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元AKB高城亜樹。2人目出産後は、コロナ感染・引っ越し・ワンオペ育児…無理が重なり、体重10キロ減の体調不良になったことも

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去年4歳を迎えた長男・じゅんくんのお誕生日を家族でお祝い♪

4歳と2歳の男の子を育てる元AKB48の高城亜樹さんと、夫で清水エスパルス所属の高橋祐治選手。夫婦2人で育児に奮闘する中で大切にしていることや、夏に夫婦で訪問したドナルド・マクドナルド・ハウスのことについて、高城さんに話を聞きました。

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二男のおむつ替え中に長男が迷子

――男の子2人の子育て、大変なことはありますか?

高城 二男が生まれたころ、長男は2歳半くらいでわんぱくざかりの時期。あのころ、子ども2人を連れての外出がすごく大変でした。一度、よく行くショッピングモールで長男が迷子になってしまった事件もありました。

授乳室で二男の授乳をしておむつを替えているときに、長男が「ぼく、行くからね〜」って授乳室を飛び出しちゃったんです。急いで二男の服を着せて追いかけたけど、もう見当たらなくって。私の母も一緒だったんですが、母も追いかけられないくらいのスピードだったそうです。すぐに係の方に迷子の呼び出しをお願いして、私は二男を母に預け、泣きながら走り回って長男を探しました。

――息子さんはどこにいたんですか?

高城 ショッピングセンターのテラスで、エスカレーターを眺めて遊んでいたんです。ショッピングモールの方が見つけて話しかけてくれているところに、ちょうど私も合流できて、見つけられました。無事に見つかって心底ホッとしたし、子どもは本当に目が離せないなと反省した出来事でした。

それまで外出時の授乳も母乳だったんですけど、その事件以来、お出かけのときは絶対ミルク、と決めて液体ミルクを持ち歩くようになりました。ミルクだったら、長男を視界にとらえながら授乳できるので・・・。子ども2人の安全を守るために、母乳にこだわらずにそこは臨機応変にしよう、と。

――迷子になった長男くんのその後の様子はどうでしたか?

高城 4歳になった今もそのときのことを覚えているみたいで、「ぼく、迷子になっちゃったよね」と話すことがあります。「どんな気持ちだった?」と聞いたら「大丈夫だったけど、ちょっと寂しかった」って。長男は迷子になって以降、ショッピングモールへ出かけると、私のそばにぴったりくっついて歩くようになりました。子どもながらに、不安な時間を過ごした体験が深く心に残っているみたいです。

二男の生後すぐに長男が新型コロナに感染

カメラを向けるとかわいいポーズをとってくれる二男のしーくん。

――これまで息子さんたちが大きな病気にかかった経験はありますか?

高城 私が二男を出産後退院してすぐに、なんと長男が新型コロナに感染したんです。新生児のお世話をしながら長男のケアをするのは本当に大変でした。それに感染力が強くて、私も夫も、そして手伝いに来てくれた実母も感染してしまったんです。

新生児にうつったら大変だ~、と思って生まれたばかりの二男を1人だけで部屋に隔離しました。1人にするのもとても心配だったけれど、コロナをうつしちゃうのもとっても心配で。ベビーベッドにベビーモニターを付けて、授乳やお世話のとき以外はその部屋に入らないように対策しました。
私が二男のお世話をするときには、着替えてマスクをして手洗いをして消毒をしてから部屋に入ることを徹底しました。万が一、二男が感染してしまったら、どうしたらいいか調べてみたら、その時期はコロナ患者が多かった時期でもあり、新生児を診てくれる病院がほとんどなかったんです。毎日ヒヤヒヤしながら、3時間ごとの授乳のたびに二男の体温を測っていました。結局二男だけは感染することがなく、無事でほっとしました。

――産後間もなかった高城さんの体の負担も大きかったのでは。

高城 私も39度近くの熱が出て、せきもひどかったです。夜間の授乳は大変だったけれど、産後で母のアドレナリンが出ていたのか頑張れました。二男には感染しないようにって必死だったと思います。

――産後すぐに大変なことがあったんですね。

高城 家族みんなの体調が戻ってからも、2人の育児はバタバタで大変でした。長男の要望も聞きながら二男のお世話もして、さらに土日は夫が遠征でワンオペなのでどうしても手が回らなくて。2人目の産後は体力的にも精神的にもきつかったと思います。

さらに二男の産後3〜4カ月のころ、夫のチーム移籍にともなって引っ越しすることに。その準備なども重なって、産後2〜3カ月の記憶はほとんどないくらいです。

2人目育児で無理して体重10kg減もの体調不良に

2児のママになっても変わらない、キュートな高城さん。

――高城さん自身の体調はどうでしたか?

高城 産後の引っ越しや、ちょうどそのころ愛犬とお別れしてしまったこと、慣れない2人目育児などが重なって無理が出てしまったのか、ひどく体調を崩してしまいました。長男のときは産後太りが戻らなくて困っていたんですけど、体調を崩したことで体重が10kgくらい落ちてしまったんです。

家事も仕事も何も手につかなくなってしまって。その経験から、もう無理はしない、と決めました。

――無理しないための工夫などはありますか?

