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「義実家が汚い…」「トイレ、我慢しがち」などなど。地味に困る義実家のアレ

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居間で赤ちゃんを抱く父、母、祖父母の5家族
chachamal/gettyimages

そろそろお正月の帰省シーズンですね。義実家に帰省する人も多いと思います。でも、義実家の習慣って、自分からしたら「?」と思うこともしばしば。
そこで今回は「たまひよ」アプリユーザーに聞いた、みんなのエピソードと子育てアドバイザーの高祖常子さんのアドバイスをご紹介します。

普段、子どもがいない環境だから仕方ないけれど…

最初にみんなのエピソードから紹介します。

Q:義実家への帰省時に、あなたやお子さんのトイレやお風呂、食事の時間など、地味に気を使う、やりにくい困り事はありますか?

環境の違いへの戸惑いが多かったので、まずはそうした声から紹介しましょう。

「授乳する場所に困る。言い出しづらい」(みふ)

「気を遣うし、家の環境が違うので困ることも多い。昔の田舎のお家でクーラーがついている部屋が限られている」(まこ)

「ユニットバスではないので、冬の寒い時は娘が風邪を引かないかヒヤヒヤでした」(ごん)

「トイレに行きたいが子どもが私の姿が見えなくなると泣くので行けない。また義実家のトイレはもともと借りづらい」(あお)

「子どもが2人いるから丸投げしてトイレへ行くタイミングがつかめなくて我慢しがち」(ま)

「義実家は男兄弟ばかりで、メイクするのに気を遣う」(龍)

「リビングの横の部屋で寝なければならず、隣で宴会が始まること。加湿やエアコンなど部屋の環境を整えるのに気を使う」(Luka)

「おやつをよく出してくれるが、あれもこれもと出してくれるので、親も子もあまりお腹が空いていない状態で食事の時間となってしまう」(まり)

掃除が行き届いていないという声も何件か寄せられました。義両親の高齢化や昔ながらの家屋なので、なかなか難しい側面もあるのかもしれません。

「高齢になってきたからか掃除が行き届いておらず、床などにほこりがつもっている。何でも口にしたり、床をおしりでずりずり動き回る子どもには不衛生だと思いつつも仕方ない」(そら)

「義実家が汚い…。毎回、『私が掃除します』とやっているけど、モップがけ、掃除機がけ、窓拭き、キッチンとお風呂の掃除…と大変。おまけにカビのような変なにおいが染み付くから、帰ってもしばらく荷物からにおいが取れず、すごくストレスです。『掃除好きね~』と言われるけど、子どもを汚い中にいさせるのイヤだからだよ…とモヤモヤしています」(たいちゃんのママ)

また、習慣による違いや、義両親からの気遣いへの戸惑いもありました。

「いつでもテレビがついている、私はメリハリをつけて見るときだけつけたいと思っているがそうもいかない」(まぁ)

「普段通りの時間に子どもを寝かせたいけど、夕食の時間が遅く寝る時間も遅くなってしまう。また遮光カーテンじゃないからか子どもが朝早く目覚めてしまうが、義両親はまだ寝ているため、騒がないように子どもの相手をしなければいけないこともストレス」(yurusheep)

「子どもがご飯をあまり食べないタイプで、家では残しても『ごちそうさま』が言えればいいことにしていたが、義両親からは全部食べろと言われること」(ぷよ)

「オードブル形式の食事が出てくるが、子どもが食べられるものがなく、結局いつも持参」(ぽむ)

「そろそろ3歳なので大人の取り分けで十分なのですが、子どもが喜ぶからとスーパーで売っているレトルトのミートボールや黒豆、ポークビッツなどをわざわざ買ってきてくれます。家ではそういったものを出したことがなく、大人のおかずは手作りなので、そちらをいただきたいと思うのですが…」(あず)

「夫が自分の家族と仲がいいため、よく実家に帰りたがります。義実家の人たちも息子をかわいがってくれるのは嬉しいのですが、義実家に行くと息子の寝る時間が遅くなってしまい、生活リズムが乱れます」(えり)

