「バイオリン」習わせたいけど…実際お金や時間はかかるもの?
●【8月28日はバイオリンの日】初の国産バイオリンが完成
1880年(明治13年)8月28日、史上初の日本製バイオリンが完成しました。国産バイオリン第1号をのこの日、完成させたのは東京・深川の三味線職人・松永定次郎さん。これを記念して8月28日は「バイオリンの日」に制定されています。
バイオリンのレッスンは親子二人三脚が当然!?
音楽系の習い事といえばピアノが思い浮かびますが、バイオリンもそのひとつ。お子さん4人全員が東大に入学したことで有名になったおうちでも、お子さん全員にバイオリンを習わせていたとか。
ピアノとはまた違った感性が芽生え、将来役立つなら習わせてみたいと思いますよね。でも、ピアノよりも習わせるのにハードルが高い気も…。
口コミサイト『ウィメンズパーク』からバイオリンについての口コミをピックアップしてみました。
ピアノのように「押さえれば正しい音が出る」わけではないバイオリン。
まともに弾けるようになるまでどのくらいかかるのかも気になります。
「小4の子どもが2年生の夏からバイオリンを始めました。最初の2カ月くらいは夫が『聞くにたえない、辞めさせたら?』というほどひどいものでしたが、去年の秋には小さなコンクールで賞をいただくくらいに成長しました。少しの時間でも毎日バイオリンに触れていたら、2カ月もあれば解放弦で『バイオリンらしい音』は出るようになると思います」
「小1(7才)の息子が5才から習っています。音に関しては、最初からそれなりの音が出ましたよ。うちの子以外でも、昔のマンガなどに出てくるようなノコギリみたいな音やキーキー音で閉口したという話は身近で聞いたことがありません」
最近は最初から音がちゃんと出るという希望を持てるコメントも。
さらにバイオリンといえば「成長とともに買い換えが必要」とも聞きますが。
「楽器は、体の大きさにしたがって、分数バイオリンを使います。すぐサイズが変わるので、借りれるなら借りた方がいいですよ。2~3才で使う1/16のサイズは買う人が多いと、習おうとした教室の先生に聞きました。娘は知り合いに借りました」
「教室でのレンタルは高かったので、子どもの頃からバイオリンを習っている友達に紹介してもらったバイオリン工房で分数バイオリンをずっとレンタルしていました。工房なのでメンテナンスもお願いできるし、一度弓が壊れた時も教室で修理に出すと1万円って言われたんですが、工房に持っていくと『僕のメンテナンスが甘かったせいですね。スミマセン』って無料で直してくれました」
楽器の買い替えも「レンタル」で乗り切れるのかも!
しかし、バイオリンは「親の熱意」が必要な習い事とか。
「親は弾けなくても問題ないと思いますが、親子二人三脚で習うつもりでいた方がいいです。レッスンに同席し、教わった事を家で再現する為ですね。バイオリンは、姿勢や足の向き、弓の持ち方、腕の動かし方がとても重要なので、子どもは出来ていると思っても大人から見ると大体出来てない…。家ではそこをそれとなく直してあげる。子ども任せにすると、単調な練習がつまらなくて辞めてしまう可能性大です!」
「我が子が4才から中1の今まで9年間バイオリンを続けています。他のお子さんの様子を見ていると、親の熱意がない子は、なかなか続かないようです」
上達に努力が必要な楽器だからこそ得るものもあるのかも。
「長男が年中の秋から小3の秋まで、丸4年習ってました。中3の今はバスケ部で音楽とは無縁の世界で生きてます。バイオリンの記憶はほとんど残っていませんが、集中力を養ういい経験だったとは思っています」
時間やお金はかかっても、親子一緒に上達に向けてがんばった経験は将来につながりそうですね。
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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