高城 無理して体調を崩してしまったことを教訓に、ほどほどに手を抜けるようになったと思います。たとえば、普段は子どもの生活リズムのために早く寝かせることを心がけているんですけど、夫が不在の日に下の子が夜ぐずったりすると、なかなか上の子を寝かせてあげられないことがあります。
「早く寝かせなきゃ」とあせるとつらくなってしまうので、もうそういう日はしかたがないから「ちょっと遊んでから寝よっか」と特別な日にしてしまったり。あんまり時間にこだわりすぎないようになりました。

毎日の食事も、普段は栄養バランスを考えて、品数も多くするよう心がけているけれど、ワンオペの日は「夕食はラーメンだよ〜!」「具だくさんおにぎりにしちゃおう〜!」とか。大変な日は力を抜けるようになって、メリハリをつけられるようになったと思います。

病気の子どもの家族を支える環境の大切さ

ドナルド・マクドナルド・ハウスを訪問した権田修一選手(左)、高城さん(中央)、高橋祐治選手(右)

――2024年7月末に、高城さんと高橋選手夫妻は、都内にあるドナルド・マクドナルド・ハウスを訪問したそうです。訪問のきっかけは?

高城 サッカー選手の夫が所属している選手会の活動の一環で、こども病院や児童養護施設を訪問したりしています。夫が「人前に出る立場の自分が、社会的に貢献できることに取り組みたい」とこの活動に参加していました。

私はAKB48のグループにいるときは東日本大震災のあとに被災地訪問をさせていただきましたが、個人ではなかなか機会が少なく、私にもなにかできることはないかな、と考えていました。そんななかで、夫のチームメイトの権田選手が、選手会の活動でドナルド・マクドナルド・ハウスを訪問し、さらにアンバサダーも務めていると聞き、一緒に訪問させてもらうことになりました。権田選手は以前のチームメイトのお子さんが長期入院を経験していたということを聞き、日本プロサッカー選手会の副会長として今年度からアンバサダーとして活動しているそうです。

――「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は病気と向き合う子どもとその家族を支える滞在施設ですが、訪問前はどんなイメージがありましたか?

高城 ドナルド・マクドナルド・ハウスはマクドナルドが運営していると思っていたんです。でも今回の訪問で、運営費の100%が寄付と募金で成り立っていて、スタッフとともに多数のボランティアが運営を支えていると知りました。

私はよくマクドナルドのモバイルオーダーを使うんですが、注文のあと寄付金額のポップアップメッセージが出ることがあります。なんとなく金額を設定して寄付していましたが、その寄付がどんなことに使われているのかも知らなかったんです。今回の訪問で、モバイルオーダーの寄付金はすべてハウスの活動に使われていると知って、募金するときの気持ちとそして金額が変わりました。

――ドナルド・マクドナルド・ハウスに隣接する東大病院の小児病棟も訪問されたそうですね。

高城 ハウスや病院では、実際に病気と向き合うお子さんとその家族の話を直接聞く機会をいただきました。生まれてすぐに病気が見つかったお子さんや、元気に過ごしてサッカーをしていたのに急に大きな病気が見つかったお子さんなど、さまざまなお子さんがいました。

子どもが病気で入院したら、医療スタッフがもちろんケアしてくれるでしょう。でも、親や家族も近くにいたいし、子どもたちだって親に近くにいてほしいはずです。その家族を支える環境が少ないな、と実際にハウスや病院を訪問して初めて気がつきました。

病気の子どもの家族を支える環境の大切さ

高城さん・高橋選手夫妻の訪問で、入院中の子やママやパパも喜びの笑顔がいっぱいだったそう。

――家族を支える環境、とはどういうことでしょうか。

高城 最先端の医療を受けるために大きな病院に入院している患者さんは、自宅が遠方にある人も少なくありません。東大病院で私が聞いた中では茨城から来ている人もいました。長期入院する子どもの場合、親が一緒に寝泊まりできる病棟もあれば、面会しかできない病棟もあります。そうすると自宅から通えない親は病院の近くに滞在する必要があります。

子どもの長期入院のために、仕事を休職せざるをえない人もいると聞きました。そうすると限られた資金の中で、子どもの長期入院中に親がホテルに滞在するのは、経済的に無理が出てきてしまいます。

そういうときにハウスが利用できれば、料金も良心的(1日1人1000円)で助かりますよね。徒歩で通える距離で面会しやすいし、自炊をするスペースがあったのもよかったです。長期入院になると、親だけではなくきょうだいも一緒に滞在するタイミングもあると思いますが、ハウスはそれにも対応しています。お子さんの入院が長期間になるほど、必要な施設だと感じました。

――ドナルド・マクドナルド・ハウスを訪問して、自身のご家族や子育てのことを振り返ってどう感じましたか?

高城 自分の育児の経験からも、子どもの看病をしているときって親は孤独になりがちだと思うんです。でもお子さんが病気で入院中に、家族がハウスに滞在できれば、ハウスのスタッフの人とコミュニケーションを取ることができます。
しかも、ハウスを支えてくれているボランティアスタッフには、かつてハウスを実際に利用していた人もいるらしいです。病気のある子どもを育てた経験のある人と話せるのは、きっと心強いと思います。

今回訪問してみて、病気と向き合う子どもを支える家族が過ごしやすい環境を整えることの必要性を感じました。微力ではありますが、私もこのような活動を支援する形で社会貢献をしていきたいと、心に残る経験でした。

お話・写真提供/高城亜樹さん 取材協力/公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン 取材・文/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部

高城さんが「無理はしない」と決めたように、子どもの健康を守るためには、親自身もできるだけ健康でいたいもの。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気と向き合う子どもの家族を支える場所であるようです。

高城亜樹さん(たかじょうあき)

PROFILE
タレント・女優。1991年生まれ、東京都出身。AKB48として活動し、卒業後はタレント・女優として活躍。2019年2 月にサッカー選手の高橋祐治さんと結婚し、同年11月に第1子、2022年9月に第2子を出産。

高城亜樹さんのInstagram

高城亜樹さんのYouTube「あきちゃのままチャンネル」

公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン

ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン公式Instagram 

ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン公式X(旧Twitter) 

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