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離乳食を始めて2カ月。準備に10分、食べさせるのに30分かかることも…。バタバタの食事の時間がラクなったある方法!【ぐっち夫婦】

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あらららら・・・!楽しいよね(笑)

忙しい毎日でも手軽に作れて、栄養バランスにも気をくばったレシピが人気の料理家「ぐっち夫婦」。2023年夏に誕生した第1子は、1歳を過ぎすくすくと成長をしているようです。今回はその長男の離乳中期ごろのときの様子を聞きました。食材の大きさも大きくなり、ごはんを嫌がったり、遊んだり、食べている途中で寝てしまったりと自由奔放な離乳中期。夫婦ならではの便利アイテムと合わせて教えてもらいました。「ぐっち夫婦の“頑張らない”赤ちゃんごはん」連載第5回です。

息子が離乳食を始めて2カ月。中期食に突入したころの話

ある日のごはん。こまかく刻んで食べやすく。

息子が離乳食を始めてから2カ月ぐらいたち、離乳中期に突入。新しい食材をどんどん取り入れられるようになり、食べられるものも増えてきました。ただ、振り返ると、この時期はなかなか大変で、料理の仕事をしているとはいえ息子に食べさせるとなると、話は別(笑)
食材を刻んだり、味を少しずつ加えたりすることに慣れるまではちょっと大変な思いをしながらの日々。初期のペーストを仕込んでいたときは、ミキサーにガーッとかけるだけだったのに、包丁でいろんな食材を切るとなると、それだけで大変さが増したように感じます。
でも、少しずついろんな食材に慣れていく姿を見てはホッとしながら、毎日の食事を楽しんでいました。

家族全員で朝食!時短&楽しいとき

大人も一緒にりんごヨーグルト!

朝の離乳食は7時から8時ごろ、夕方は18時から19時ごろに息子の食事を準備していました。準備に10分ほどかかりますが、実際に食べさせるのには30分もかかることも!
とくに朝のバタバタした時間帯に余裕を持つのは難しく、あるとき「あ、一緒に食べればいいのか・・・!」とふと思いついて、息子がもぐもぐしているタイミングで、私ももぐもぐ。家族全員で一緒に朝食をとることに。
これが予想以上の大成功!パパもママも一緒に食べることで、息子もなんだかうれしそうに食べてくれました。家族で一緒に食べる時間が増えたことで、ただの「食事時間」が「楽しい時間」になりました。

食べてくれない!?そんなときはヨーグルトまみれのごはん

ヨーグルト大好き!ヨーグルト味なら食べます。

離乳中期で、大変だったのは「食べてくれないとき」です。とくに、トマトやほうれん草をあげたときのことは今でも思い出深いです。
そんなときに頼りになったのが、プレーンヨーグルト。苦手な食材も、ヨーグルトに混ぜれば驚くほどあっさり食べてくれることが多く、私の中で「これが秘密兵器だ!」と思ったのを覚えています。
なんでもかんでもヨーグルトを混ぜていたので、「ヨーグルトのとりすぎじゃないか…」とも思ったこともありましたが、「食べないよりはいい!」と、出張にも実家での離乳食にもヨーグルトを持参していました。
毎日の食事は試行錯誤の連続でしたが、息子が食べてくれたときのうれしさは、その苦労を吹き飛ばしてくれるものでした!

スプーンが最強のおもちゃ!?遊び食べもスタートして、汚れるのも日常茶飯事!

スプーンを持って楽しいね。

離乳中期に入ったころには、息子の動きはますます活発に。食べながら口を触って、料理を持った手であちこち触る触る!そして、スプーンにも興味をもって食事中にスプーンで遊び始めました。振り回して、音を鳴らして・・・、まるでスプーンが彼の「最強のおもちゃ」です。
食べるより遊ぶほうが楽しいんだろうな、とほほえましく思いながらも、やっぱり食べてほしい親心(笑)
そんなときは、無理せず見守りつつ、タイミングを見て口に持っていきました(笑)
でも、保育園に行く前の朝ごはんでは、「どうか、服だけは汚さないで~!」と心の中で祈りながら食べさせていたのを思い出します(笑)
椅子にもカバーをつけて、エプロンは長袖とスタイ型と二重にしていて、首や足にはタオルを置いて、きっと暑かったよね・・・(笑)。毎朝ごはんの準備だけでもへとへとでした。

卵のデビューはドキドキしながら・・・

離乳中期で一番ドキドキしたのは、やっぱり卵を食べさせたときでした。最初に卵黄をほんの少しあげたときは、夫婦で「大丈夫かな・・・」と息をのむ思いで見守っていましたが、何も問題なくホッとしたのを覚えています。
卵白も同様に慎重に進めましたが、こちらの緊張が伝わってしまっていたのか、最初は息子も嫌がることも。でも、パンやごはんに混ぜるなどして少しずつ慣れさせ、今では卵は大好きな食材の1つになりました。あせらず、少しずつ進めていくことが本当に大切なんだなと実感した瞬間です。

離乳食の準備を楽にする小技

左からぶんぶんチョッパー、仕切りのある容器、お茶パック

離乳中期には、毎日の準備が少しでも楽になるアイテムが本当に助かりました。とくに、以下の3つは大活躍!

