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生理中の子どもとのお風呂問題。体調もしんどい、経血を見られるのが嫌…みんなはどうしてる?

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入浴後に体を拭く親子
yamasan/gettyimages

ママが生理のときの子どものお風呂はどうしていますか?「たまひよ」アプリユーザーに聞いたアンケート結果とともに、助産師の岸本志織さんにアドバイスを伺いました。

生理時の子どもとの入浴はシャワーだけという人も

最初にアンケート結果を紹介します。
Q ママが生理の時、お子さんのお風呂は主に誰が担当していますか?

ママが生理中の子どものお風呂は、35%がパートナーが入れているようですね。でも、1人でどうにかしなければいけない人もいるでしょう。みんなの生理時のお風呂事情をお聞きしました。

「お風呂場に血がポツポツと落ちてしまったことがあります。生理中はパパにお風呂を担当してほしい」(ぴよぴ)

「湯船に入れないのが悩み」(あんこ)

「お湯の中に一緒に入れないので冬は辛いです」(あおみこ)

「普段は先に裸になってから、子どもの服を脱がせてお風呂に連れていくのですが、下着が脱げないため、いつもの流れ通りにできなくて、お風呂時間がストレスです」(こぶ)

「先に子どもだけお風呂入れて服を着せてから、扉を開けて私はシャワーをしていて大変でした。特に髪の毛を洗う時は子どもの様子が見づらくなるので…」(ちぃ)

「パパが夜勤の時は自分が担当しないといけないので、私は服のまま浴室に入り、息子をシャワーでサラッと洗って済ませていました。その方法以外は難しかった…」(ゆきち)

「出血が多い間は一緒に入らず、子どもはシャワーだけに…。申し訳ないなと思っています」(あすか)

「生理の時はなるべくパパ。無理な時はタンポンを使用」(モコ)

「生理の時はパパが担当。わが家では普段、パパは子どもをお風呂に入れてないので慣れておらず、首のシワ等の細かい部分の洗いがイマイチでした」(もちもち丸)

苦労している人も多いですね。出産後、ワンオペの場合などのお風呂はどのようにしたらいいか、助産師の岸本志織さんにお聞きしました。

衛生的には問題なし。自分の負担の少ない方法を

「子どもとのお風呂は、ただでさえ自分に構う暇もなく大変なのに、生理時となれば、ますますハードですよね。

まず、生理中に子どもとお風呂に入ることは何も問題ありません。入浴中は、水圧により経血が体内に押し戻されるため、普段より経血が出にくい状態です。
とはいえ、ちょっとしたタイミングで出てしまうこともあるかと思います。
(私の場合ですが、どうしても湯船に浸からなければいけない際は、湯船から立ち上がり洗い場に移動したタイミングで経血が出やすいので、湯船から出る前にシャワーを流しっぱなしにして備えています)

生理時のお風呂では、ママは何が一番嫌で困るのか、そこがポイントではないでしょうか。
○経血を子どもに見られることに抵抗がある
○見られてもいいけど経血がタオル等についてしまうと処理が面倒
○そもそも生理中は体調もしんどいからお風呂に入りたくない
…など、困る理由は様々かと思います。

ママの気持ちを優先させつつ、タンポンや月経カップ(慣れれば非常に楽!)をつけて入浴したり、あがったらすぐに履けるように前もってショーツにナプキンをセットしておいたり、吸水ショーツを履いたり(ナプキン付ける手間なし)といった、グッズを利用するのも1つの手です。
また、膣をきゅっと締めたり緩めたりすることで、多少は出血をコントロールできるようになりますので、日ごろから骨盤底筋群のトレーニングを意識するのもおすすめです。

さらに、生理時のお風呂は性教育の絶好のチャンス!
「どうしたの? それ、なぁに?」というように、子どもにとっては、大好きなママの体から赤いモノ(血)が出てるというのは、不思議だったり怖かったりするので、純粋な気持ちで尋ねてくるものです。

そんな時は、「ママの身体は月に1回、赤ちゃんを育てるお部屋をお掃除するから血が出ちゃうんだよ。怖くないから安心してね」「(生理の時は)お腹が痛いから、優しくしてほしいんだ」「(タンポンは)大事な紐だから、触らないでね」などと隠さずに伝えてみましょう。
年齢によってどこまで理解できるかは違ってきますが、子どもの質問に対してママがちゃんと誠実に答えること。そしてママにとって嫌なことはしないよう伝えること、これらはとても大事なことです。

個人差も多い生理事情ですので、ママにとって心身ともに負担の少ない方法がベストです。

あまりにも経血量が多いなど、生活に支障が出る場合は、気軽に産婦人科に相談してみてくださいね」(岸本志織さん)

子どもがある程度大きくなったら、生理について隠さず説明すればいいのですね。ぜひ参考にしたいと思いました。
(取材・文/メディア・ビュー 橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

岸本志織さん

PROFILE)
助産院fillme代表(出張訪問/オンライン型)。母乳外来や育児相談のほか、ベビーマッサージ、タッチケア、性教育などにも力を入れている。「自己受容できる子どもたちで溢れた社会」にすべく、まずはママや女性がご機嫌でいられるようなサポートを大切に、家族の暮らしごとに寄り添う地域助産院を目指している。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2022年11月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数234人)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は2023年5月の情報で、現在と異なる場合があります。

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