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お留守番の新しい形、エプロン先生と食育を学べる「かぞくごはん」

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食育とは、食に関する知識や食を選択する力を習得させることで、生きる上で基本となるもの。いわば、子どもに与える最初の教育です。教える内容は、栄養のとり方や食事のマナーなど多岐に渡るのですが、最初の一歩は、「食べること」に興味を持たせること。
2歳ごろになり自己主張が激しくなってくると、好き嫌いや遊び食べが盛んになってきます。そんな子どもたちに食べることに興味を持たせるには、ママの料理のお手伝いで食への好奇心を刺激するのがおすすめ。とはいえ、育児真っただ中のママはとにかく忙しくてゆとりがないため、子どもと一緒に料理をする時間を持つのは難しいのが現実でしょう。
そこで今回紹介するのが、3歳児から利用できる家庭訪問型食育サービス。今年の8月から本サービス開始に向けて行われたデモンストレーションを見学してきました。

こちらもおすすめ→子どもの好奇心を育てる! 毎日の小さな食育ポイント10選

家庭を訪問し、子どもと一緒に料理をする、新しいスタイルの食育サービス


家庭訪問型食育サービス「かぞくごはん」は、新サービスを展開する訪問型保育事業(いわゆるベビーシッター)。訪問型というと、家に来てママの家事を代行してくれたり、手伝ってくれたり、外出の際にママの代わりに子どもと一緒にお留守番をしてくれたり、といったサービスを思い浮かべるかもしれません。けれども「かぞくごはん」は、“子どもの食育”をコンセプトにしているため、「エプロン先生」が家に来て、子どもと一緒に料理をするという、ちょっと違ったサービスが特徴。また、子どもが主体となって料理を作れるように、「エプロン先生」が、子どもの年齢に合わせてサポートをします。

料理や家庭保育のエキスパート「エプロン先生」が教えてくれます


「かぞくごはん」が派遣する食育の家庭教師「エプロン先生」の多くは、厚生労働省のファミリーサポートセンターのモデルとなった団体「エスク」に所属する、調理や家庭保育の経験が豊富なシッターさんたち(今後は「かぞくごはん」の認定を受けた「エプロン先生」たちも活躍していく予定だそうです)。サービスの流れは、以下のようになります。

1. 事前打ち合わせで、子どものアレルギー情報の確認や、作りたいメニューなどをヒアリング。子どもの年齢やできることに合わせて、料理のどの部分に参加してもらうかを想定しておいてくれます。

2. 当日は、家にある材料を見ながら作戦会議。その後必要なものを買い出しに行きますが、それも子どもを連れて、一緒に買い物をします。買い物も食育の一環だからです。

3. 調理が終了したら、配膳、お片づけも一緒に行います。終了後、ご両親のご帰宅が遅い場合はエプロン先生と一緒に食事をすることも可能です(別途料金がかかります)。

子どもの「やってみたい!」気持ちを伸ばしてくれます


子どもはママのまねっこが大好き! だから、料理をしているママにも興味津々です。でも、キッチンまわりはコンロや包丁など、危険なものが多いので、「あまり子どもにお手伝いさせたくない」というママも多いのでは? けれども、言葉の理解が進む3歳ぐらいになると、トマトを洗う、キャベツの葉をちぎるなど、簡単なお手伝いはできるようになりますし、5歳ぐらいでは、包丁の正しい使い方を教わることで、簡単なものなら上手に切れるように。そういった親子ではさせにくいことでも、エプロン先生の導きで体験させてあげられるのも、利点です。

また、好き嫌いが多い子や食が細い子でも、自分が作ったものは残さず食べる子が多いもの。食事のお悩みを改善する策として利用するのも手かもしれません。

エプロン先生とならお留守番も楽しく


「エプロン先生」には保育園などからのお迎えを依頼することも可能です。そのあと買い出しや調理を子どもと一緒に行い、ママやパパの分の食事も用意して、帰りを一緒に待ってもらえます。
食べ物の知識や料理のスキル、生活まわりのマナーなど、たとえて言うならおばあちゃんが孫に伝えてくれる「生活の知恵」を習得しながらのお留守番。きっと子どもは楽しく過ごせますね。

3歳代から利用するなら、“ママやパパと一緒”がおすすめ!


今までにベビーシッターなどを利用したことがない場合、家庭の中に招き入れることに抵抗があるママもいるかと思います。また、初めて会う大人に人見知りしてしまう子もいますよね。だから、3歳ぐらいの子はとくに、最初はママやパパの在宅中に、「エプロン先生」と食育体験をするのがおすすめ。料理をする子どもの姿を間近で見ることができ、普段は見ることができない新たな一面を発見できるかもしれません。

デモンストレーションでは、ママをはじめ、たくさんの大人が見守る中、3歳の男の子と4歳の女の子が「エプロン先生」と一緒に料理を作ってくれました。野菜の皮のむき方や切り方など、「エプロン先生」が子どもに料理を教える様子を見て、「こんなふうに教えればいいんだ」と、ママたちはとても参考になったようです。

関連:食育に効果的?! 「おいしいORIGAMI」で世界の朝ごはんを学ぼう♪

「かぞくごはん」ベータ版にて現在サービス展開中(東京、千葉、神奈川、埼玉)。8月以降は本格サービス開始でサービスエリアを拡大予定だそう。キャンプや農業体験など、楽しい企画も考え中。気になる方は、HPをのぞいてみてくださいね。(撮影・取材・文/白鳥紀久子、ひよこクラブ編集部)

■取材協力/訪問型食育体験サービス「かぞくごはん」

■撮影協力:畳café&bar「くまさん家」

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