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こどもの日に作りたい、子どもも大人もみんな 一緒に楽しめる食材とは

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inomasa/gettyimages

離乳食も終わり、大人と同じ食材を少しずつ食べらるようになってきたお子さんと迎えるこどもの日。せっかくならみんな一緒のお料理でお祝いを。今回は、そんな願いを叶えるおすすめ食材とメニューをご紹介します。

監修:
髙窪美穂子 
100%天然素材料理実践家®・フードコンサルタント
http://takakubo-cooking.com/

こどもの日は、大人も子どもも同じ食材 で一緒に楽しもう!

離乳食が終わり、少しずつ大人と同じ食材を食べられるようになってきた時期を迎えると、お子さんは保護者の方が食べているお食事に興味津々に。気づくと、横から手が伸びてくることもあるのではないでしょうか。

もうすぐやってくるこどもの日、お子さんの食への興味をさらに進化させ、食べる楽しさを体感できるメニューを作ってみませんか。今回は、こどもの日:端午の節句の縁起物食材を使って大人も子どもも一緒に楽しめる簡単メニューをご紹介します。

子どもがスクスク育ちますように! 健やかな成長を願う縁起物食材「たけのこ」

y-studio/gettyimages

大人もお子さんも同じメニューを楽しむのにおすすめな食材が「たけのこ」。
春が旬のたけのこは、まっすぐ伸びる姿からお子さんが「まっすぐスクスク育つように」という願いを重ねた縁起物の食材です。
ひな祭りなどと違い、お祝いするのに決まったメニューがないこどもの日だからこそ、自由な発想でメニューを楽しむチャンス。
縁起物のたけのこを一工夫して、大人も小さいお子さんも楽しめるメニューに大変身させましょう。

たけのこをすりおろして使うことで、小 さいお子さんも食べやすく

まだ歯や消化機能が未熟な小さいお子さんでも食べやすく、消化しやすいようにたけのこはすりおろして使います。
水煮の柔らかな部分をすりおろし軽く水を切り、鶏ひき肉と塩としょうゆ少々、つなぎに片栗粉を入れ混ぜ合わせて肉種を作ります。できあがった肉種を小さめにまとめて、油をひいたフライパンで焼きます。
もし、混ぜる時に水分が足りなくて片栗粉がうまく混ざらないようでしたら、少量の水を加えて練ってください。
また、卵アレルギーがないお子さんでしたら、つなぎに卵をプラスすると、さらにふんわり
柔らかな食感になります。
小さいお子さんのために下味はごく薄くして、大人は食べる時にお好みで塩やたれを添えて召し上がってくださいね。

お祝いといえばこの食材は外せない! おめでたい「鯛」を使って、彩りも美しい簡 単蒸し物

hungryworks/gettyimages

おめでたい日に欠かせない、縁起物食材といえば、やっぱり「鯛」!
春の鯛は「桜鯛」とも呼ばれており、上品な白身は味わいにクセがなく消化もいいので、小さいお子さんにもぴったりの食材です。

蒸し器がなくても大丈夫! 白身は蒸すことでふんわり、食べやすく

小さいお子さんでも鯛の白身が食べやすいよう仕上げるのにおすすめの調理法が「蒸す」
こと。
熱い蒸気で蒸し上げることで、白身の食感はふわり、しっとりして、食べやすくなります。
蒸し器がなくても、どのご家庭にもあるフライパンまたは鍋、蓋、そしてオーブンシート
ペーパーがあれば簡単に蒸し物はできます。
大きめに切ったオーブンシートペーパーの上に鯛の切り身、お子さんが食べられる野菜を切ったもの(例えば人参を薄く切ってさらに千切りにしたものやキャベツの千切りなど)を乗せ、キャンディー包みにします。
鯛の切り身が売っていない場合、お刺身用の柵取りを使っても良いでしょう。
浅めのフライパンか鍋に水を1cm程度の深さまで入れ、火にかけて沸騰したら鯛と野菜のキャンディー包みを入れて蓋をし、全体に火が通り野菜が柔らかくなるまで蒸します。途中でフライパンや鍋の水分がなくなりそうになったら、縁から水またはお湯を足します。蒸しあがったらキャンディー包みを取り出し、キャンディー包みの中身をきれいにお皿に盛りつけて完成です。
蒸し器がある場合は、耐熱のお皿に綺麗に盛りつけ、蒸してもきれいです。

使う野菜の彩りを考えて華やかに

使う野菜は、赤や黄色の人参やミニトマトに緑色のキャベツ、白い大根など、お子さんが食べられて彩りの綺麗なものを使うと、見た目も華やかで食欲をそそり豪華になります。ミニトマトは蒸せば皮がとれ、身も柔らかくなるので誤飲の心配はぐっと低くなります。
また、根菜類は千切りにするなど、蒸す時間が短時間でも柔らかくなる切り方を工夫するとよいでしょう。
野菜は加熱すると柔らかくなるだけでなく、甘くなるものが多いので、蒸す調理法はその点でもおすすめです。
お子さんには何も味付けしない状態で冷ましながら食べていただくのが一番いいのですが、もしどうしても味付けを、ということでしたらごく少量の塩かしょうゆを使ってください。
大人は、ぽん酢しょうゆなどお好みの調味料を添えて召し上がってくださいね。

今回ご紹介したほかにも、カツオ、ブリをはじめとする出世魚、海老、よもぎなども縁起物の食材とのこと。無理せず取り入れやすい方法で縁起物をいただきながら、楽しいこどもの日をみなさんでお過ごしくださいね。

(文・髙窪美穂子/100%天然素材料理実践家®・フードコンサルタント)
食物アレルギーに注意して、初めての食材を与えるときはほかの食材とは混ぜずに単品で極少量ずつ与えるのが基本です。

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