【EXIT りんたろー。】育児に対しての本音を激白! 「生まれて3カ月くらいまでが、いちばんしんどかった。これはいつまで続くんだろう、という漠然とした不安も」
『たまごクラブ』『ひよこクラブ』でのEXIT りんたろー。さんによる新米パパ連載「だんだんパパになっていく」。第9回目は離乳食を食べさせたら、えっ、熱すぎた!? というヒヤリエピソードが。
また、赤ちゃん誕生から現在から生後6カ月に至るまで、約半年間の心境の変化についても包み隠さず語ってくれました。
離乳食をあげたところ、赤ちゃんがびっくりしたような表情! もしかして、やけどさせちゃった!?
――離乳食の進み具合はどうですか?
りんたろー。さん(以下敬称略) まだ食べさせる回数は1日1回ですが、量は少しずつ増えています! にんじんとかかぼちゃとか、甘みがあるものはよく食べますね。今は、少量ずつですが1回に5品くらいあげています。相変わらず赤ちゃんからのリアクションは薄くて、うれしそうな表情もおいしそうな表情も見せないのですが、バクバク食べていますよ。最近あげたのは、豆腐、じゃがいも、あとはモロヘイヤ! モロヘイヤは市販のペーストを使っているのですが、「離乳食にも、そんなのあるんだ!」と驚きました。
―― 離乳食で、なにかハプニングはありましたか?
りんたろー。 この前、離乳食としていちごのペーストを食べさせたときのことです。いちごのペーストは冷凍していたのを、杏ちゃん(=妻の杏奈さん)が、レンジでチンして僕に渡してくれました。「熱いよ」と聞いてはいたんですけれど、自分の手の甲にのせたときはそうでもなくて。それで、赤ちゃんにあげたら、口に入れた瞬間にびっくりしたような表情をしたんです。きっと温めムラがあって、僕がよく混ぜていなかったのがよくなかったんです。「熱かった? ごめんね!」と謝ってすぐに水を飲ませました。
とくに赤ちゃんに変化はなかったのですが、念のためネットで調べたところ、「そのときは大丈夫そうに見えても、のどの奥をやけどしているパターンがある」と出てきて大あわて。小児科に電話したところ、口の中の様子や、何を食べたか、泣いたかを聞かれました。結果、「それであれば、様子を見てください」と言われて、気持ちが落ち着きました。さらにネットで調べていくと、「夜に泣き出すパターンもある」と知り、夜も慎重に観察しました。でも、とくに変わった様子はなく、ホッと胸をなでおろしました。
――いちごのペーストを食べたとき、赤ちゃんは泣いたのですか?
りんたろー。 それが、泣かなかったんです。でも、だからといって安心できないなと思いました。というのも、うちの子は予防接種を受けたときも、注射を打たれた瞬間は泣くんですけど、すぐに泣きやむんです。「だから、今回の件も、痛いけれど耐えてるパターンだったらどうしよう!!」と思って小児科に電話をしました。何事もなくてよかったですが、これからはもっと気をつけないといけないですね。
――歯は生えてきましたか?
りんたろー。 最近、赤ちゃんに2本の歯が生えてきて感動しました! 僕の手を口に持っていくこともあって、「かゆいのかな?」とも思います。杏ちゃんの乳首をかんで、「痛い!」と杏ちゃんが言うと、赤ちゃんがメチャクチャうれしそうに笑うんです。「サイコパスなんじゃないか!?」と話しています(笑)
――人見知りはしますか?
りんたろー。 いや、まだしていないですね。知らない人にも結構笑いかけていて。道行く人から「顔がハッキリした赤ちゃんだね!」なんて話しかけられます。話しかけてくださった方たちは、パパが僕だとは知らずに話しかけてくださっている感じです。それで、赤ちゃんがきっかけで話していくうちに、僕だと気づかれることはあります。
――赤ちゃんが、ママやパパの言葉をまねしたりすることはありますか?