「義実家が我が家から近いので結構高い頻度で会っています。が、義実家は夫も含めて全員寡黙。そうなると、沈黙に耐えられない私が毎回、子どものことや最近あった面白い事などを話し、その話題を終えるとまた沈黙に。『もうちょっとみんなしゃべって…!』と毎回思います」(ささみ)

「手伝いをしたいが、キッチンに入ってよいかを気にする」(みー)

結局、「気を遣うのをやめた」というスタンスが一番気がラクな気もします。

「孫が生まれるまでの頃のほうが気を遣っていた。今はもう何も気を遣わない。皿を使えば下げるなど、目につくことは最低限している」(るるる)

大事なことは気を遣いすぎずに楽しむこと

義実家との習慣の違いに困っている人が多いようですね。NO!と言いたくても、好意だと思うと、なかなか言いにくいのも事実。困りがちな「義実家あるある」にはどうしたらいいのか、子育てアドバイザーの高祖常子さんにお聞きしました。

「ここで取り上げた実体験を読んで、『あるある~』『そうそう、そういうところ困るよねー』って思った方も多いのではないでしょうか。

以下のようなところを、基本的な考え方にしてはいかがでしょうか」

義実家での数日は、非日常を楽しむ

「親としては、子どもの生活リズムを崩したくないという気持ちもあります。でも年齢によっては、時にはちょっとの夜更かしも楽しい体験になるかもしれません。
子どもにとっては、義実家のご飯や洗面所、お風呂など、自宅と違ういろいろなことも体験になります。社会勉強的に楽しんでみるという意識を持ってみるのもいいのではないでしょうか」

子どもを第一に考える

「『義両親からは全部食べろと言われること』というのは、そのまま受け入れる必要はありません。無理やり食べさせるようなことは、子どもにとってつらい体験になる可能性もあります。
『もうお腹いっぱいみたいなので、すみません』と伝えればいいでしょう。それでも『もったいないから』とか『栄養のためにも』などと食べることを強要するようなら、『日によって食べられる量も違いますし、最近ではこのような場合に無理に食べさせない方がいいみたいなんですよ』とやんわり理由を伝えながら断りましょう」

気を遣いすぎない

「『非日常を楽しむ』と言いましたが、子どもが眠いのに無理に合わせる必要はありません。『○○ちゃんが眠そうなので、寝かせますねー』と離脱するのもいいでしょう。
『おやつをよく出してくれるが、あれもこれもと出してくれる』というコメントもありますが、『ご飯食べられなくなっちゃうから、明日いただきますね』などと、断るのもいいと思います。

例えば、チョコはまだ食べさせたくないという家のルールがあれば、『チョコはまだ食べさせてないので、あげないでくださいね』と事前に伝えておくといいですね。
気を遣いすぎず、伝えるべきはきっぱりと伝えることが大切です。

祖父母は孫や家族が来て嬉しくて、良かれと思いやっているものです。親としてイラっとすることもあるでしょうが、悪気がないことを理解しつつ、上手に付き合っていけるといいですね。

ただ、ときどき会う関係なら多少は目をつぶることもあるかもしれませんが、『頻繁に会う』『同居している』場合などは、相手を尊重しつつ、3つ目のようにきっぱりと伝えることも大切です」(高祖常子さん)

せっかくいつもと違う環境にいるのですから、その環境を楽しめるといいですね。義実家とのズレは、世の中の常識が変化していることにも起因しているようです。子どもを第一に考え、言うべきことは伝えていくことも大事にしたいです。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

高祖常子さん

高祖常子さん

PROFILE)
子育てアドバイザー、キャリアコンサルタント。保育士、幼稚園教諭、社会教育主事、ピアカウンセラーなどの資格を持つ。NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク副理事長、NPO法人ファザーリング・ジャパン副代表理事ほか。全国13万部発行の「育児情報誌miku」編集長として14年活躍。育児誌を中心に編集・執筆を続けながら、子どもの虐待防止と、家族の笑顔を増やすための講演活動、ボランティア活動を行う。3児の母。著書多数。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年10月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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