【1】仕切りのある耐熱容器

100円ショップで買いました。これで一度に数種類の離乳食を解凍できるので、朝の忙しい時間でも余裕が持てました。

【2】ぶんぶんチョッパー

野菜のみじん切りが驚くほど簡単にできるこのアイテムは、離乳食作りの救世主でした。

【3】お茶パック

野菜をゆでるときにお茶パックに入れてゆでれば、混ざることなく、ゆで汁をそのままスープに活用できて便利でした。

みなさんもぜひ、活用してみてくださいね。
振り返ると、離乳中期は毎日がドタバタの連続でした。汚されないように必死だった朝ごはん、トマトやほうれん草を拒否されて心が折れそうになった日々、そしてスプーンを振り回して遊ぶ息子の姿・・・。すべてが今では笑えるエピソードになりました。
でも、そんな毎日の中で少しずつ食べられるものが増え、息子が成長していく姿を見ることができたのは、私たちにとってかけがえのない喜びです。

今月のおすすめレシピ「かぼちゃサラダ」

秋冬が旬のかぼちゃ。ママ・パパ用に「かぼちゃサラダ」はいかがでしょう。そして、赤ちゃんにもかぼちゃを使った離乳食を作ってみましょう。離乳時期別に簡単な作り方をお伝えします。

【材料(2人分)】
かぼちゃ…1/4個(300g)
ベーコン(ハーフ)…4枚
玉ねぎ…1/2個
アーモンドスライス…適量
塩…少々
こしょう…少々
オリーブオイル…小さじ1
粗びき黒こしょう…適量
[A]マヨネーズ…大さじ2、カレー粉…小さじ1/2

【作り方】
(1)かぼちゃは種とワタを取り、ひと口大に切る。耐熱ボウルに入れて水大さじ2<材料外>を入れ、ラップをかける。電子レンジ<600W>で5分ほど加熱する。マッシャーでつぶす。

(2)玉ねぎは薄切りにする。塩少々<材料外>をふり、10分ほど置いておき、水気をしっかりしぼる。ベーコンは1cm幅に切る。フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ベーコンを焼き色がつくまで炒める。

(3)つぶしたかぼちゃのボウルに[A]、玉ねぎ、ベーコン、アーモンドスライスを入れ、塩・こしょうをふり、サッと混ぜる。

(4)器に盛り、アーモンドスライス、粗びき黒こしょうをかける。

【調理のコツ】カレー粉をプラスしてアクセントに

少量加えたカレー粉がアクセントになり、甘いかぼちゃサラダが苦手という場合でも
食べやすい!

かぼちゃを使った離乳食レシピ

いまが旬のかぼちゃ。大人と一緒に赤ちゃんの離乳食にも。

【離乳初期】「かぼちゃペースト」

(1)かぼちゃ<1/12個・作りやすい分量>は皮と種とワタを取り除いておき、1.5cm角に切る。
(2)小鍋に(1)とかぶるくらいの水を入れ、やわらかくなるまでゆでる。
(3)すり鉢などにかぼちゃを入れてすりつぶし<ハンドブレンダーなどを使用してもOK>、ゆで汁を加えてなめらかになるまでのばす。

【離乳中期】「りんごとかぼちゃのヨーグルトパンがゆ」

(1)食パン<8枚切り・1/2枚>はみみを取り除いて、こまかく切る<手でちぎってもOK>。
(2)かぼちゃ<2.5cm角1個・20g>、りんご<1cm幅のくし切り1個・10g>はやわらかくなるまでゆでて、それぞれみじん切りにする。
(3)小鍋に(1)、水<大さじ4〜5>を入れてやわらかくなるまで煮る。
(4)器に(3)を盛り、プレーンヨーグルト<大さじ3>、(2)をのせる。

【離乳後期】「わかめとかぼちゃのみそ汁」

(1)かぼちゃ<3cm角1個・30g>は皮と種を除き、サイコロ状に切る。乾燥わかめ<少々>は水でもどし、水けをきってこまかく刻む。
(2)鍋にかぼちゃ、だし汁<1/4カップ>を入れて中火で煮る。
(3)かぼちゃがやわらかくなったらわかめを加え、みそ<小さじ1/4弱>を溶き入れてひと煮する。

【離乳完了期】「かぼちゃソテーのきな粉あえ」

(1)フライパンにサラダ油<大さじ1>を熱し、かぼちゃ<1cm角×4cm長さ6本>を並べ、弱火で火が通るまで揚げ焼きにする。焼けたらペーパータオルなどにのせ、油をきる。
(2)きな粉<少々>と砂糖<少々>を混ぜ合わせ、(1)にまぶす。

文・写真・レシピ/ぐっち夫婦さん 構成/たまひよONLINE編集部

ぐっち夫婦は「失敗しても、その都度新しい工夫を取り入れ、家族みんなで楽しい食事の時間を作っていくことがいちばん大切だと感じています」とも話してくれました。皆さんもあせらず、無理せず、楽しみながら離乳食を進めていきませんか。

離乳食調理に前に必ずお読みください<離乳食のお約束>

ぐっち夫婦さん(ぐっちふうふ)

PROFILE
料理家。夫Tatsuyaと妻SHINO。忙しい毎日でも気軽に作れて、栄養バランスにも気をつかったレシピが人気で、SNSフォロワー数は100万人以上。離乳食サイト「はらぺこベビー」(https://harapekobaby.com/)を運営し、月齢ごとの離乳食レシピや、専門家の方々のコラムなどをご紹介。
Tatsuya (夫) 料理家。飲食店で独学で料理を学ぶ。料理家活動のほか、企業のマーケティングや新規事業立ち上げ等にも携わる。
SHINO (妻)  料理家、栄養士、フードスタイリスト、乳幼児食指導士。学生時代に栄養学、マーケティングを中心に学び、食の関連企業に多数勤務しながら、現場経験を経て、独立。企業の商品・メニュー開発業務に携わる。また、乳幼児食指導士の資格を持ち、子ども向けレシピの開発も行う。

●記事の内容は2024年10月の情報で、現在と異なる場合があります。

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