りんたろー。 まだですね。「あー」「うー」は発しているので、赤ちゃんが言った喃語は僕も繰り返すようにしています。あとは、なるべく多く「パパ」と言うようにしています。絶対「ママ」よりも先に、「パパ」って言わせたろ~! って思っています(笑)。寝返りもバンバンするようになりました。でも、寝返りができるようになると、新たな怖さもあるんですよね。寝ているときに寝返りをしてうつぶせになり、息が苦しくなっちゃったらどうしようと思い、対策をしています。
――具体的には、どのような対策をしていますか?
りんたろー。 寝返り防止枕を使ったりしています。また、スワドルは手の自由がききにくいので、卒業かなと思っています。
パーソナリティーを務めるTV番組でも、育児の中で起きる「ヒヤリ・ハット」を取り上げました。そこで、赤ちゃんの顔に布がかかると、窒息のおそれがあり危険であることを学びました。わが家では、ミルクを飲ませるときに、首回りが汚れないようにガーゼを首元にはさんでいます。でも、うっかりそのガーゼをつけたまま寝かせちゃうことがあって。「ガーゼが顔を覆ったら危ないから、やめて!」と杏ちゃんにしかられました。気をつけないといけないですね。
生まれて3カ月くらいまではいちばんしんどかった。睡眠不足で、杏ちゃんとささいなことでけんかに
――最近、どんな場所にお出かけしましたか?
りんたろー。 先日、3人で埼玉スタジアムにサッカーの試合を観に行きました。僕は、特定のチームにかたよらず、盛り上がりそうな試合を観に行くのが好きなんです。いろいろなチームのキッズユニフォームを買うのも楽しみです!
――りんたろー。さんは、スニーカーも好きですよね。
りんたろー。 あと1週間ほどで生後7カ月になるんですが、赤ちゃんの靴も、もう買っちゃっているんですよ。今までは自分のスニーカーを買うのが趣味だったんですが、今はベビー用のシューズに目が向いています。かわいいのを見つけるたびに買っちゃっています。
でも、僕が買ってしまいがちなレアスニーカーは、一般的にデザイン重視のものが多くて。シソンヌ・長谷川さんから、「レアスニーカーもいいけれど、子どもには、面ファスナーでとめられてソールがやわらかいものが結局はいいよ!」とアドバイスされました! 長谷川さんもレアスニーカーが好きで、ファッションの趣味が合うんです。なので、レアスニーカーは少し成長してからはかせようかなと思っています。子ども用でもなかなかのお値段になるレアスニーカーですが、とはいえ、おそろいではきたいですね。
プライベートでお散歩していると、かまいたちの山内さんとお会いすることがあります。山内さんはお子さん二人とおそろいのシューズをはいているんですが、すっげーかわいいんです! 早く、うちの子も歩き始めてほしいですね。
発育曲線からはみ出すぐらいのBIG BABYに金太郎の衣装を着せてハーフバースデイをお祝い
――ハーフバースデーのお祝いは、しましたか?
りんたろー。さん 金太郎の格好をさせました! 今、撮影用にいろんな衣装があるんですね。(写真を見せながら)うちの子、BIG BABYなんです。もうすぐ7カ月になりますが、9.2kg、身長は70cm後半くらいあります。「発育曲線」からはみ出していますね。
実は、「発育曲線」というワードも、パーソナリティーを務めるTV番組で知ったんです。「母子健康手帳の活用」というテーマを扱ったので、母に連絡して、僕自身の母子健康手帳も取り寄せてみたんですよ!
――自身の母子健康手帳を見てどう感じましたか?
りんたろー。 妊婦健診のことなど、「こんなにこまかく書いてくれていたんだ!」と感心しました。自分の母子健康手帳なんて、なかなか見る機会がないじゃないですか? 貴重ですよね。また、母は「育児で忙しすぎて、出産前後の記憶があまりない」と言っていました。
今は、育児においていろいろな便利アイテムがありますが、そういうものを手にするたびに「昔は、これなしでやってたのか!」と思います。母が育児をしていたときは、今の3倍くらい大変だったんじゃないかな?
――りんたろー。さんが、杏奈さんのケアで意識していることは?
