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小児科のかかりつけ医に「言いたいこと言えていますか?」上手につき合うコツ

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iStock.com/GeorgeRudy

子どもの発熱や体調不良など、困ったときに頼りになるのが、小児科のかかりつけ医。ところが、先生のタイプによっては、聞きたいことを聞けなかったり、症状をうまく伝えられなかったりと、もやもやした経験があるママやパパも多いのでは。そこで、小児医療とママやパパを結ぶ活動を行う「知ろう小児医療、守ろう子ども達の会」代表の阿真京子さんに、かかりつけ医との上手なつき合い方のコツについて聞きました。

子どもの命にかかわることだから、我慢しないで!

「かかりつけ医とのおつき合いの中でいちばん大切なのは、ママやパパが心を開いて正直でいることです。
小児科の先生が忙しそうにされていて、聞きたいことが聞けなかったというママはよくいます。たしかに地域によっては小児科の数が選べるほどなくて、無愛想な先生に診てもらうしかないということもあります。でも、子どもの病気やけがはママやパパにとってみれば、すごく心配なことだし、なにより子どもの命にかかわること。遠慮しないで気になることは何でも聞いていいんです。

かかりつけ医との信頼関係ができていないと、処方された薬を飲まなかったり、症状を自己判断してしまったり、治療が長引いてしまうこともあります。ちょっとしたコツさえ知っておけば、かかりつけ医とのコミュニケーションをよくすることができるもの。とくに、小児科医が近所に少なくて、選ぶことができないというママやパパはぜひ知っておいてくださいね」

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「食う・寝る・遊ぶ・出す」をメモして

「ときどき、子どもの様子を伝えるのに『今日は朝、公園に行って、お昼を食べて~』と、1日の様子を長々と伝えるママがいます。できるだけ詳しく伝えたいという気持ちもわかりますが、忙しい小児科の先生はじっくり聞いていられません。

子どもの病状を伝えるときは、子どもの様子をメモして持っておくと、無駄なく伝えられます。ポイントは体温など主な病状のほかに、「食う・寝る・遊ぶ・出す」の4つ。食欲の変化や、睡眠はきちんととれているか、排便の状態や回数はどうか、それぞれいつから変化があるのかなどをメモしておきます。
私たちの会でも、熱や排便の様子を簡単にメモできる「こころからだメモ」として無料ダウンロードできるよう準備しているので、参考にしてみてくださいね」

「こんな症状で来るな」と言われても落ち込まないで

持っていくメモには、子どもの様子のほかにも、ママやパパが知りたいことや聞きたいこともメモしておきます。
小児科での診察はだいたい数分間。無口な先生だと、病気の診断がついて診察が終わってしまうこともあります。でも、家で看病するのはママやパパです。その場で

『このあと、どんな症状になりますか?』

と聞くようにしましょう。もし、

『この程度なら、自宅で様子を見ていても大丈夫だったのに』

としかられても、落ち込む必要はありません。

『どんな症状になったら来ていいんでしょうか?』

と具体的に聞いてみて。次に同じ症状があったときに判断できるようになればいいんです」

キーワードは「いつもと違う」

「小児科の先生は、いつもの赤ちゃんの様子をすべて知っているわけではありません。だから、ふだん子どもを見ているママやパパの『いつもと違う』という言葉に敏感です。『いつもと違う』という言葉は、ふだんの様子を見ているからこそ出てくるもの。親の勘はあなどれません。子どもの様子に気になることがあったら、しっかり先生に伝えておきましょう」

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時間がなくてもコミュニケーションはとれる

「小児科の先生は、多ければ1日100人~200人ぐらいの子どもを診察していることもあります。そんな中、先生にじっくり話を聞いてもらうのは難しいかもしれません。でも、話したいことをメモして優先順位をつけたり、ひと言質問してみるだけで、時間をかけなくても必要なコミュニケーションはとれることも多いはず。ちょっと無愛想な先生でも、子どもに元気になってほしい思いはママやパパと同じです。ぜひ、うまく信頼関係を築いてくださいね」

お子さんを救急外来に連れていったとき、小児医療の現場を目の当たりにして活動を始めた阿真さん。先生とママやパパには相性があるので、「どうしても先生と合わなければ、かかりつけ医を変えるのもあり」とのことでした。子どもの健康のためにも、かかりつけ医とはいい関係を築いていきたいですね。(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修/阿真京子さん
知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表。13才・11才・8才の3人の男児の母。長男の病気で救急に駆け込んだとき、小児医療の現状を目の当たりにして「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」を2007年に立ち上げ。各地で乳幼児を持つ父母向けの講座を開催している。厚生労働省周産期医療の検討に関する検討会委員、東京都小児医療協議会委員などを歴任。

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