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おたくマンガ家・御手洗直子の「育児日記」 レジ袋、ああレジ袋、レジ袋

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一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者がおくる大人気不定期連載! 「つっこみが止まらないコマダム日記」#24。あの御手洗直子がとうとう二人目を出産。果たして直子の育児はどうなった???

増殖する、そのおそろしきものとは?

レジ袋が捨てられない。アレだ。2話目でやったタオルと同じ系だ。数円というコストを惜しむが故に人生に於いてくっそどうでもいいことで神経をすり減らしてしまうという貧乏根性のアレである。
うちにはレジ袋入れという場所が存在して、それは台所食器棚のまあまあ広いスペースを使用しているのだが、そこが常にレジ袋で溢れかえっている。きれいに畳まれて入っているわけでもないので適当に丸められたレジ袋によってモッサモッサと扉が押され半開きになっている。ギュウギュウ押すと閉まる。そんな感じである。ウザい。
最近ではレジ袋はスーパーだとタダではもらえない。タダではあってもマイバッグを持っていくとポイントをくれたりするので、基本マイバッグやらマイカゴを持って買い物に行っている。そう、この法則で行くと毎日ゴミ袋代わりにゴミを入れて捨てているのでみるみるグングンレジ袋は減っていくはずなのである。およそ戸棚の扉が閉まらないなどという事態になるわけがなく、むしろゴミ袋を買うという状態になるはずなのである。が、ならない。
さて、なぜかというと行きつけのスーパーのうちの一件が完全にレジ袋が無料なのである。無料。なんと甘美な響きであろうか。無料なんだけど、無尽蔵にもらってきてもうちのレジ袋コーナーがモサモサするだけなのでやはりここでもマイカゴを持って行き、レジ袋はもらわないようにしている。が、完全無料が故に断る人が少ないのか『レジ袋いいです』と言った3秒後くらいにマイカゴにレジ袋を4枚くらいつっこまれたりするのである。もう店員さんのDNAにレジ袋を入れる動作が組み込まれてて音声データが外耳より脳へ伝達されても手が脊髄あたりで反射して動いてるから動作へ反映されないんだと思う。10回中2回くらいはこんな感じでレジ袋が入れられてくる。そんでもってコレをわざわざ『レジ袋いらないんですけどォ』と訂正して返すほどでもなあ…と思うとそのままもち帰ってしまうのである。無料だし。
そしてスーパーではなくコンビニやら、100均やら、こまかく買い物をするたびにマイバッグを忘れてしまったりするとレジ袋をもらってしまうのである。無料だし…。
これが無料のおそろしさである。
くれるならもらってしまおう。と思うと減らないのである。レジ袋が。
なんかけっこうちゃんとマイバッグを持ち歩いているし、さほどレジ袋をもらっているわけでも無い気がするんだけど全然レジ袋が減らないのである。ゆえに常に戸棚がモッサモッサしている。そしてちょっと扉が開いている。押すと閉まる。ウザい。
一度めちゃくちゃ本気になって絶対にレジ袋をもらわないという気概を持って生きていた時があって、その時にやっと戸棚のレジ袋入れの底が見えた事がある。押さなくても扉が閉まる。おお…ようやく長い時間を経て、レジ袋との戦いに終止符が打たれようとしている。しかし、レジ袋をゼロにしてしまうとゴミ袋を有料で買わなくてはいけなくなる。よし、じゃあ今度買い物に行ったら、無料のところでは断らないでレジ袋をもらってこよう…。
とほんの一瞬気を緩めた途端に戸棚がレジ袋でモサモサになったのである。うそ。いつのまに?わからん。思い出せない。おそろしい。
マイバッグを持って買い物に行っているつもりでもそんな有様なのである。そんな頻度でレジ袋をもらってしまっている。
これが貧乏根性を持ち合わせず、特になんの感想も持たずレジ袋を捨てられる人であったらどうなっているのであろうか。年間何枚のレジ袋を手に入れ、そのまま破棄しているのであろうか。そりゃたしかにエコじゃねえ~~~~なるほどエコバックを持ちましょう。という運動が起こるわけだよね。おそろしい。
まあ軽くここまでの、ざっと1517文字の感想をレジ袋に持っているのである。そして常にモサモサしている半開きの戸棚を気にして生きている。
っていうか保育園の汚れ物入れに使えないような小さいレジ袋はなるべく生ゴミとか入れてゴミ袋として早く消費したいんだけど小さい分マメにゴミをまとめなくちゃいけないし逆に大きすぎるレジ袋はプラゴミ用として分別しておいて穴が開いてるレジ袋は汁漏れするから生ゴミ用には向かないからわけておかなきゃいけないしとやっているとめちゃくちゃ消耗する。時間と手間を。(ワンブレス)
解決方法はもうわかっている。余計なレジ袋は都度捨てて、足りなくなったら適正サイズのものを買えば良いのである。

むり…
わたしには、無理…。
そんなわけで今日も明日もあさっても私はレジ袋を捨てられずモサモサしている半開きの戸棚を気にしつつ大小強度穴の有無によりレジ袋を選別し余計な時間と手間を消費して生きていくのである。
結婚してから約8年、今まで誰にも話したことのなかった私の心の葛藤である。

私が聞き手であったら『知らねーよ』の一言で終わる。(おわり

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■御手洗直子 プロフィール
pixivで大人気。累計閲覧数1000万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。
Twitter 御手洗直子(@mitarainaoko)
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