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子どもの「野菜嫌い」にはワケがある!【1~2才】の苦手な食材★克服法

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1才を過ぎると、おっぱい・ミルクではなく、食事から大部分の栄養素を取るようになります。

食事は、体や脳をつくるために大切なもの。
しっかり食べてほしいのに、お子さんの「好き嫌い」が多くて悩んでいるママも多いのでは?

でも、食べてくれないのは、その食材が嫌いなわけではなく、ただ「食べにくいから嫌がっているだけ」ということも。
調理法を見直すことで、好き嫌いが解消するかもしれません。

今回は、管理栄養士の太田百合子先生にうかがった「1~2才が苦手な食材」と「食べやすくする調理のコツ」をご紹介します。
この記事のアドバイスが、お子さんの「好き嫌い解消」のお手伝いになるはずです!

歯が少ない1~2才児には、食べにくい食材がある!

「好き嫌いの原因は、 “味や香りが苦手”“初めて見るから食べたくない”など、さまざまありますが、“食べにくいから”というのも大きな理由の1つです」と太田先生。

「子どもの食べる力の発達は、乳歯の発達と関係があります。乳歯が生える時期には個人差がありますが、1才ごろの子どもは前歯が上下4本生えそろった程度。奥歯がないのでかたいものは食べられません。

離乳食が完了する1才~1才4カ月ごろになると、奥歯である第1乳臼歯が生え始めますが、第1乳臼歯が生えそろうまでは、まだ食べ物を奥歯でかみ砕くことはできません。

2才ごろになると第1乳臼歯が生えそろい、第2乳臼歯が生え始めます。
でも、第1乳臼歯はかむ面が小さいので、奥歯でかみ砕くことはできても、大人のようにすりつぶして食べることはできません。

このように、1~2才は歯の数が大人より少なく、大人と同じ調理法では食べられない食材があります。
子どもの歯の発達に合わせて、調理法を工夫してあげる必要があるのです」

【野菜類】には子どもが食べにくい食材がいっぱい!

では、1~2才の子どもにとって、どんな食材が食べにくいのでしょうか? 

「子どもが食べにくい食材」と「その理由」をうかがうと、野菜類にはとくに、子どもの歯ではかみ砕きにくい食材がたくさんありました。
野菜嫌いの子どもが多いのも納得です!

かたくてかみ砕けない【根菜類】

「根菜などのかたい食材は、1~2才の子どもは上手にかみ砕いたりすりつぶして食べられません。
にんじんや大根、かぶなどは、大人用よりも加熱時間を長くして、やわらかくしてあげて。
また、加熱してもかたいれんこんやごぼうは、小さく切ってやわらかく加熱しましょう。
れんこんは、すりつぶしてお焼きなどに混ぜるのもおすすめです」

ペラペラしている【葉もの野菜や海藻】

「ほうれん草やキャベツなどの葉もの野菜、わかめなどの海藻は、食物繊維が多いうえにペラペラしていて、子どもにはかみにくい食材です。
やわらかくゆでて、繊維を断つように小さく切りましょう。
親指と人さし指でこすれば崩れるくらいにやわらかく煮ると食べやすくなります」

口の中で散らばりやすい【ブロッコリーやひき肉】

「ブロッコリーやひき肉など、口の中にパラパラと散らばってしまうものも、子どもは苦手。
あんをからめたり、卵焼きに入れたり、ワンタンの皮で包んだり、お焼きに入れたりしてまとめてあげると、食べやすくなります」

【いも類や肉・魚類】も調理法に工夫が必要

子どもにとって食べにくい食材は、野菜類以外にもあります。
「やわらかいから食べやすいだろう」と思っている食材が、意外に食べにくいこともあるのです。

口の中でモソモソする【いも類、パン】

「いも類やパン、ゆで卵の黄身などは、食べやすそうに思えますが、唾液を吸って口の中でモソモソするので、食べにくい食材。
マヨネーズやヨーグルトなどを混ぜてしっとりさせると、食べやすくなります。

パンはカリッと焼いてトーストにしたり、しっとりフレンチトーストにしても。

また、いも類は水にさらしてでんぷん質を洗い流し、せん切りにして炒めて、シャキッとした食感にするのもおすすめです」

加熱するとパサパサになる【肉・魚類】

「野菜は加熱すればするほどやわらかくなりますが、肉・魚類は加熱しすぎるとパサパサになって食べにくくなります。

片栗粉や小麦粉をまぶしてから加熱したり、卵の衣をつけてピカタにしたりすると、しっとりして食べやすくなります。
また、小さく切るよりも大人と同じ大きさで加熱したほうが、しっとり仕上がります。
加熱してから食べやすい大きさに切ってあげましょう。
とくに肉類は繊維があってかみ切りづらいので、小さめに切ってあげて」

弾力のある【いか、たこ】

「弾力があるいか、たこ、こんにゃくなどは、2才代まではそのままの形で食べさせるのはNG。
食べさせるなら1才7カ月ごろ以降からに。こまかく刻むか、すり身にして食べさせましょう」

いかがでしたか? 
こんなに苦手な食材があるのだから、1~2才の子どもが好き嫌いをするのは、ある意味、当たり前とも言えそう。
お子さんの好き嫌いで悩んでいるママは、「今はそういう時期で、歯が生えそろったら食べられるようになるかもしれない」と、ゆったり構えて、お子さんが食べやすいように、調理の工夫をしてみてはどうでしょうか?(取材・文/ひよこクラブ編集部)

Profile●太田百合子先生
東京・こどもの城で長きにわたり乳幼児の栄養指導を行う。現在は大学や専門学校の非常勤講師のほか、講演会などでもご活躍です。

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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