて厳しい。お金を貸して欲しい』と頼まれて6万貸しました。『いつでもいいよ』とは言ったけど、ずっと音沙汰なし。しかしSNSにはテーマパークへ行ったり、飲みに行ったり、めちゃくちゃ遊んでる。たまらず『返してくれ』と言ったら『はい!このお金で好きなものでも買いなよ!お金無いんでしょ(笑)』と、言われて、プチンときて縁を切りました。しかも返ってきたのは3万円!足りないよ!」(れんはるまん)
「元彼に100万円貸していました。返済のため連絡先を残しておいたら、返済するどころかしつこくお金の無心をされました。返す気は0のようなので絶縁しました」(のん)
楽しい時もあったのになあ~、友人&家族編
「友人と食事の約束をし、集合場所に着いたので連絡したら、友人の気分が変わったそうでドタキャン。縁を切りました」(ぽち太)
「友人と食事をしていたらナンパをされました。友人がノリノリなので、仕方なく私もついていくことに。私が別の方と話し込んでいて、ふと見渡したら友人がいない。ナンパしてきた人に聞いたら『先に帰ったよ』。それが2回あり、こちらから連絡を断ちました」(ひなまま)
「友人と飲んでいて終電がなくなり、彼(今の夫)が車で迎えに来てくれました。友人も家まで送ったのですが……。後日『その場で知り合った男の人と過ごす方がマシだった』みたいなことを言われました。いやいや、あなた彼氏いるよね、しかも送ってもらって文句?と、許せなくて疎遠になりました」(きなこんぐ)
「妊娠の報告を親友にしました。安定期に入る前だったので『まだ内緒にしておいて』と、伝えていたのに、他の友人が知っていました。しかし親友は『言ってない』と否定。最後は逆ギレしてきたので絶縁しました」(C.S)
「弟のお嫁さんは常に怒っているような気性が激しい性格で、理由はわからないけど絶縁されました。将来、相続のときにとんでもない主張をしそうで、今から怖い……」(しょー)
「私の出産予定日、姉から長文のLINEが届きました。私たち夫婦を否定する内容や文句がてんこ盛り。姉とは小さい頃からいろいろあり、ずっと振り回されてきましたが、堪忍袋の尾がプチンと切れて即着信拒否。その日の夜、破水して出産。何事もなかったかのように姉からLINEがありましたが、心の中では他人として接しました」(みっちぃ)
「私は妊娠中に実母から縁を切られています。実母はメンタルが不安定で、これまでもいろいろ振り回されてきました。妊娠中も干渉がひどく、『助けてほしいことがあったらこちらから連絡するから、温かく見守ってほしい』という内容をやんわりとLINEで送ったら、なぜか絶縁宣言されました。子どもが生まれたことも報告していません。たまに気にはなりますが、縁を切ってなかったら永遠に振り回されていたと思うので、これでよかったと思っています」(えり)
お金が絡むエピソードや積年のチリツモで……と、いう方々のエピソードが届きました。二児の母であり、子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。
「たとえ家族でもすべてを理解し合えるのは不可能。心の平穏を優先に」と、長島さん
「たまひよアプリユーザーからの寄せられた数々の『絶縁エピソード』。
結婚がらみのエピソードが多いのは『結婚は、人生における一大イベント&大きな転機であり、結婚相手をはじめさまざまな〝縁〟の集大成のひとつだから』と、いえるでしょう。挙式代やご祝儀などお金がからむ結婚式をめぐるモヤモヤ、結婚相手をめぐるモヤモヤ、結婚により変化する人間関係のモヤモヤetc.
思わぬタイミングで相手の本性があらわになった瞬間に『えっ!?信じられない』→『縁を切ろう』という思考回路、おおいに納得できます。
友人関係や血縁関係においては、明らかなマナー違反、悪口や陰口、性格や価値観の違いなどが絶縁のトリガーとなることが多いようですし、お金のトラブルは、相手への不信感にダイレクトにつながります。
イギリスの劇作家・シェークスピアも『金を貸せば友を失う』と言っています。いかに親しい間柄でも、金銭が絡むと仲たがいにつながりやすいのは、自明の理ですよね。
私たち人間の価値観や考え方はさまざまであり、必ずしもすべての人が理解し合えるわけではありません。モヤモヤやストレスを感じたら、無理に関係を続けようとせず、自分の心の声に耳を傾けましょう。
『関わりたくない』と思った相手と縁を切って心の平穏が訪れるのなら、それは否定されるものではありません。いっぽうで、一度はこちらから縁を切ったとも思っても、気がついたら関係が修復していた、ということも起こり得るもの。それもまた『人間関係の妙』なのでしょう」
長島ともこ
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年6月の情報で、現在と異なる場合があります。