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子ども服を洗う前に!知らないと損する洗濯ラベル表示の正しい意味と使い方

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evgenyatamanenko/gettyimages

かわいくて肌に優しいものが多い子ども供服。その服の洗濯ラベルの内容が、2016年12月に変わりました。内容を知らずに洗うと、縮んだりごわごわになったり、クリーニングトラブルになるかも…。消費生活アドバイザーの池見 浩さんがお洗濯で損しないためのポイントをご紹介します。

消費生活アドバイザー 消費者考動研究所 代表  池見 浩
消費生活アドバイザーとして、消費者教育や消費者相談の第一線で活動している視点からアドバイス・情報提供している。

そもそも洗濯ラベルってそんなに重要なの?

「洗えない」情報を知らされずに子ども供服を買って、「洗ったらボロボロになった!!」

こうしたトラブルを防ぐ為に、家庭用品のメーカー等が守るべき品質表示等のルールを決めている法律が「家庭用品品質表示法」。洗濯ラベルの内容は、この法律に基づいて、消費者保護の為に定められています。

洗濯ラベルには、商品選択に必要な次の情報が記載されています。
・洗い方を簡単な図で表す「絵表示(マーク)」
・絵表示で伝えきれない内容や取り扱い方法の説明
・製品の組成(綿90%、ポリエステル10%など)
・メーカーや輸入元などラベルを付けた人の名前、連絡先

絵表示(マーク)って意外とカンタン!

洗濯ラベルは、全て方法+[度合い・強さ]の組み合わせ!このパターンを覚えればあとはカンタンです。

例えばこのマーク。

家の洗濯機で洗える意味の桶マーク[=方法]
+上限の液温を表す数字[=度合い]
+洗濯の弱さを表す横棒[=強さ]
の組み合わせのみです。これで、「液温60℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる」という意味になります。

自然乾燥の場合も、[方法+度合い・強さ」のパターンです。

「つり干しがよい」という意味の縦1本線[=方法]
+日陰を表す左斜め棒[=強さ]
の組み合わせになります。

その他のパターンなど詳しくは、こちらをご覧ください。
消費者庁HP「新しい洗濯表示」

「この位で大丈夫じゃない?」はもうNG!

ところで、実は洗濯ラベルを見ずに、何となく他の衣類と一緒に洗濯機にポイ!という人の方が多いかもしれませんね。

でも、それはNG!なぜならば、この新しい表示は、「きっちり守らないとトラブルになる」上限表示になっているからです。

例えば、旧タイプのこのマークの場合、

「液温は40℃を限度とし、洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい」という意味でした。解説すると、「水温は40℃までにして、洗濯機なら弱水流で、あるいは手洗いなら弱く洗うのを」お勧めしますといったニュアンスでした。

それに対して、新マーク

「液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる」とほぼ同じ意味のこの新マーク。言いかえると、「家庭の洗濯機で洗えるが、液温は絶対に40度以下!必ず、すごく弱く洗わないとトラブルになる」となり、お勧めではなく強い注意表示に変わっています。

また、この絵表示以外に、文字で説明がある場合があります。取り扱いや保管の方法、洗い方の注意点など、大事な情報ばかりです。子供服を自宅で洗う時には、洗濯ラベルを必ず確認して、しっかり守るようにしましょう。

クリーニングに出す時はここをチェック

ところで、洋服をクリーニングに出す時、洗い方を一つ一つ店員さんと打ち合わせしていますか?
実は、全国各地の消費生活センターには、「戻ってきたセーターが縮んだ!」など、クリーニングトラブルの相談が多く寄せられています。

その原因の一つは、頼む人とお店との間での確認不足。例えば、ドライ不可なのに、店員さんに水洗いのオプションを勧められて頼んだり、お互いに洗濯ラベルに書かれている注意書きを見落としたり…。

洗濯ラベルには、ドライや水洗いの可否や、ドライの溶剤(汚れを落とす液)の種類を表すクリーニング業者向けの表示もあります。

「クリーニング屋さんはプロだから、いつもお任せ!」という方は多いと思います。でも、大切な子供服をずっと着させてあげるためにも、頼む時は、このマークや細かい注意書きをしっかり見せて、店員さんとと打ち合わせしましょう。

捨てると損するかも!?お洗濯だけじゃない使い方

クリーニングトラブルが万一起きた時、お店に補償してもらうには、預けた洋服の元々の値段や発売時期の特定が必要になります。あなたは、どうやって調べますか?

実は、洗濯ラベルのタグには、その洋服のメーカーや輸入元の連絡先や型番などの商品情報も記載されています。万一の時は、この情報を利用して、直接メーカーや輸入元に問い合わせすると、発売時期や当時の価格、その商品の取り扱い方法などを教えてもらえます。場合によっては、メーカーがトラブルになっている事故品を調べて、見解を示してくれることもあります。

タグを切り捨てたりして、価格・発売時期の情報を確認できないと、補償額の計算ができません。その場合、補償交渉自体できなくなることもあります。そうなると損しちゃうかも?!
トラブルだけではなく、スーツ上下の同じパンツを買いなおす時にも使えるタグの情報、捨てるのはもったいないですね!

*参考・図表出典元:消費者庁「新しい洗濯表示」

いかがでしたか。わかってしまえばカンタン!でも、洗濯ラベルの表示は、洋服を選ぶ時も、家の手の洗濯やクリーニングに出す時にも大事なものでしたね!子供服だけなくママのおしゃれ着まで大切に着続けるために、かしこく活用しましょう!


(文・消費生活アドバイザー
消費者考動研究所 代表  池見 浩)http://profile.ne.jp/pf/consumer-adv-ikemi/
Facebook https://www.facebook.com/ShouhishaKoudou/



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