りんたろー。 時間があるときに、できることをしている感じです。たとえば、朝早く起きてワンちゃんの散歩に行ったり、ワンちゃんを犬の幼稚園に預けたりして、僕がいない間の杏ちゃんの負担が減るように、心がけています。
――育児に対する考え方は、変わってきましたか?
りんたろー。 5~6カ月くらいから、杏ちゃんに、心の余裕がすごく出てきた感じがあります。これまでは、ささいなことでけんかしちゃっていたんですが、だいぶ減ってきました。子どもの表情もすごく豊かになってきて、愛情に対するリアクションが返ってきて、僕自身も肯定されている感じがあります。
今までは、「育児の人員がたりないから早く帰らなきゃ!」という感じでした。ほかのパパが仕事中に「早く帰りたくてしかたがない」というのもいまいちピンときていなくて、「これでいいのかな?」と自問していました。でも、僕がしたことに子どもからリアクションが返ってくるようになってからは、「会いたい」という気持ちが大きくなりました。僕自身も余裕が出て、育児への楽しさが増えてきたと思います。前は、もちろんわが子はかわいいけれど、毎日奮闘していたのでしんどさが勝ってしまっていたような気がします。お世話に慣れて物理的に楽になっていますし、リアクションが返ってくるので、日々喜びを感じられています。
――振り返ってみて、育児でいちばんしんどかった時期は?
りんたろー。 生まれてすぐから3カ月くらいまでです。夜は3時間ごとに起きていましたし、赤ちゃんがなんで泣いているのかがわからなかった。自分自身も育児のコツがわからなかったので、どうしていけばいいのか、手探りの期間がしんどかったです。ネットやYouTubeを見ても、育児って個人差がハンパないから、うちの子に通用しないことも多くて。また、仕事に出かけているとき、杏ちゃんにしんどい部分を任せちゃっている意識もあって…。パートナーがしんどいのを知っているけれど、手を差し伸べようがない部分もあり「何をしよう?」という気持ち、「これはいつまで続くんだろう?」という漠然とした不安もありました。
――なるほど。そうしたモヤモヤは赤ちゃんの成長と共に自然と解決されたのでしょうか?
りんたろー。 そうですね。経験を積み重ねて、杏ちゃんと2人で、チュートリアル的なものを構築していきました。慣れていくと、ここは僕が頑張るところ、ここはパートナーが頑張るところの分担もわかってきて、杏ちゃんにもすごく笑顔が増えました。杏ちゃんが、楽しそうに赤ちゃんと触れ合っているとメチャクチャ癒やされます!
――今はどのような状況ですか。
りんたろー。 仕事が終わりしだい、早く帰るのは引き続き心がけています。あとは、先輩とのおつき合いにも少しずつ行けるようになりました。以前は忙しくてとても行ける状況ではなかったのですが、今は余裕が出て、僕自身がちゃんと息抜きできるようになってきています。
あとは、杏ちゃんの息抜きどうしようかな?と考えています。昼間、友だちと出かけていると思いますが、子どもが一緒だと、なかなかリラックスも難しいと思うんです。「気を抜ける瞬間がないんだよ」と言われるんですが、僕が、「ごめんね」と言うのも違うと思うので、これからいいバランスを見つけていければと思います。
お話・写真提供/りんたろー。さん 取材・文/小竹美沙、たまごクラブ編集部
育児が始まって約半年。これまでを振り返り、育児の大変さや心の葛藤を率直に話してくれたりんたろー。さん。これからも、パパとしての日々を定点観測していきます!
りんたろー。さん
PROFILE
1986年生まれ、静岡県出身。吉本興業所属。2017年に兼近大樹さんとお笑いコンビEXITを結成し、以降、バラエティ番組を中心に活躍。特技はサッカー、フットサル、介護。趣味は、美容、ジム、お酒、カラオケ。2022年8月にタレントの本郷杏奈さんと結婚。2023年11月、第一子が誕生。
●記事の内容は2024年7月の情報で、現在と異なる場合があります。